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2018年4月25日 (水)

防衛予算をどうする?

先日のロッキードマーティン社によるF-22とF-35の合体案ですが、一体1機いくらぐらいになるのか興味津々です。我が国がF-Xとして購入を打診していた頃は1機200億円くらいと言われていたように記憶しています。現在はF-35が量産され、コストが大幅に下がっていますので、F-35の搭載機器をそっくり流用すれば、5割増しくらいで収まるのかも知れません。

F-35Aの場合は当初の4機を完成品で輸入、残りは国内での組み立てになりましたが、国産部品が割高になることもあって1機が130億円ほどとなっています。もし、同様に完成品での輸入すれば150億円ほどで買える理屈になりますが、交渉事なのでどうなるかは判りません。恐らく100機ほど導入することになると思われますので、総額で1兆5000億円から2兆円と1機50億円の違いとして5000億円も違ってきます。

本年度の防衛費が5兆2000億円ほどなので、単年度で見れば4割近くを、10年かけても4%を占めることになりますので大変大きな買い物であることは間違いありません。現在の防衛費は予算全体の5%ほど、GNPの1パーセントです。以前トランプ大統領が各国の国防費をGNPの2%以上にして、応分の負担をすべきだと主張しましたが、その数字から見れば我が国の防衛費は少な過ぎることになります。では、各国の対GNPを見てみますと

米国    韓国     中国     英国     フランス    オーストラリア

3.3    2.7     1.9     1.9     2.3      2.0

なので、日本の1.0は国際協調の観点からは少な過ぎるように映ります。仮に英国やオーストラリアのように2%ほどに引き上げれば、一挙に倍増できて装備の購入も苦労しなくて済みそうですが、その財源をどうするかが問題です。他の予算を削減するか、それとも増税か、いずれにしても国民の合意を得るのは容易ではなさそうです。    

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