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2018年5月24日 (木)

イスラエルがF-35を実戦投入

ステルス戦闘機のF-35Aは航空自衛隊が導入を進めており、1月26日に1機目が三沢基地に配備されたのを皮切りに今月15日には2機目が、そして明日25日には5機が追加配備されて合計7機の体制になります。そんな折、22日にイスラエル国防軍がF-35Aを世界で最初に実戦投入したと明らかにしました。米軍は既にF-35A、F-35Bを実戦配備していますが、これまでに攻撃任務に就いたことはありません。

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F-35A (出典:防衛省)

報道によれば、イスラエル空軍のF-35Aは中東全域を飛行し、これまでに2回の攻撃を行ったとしていますが、具体的な目標は明らかにされていません。実戦投入についてはある程度予想されたことで、特に驚きはありません。イスラエルとシリア、シリアを支援するイランとの緊張が高まっており、2月にはイスラエル北部を飛行中のF-16戦闘機がシリア側からの地対空ミサイルで撃墜される事件が発生したり、イスラエルが撃墜したイランの無人機を巡って避難の応酬をしています。

やられたらやり返すイスラエルは、都度報復攻撃をしていますが、その中でF-35が行ったのではないかと思われるケースが二つありました。一つ目は5月11日のシリアに展開しているイラン革命防衛隊のロシア製パーンツィリ-S1近距離対空ミサイル・機関砲システムの破壊です。パーンツィリ-S1は対空レーダーを備えており、自車で捉えた目標を対空ミサイルと機関砲で撃墜するシステムですが、公開された搭載カメラの映像では何の対応もしないままに破壊されてしまいました。

二つ目は5月18日に発生したと言われるシリアのハマ空軍基地の爆発で、イスラエルによるミサイル攻撃ではないかと言われていました。

シリアはロシアから様々な兵器を導入しており、防空体制を強化しています。このため、イスラエルも従来のようには簡単にはシリア領内を攻撃できなくなっており、F-35の投入に踏み切ったのではないかと思われます。但し、最新型機であるF-35は機密の塊でもありますので、万一他国領土内で撃墜されれば、機体情報が漏洩する可能性がありますので、我が国としても無関心ではいられません。

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