中国国産空母が試験航行開始
13日、中国が大連で建造を進めていた国産空母が試験航行に入ったと中国国営メディアが伝えました。試験航海は動力機器の信頼性や船体の安定性の検証が目的とされています。この空母は001A型と呼ばれていたものと思われますが、002型であるとの情報もあります。
いずれにしてもウクライナからスクラップ名目で購入したヴァリャーグを改修して完成させたスキージャンプ式空母「遼寧」をコピーした全長315m、排水量5万トンの船体を持ち、J-15戦闘機を艦載するものと思われます。J-15に関してはパイロットの養成が順調に行えていないとも言われていますが、新型空母が就役すれば空母2隻態勢となりますので、これまでの2倍の要員を養成することが可能となります。
現在はスキージャンプ式の空母ですが、中国は以前からカタパルトを備えた空母の建造を目指しており、オーストラリアからイギリス製の退役空母「メルボルン」を購入して蒸気カタパルトの構造を把握したり、電磁カタパルトの開発を急いでいるとされています。
中国は常時1隻以上の空母を運用したいとの構想から、3隻以上の保有を目指していると言われていますので、今後の動向から目が離せません。
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