カシオがデジカメから撤退
カメラがスマホに押され、各社ともコンパクトカメラの売り上げが大幅に減少、ラインナップの縮小を余儀なくされていますが、昨日はカシオがデジカメからの撤退を明らかにしました。
カシオのカメラ部門の2017年度の売り上げは123億円、営業利益は49億円の赤字で、出荷台数は目標の64%に留まったと言うことです。カメラはキヤノン、ニコンの二大巨頭を除くと、どこも売り上げの減少に苦しんでいます。例えばオリンパスの場合は昨年度の売り上げが656億円と前年に比べて16%減少しました。ただし、ラインナップを見直したことなどから、営業利益は逆に21億円の赤字から5億円の黒字に転じています。
これはカシオがデジカメでカメラに新規参入し、いわゆる一眼カメラを持っていなかったのに対し、オリンパスはフィルム時代から一眼レフに参入し、ミラーレスカメラと言う新たな柱を持っていたからで、今回の出来事は、コンパクトカメラにとってはスマホといかに差別化するかの競争が大変厳しい戦いであることを示していると思われます。
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