被災した熊本城元太鼓櫓が倒壊
熊本大地震で石垣が崩れるなどの被害を受け、8月に解体される予定となっていた熊本城の元太鼓櫓が倒壊しました。原因は地震で石垣に大きな損傷を受けて傾いていたところに、今回の大雨で石垣が崩壊し、倒壊したものです。元太鼓櫓は西大手櫓門の外側虎口に建っていましたが、明治になって取り壊され、2003年に木造で復元されていました。
元太鼓櫓の位置関係はこんな具合です。 (出典:国土地理院 地理院地図を加工)
西出丸側から見た西大手門です。石垣左側にわずかに見えるのが元太鼓櫓だと思います。
イメージ的にはこんな平櫓ですが、板張り部分は全面が右側位の高さでした。
熊本城ではこれ以外にも木造復元しながら震災で大きく壊れた建物に飯田丸五階櫓がありますが、今回元太鼓櫓が全壊してしまったのは残念至極ですが、けが人が出なかったのがせめてもの救いでした。
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