「はやぶさ2」が「りゅうぐう」に到着
27日午前、JAXAは小惑星探査機「はやぶさ2」が小惑星「りゅうぐう」に日本時間の午前9時35分に到着したと発表しました。2014年12月に打ち上げられた「はやぶさ2」は、約3年半をかけて順調に航行を続け、速度を落として「りゅうぐう」に20Kmまで接近、逆噴射を実施して高度約20Kmで並走しています。
先代の「はやぶさ」は、初めての小惑星探査機だったこともあってトラブルが続出しましたが、その都度粘り強く対応して到着に到着に漕ぎ着けましたが、今回はほとんどトラブルらしいトラブルもなく、順調過ぎる航行ぶりでした。
26日に撮影の、一段と鮮明になった「りゅうぐう」 (出典:JAXA)
「はやぶさ2」はしばらく高度20Kmからの観測を続けた後、7月末頃に中高度観測1として高度を5Kmまで下げて、更に表面を詳しく観測した後、8月には重力計測降下で高度1kmまで接近します。写真で判る通り、「りゅうぐう」の表面にはかなり凹凸が見られますので、これらの観測で着陸適地を探し、9月から10月にかけて第一回目の着陸を決行する予定となっています。
「はやぶさ2」は合計3回の着陸を行って岩石サンプルを採取し、2019年の11~12月に「りゅぐう」を出発し2020年秋に地球に帰還する計画となっています。
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