関東甲信が梅雨明けと発表
気象庁は昨日、関東甲信の梅雨が明けたと見られると発表しました。梅雨は当該地域の前後の気象状態から梅雨入り、梅雨明けが宣言されますが、発表後に取り消されることもありますので、これで確定した訳ではありません。
関東地方の梅雨明けは通常7月20日前後です。6月中に梅雨が明けたのは、観測が開始された1951年以降初めてで、昨年より7日、平年に比べて22日も早くなっています。
梅雨明けはいくつかのパターンがあります。いずれも太平洋の高気圧が影響しますが、梅雨前線が高気圧に押上げられるか、北の高気圧に押し下げられ、太平洋の高気圧とサンドイッチになって消滅するパターンですが今回は前者です。
本日午前3時の天気図です。 (出典:気象庁HPより)
日本の東にある高気圧が関東地方を覆っています。西日本はこの高気圧のふちに沿って吹き込む太平洋からの湿った暖かい空気の影響で大雨が降りやすい状態となっています。
本日午前7時40分現在の気象衛星写真です。 (出典:気象庁HPより)
西日本に厚い雲がかかっているのが判ります。沖縄に接近している台風7号の雲の様子も見えています。
九州以東が梅雨明けするには、この高気圧がもっと張り出すことが必要になりますので、まだしばらくは時間がかかるのではないかと思います。
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