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2018年7月31日 (火)

イージスアショアは攻撃を誘発する?

もう少しすると来年度の概算要求が出て来る季節となりますが、防衛予算がどのようになるのか注目されます。それもあってか、ここに来てミサイル防衛の切り札として期待されるイージスアショアについて防衛省からいくつか動きがありました。

一つは使用されるレーダーについて、従来説明していたSPY-6からロッキード社が新たに開発するSSRに変更すると明言したことです。SPY-6は現行のSPY-1の発展型なので、メンテナンスなどの点で有利なのですが、米国のミサイル防衛局が米軍が配備して間もない新型レーダーを他国に提供することに難色を示したことで、いつ導入できるかが不透明となり、提供の制限がないSSRを選択せざるを得ませんでした。但し、SSRはこれから開発し、イージスシステムとのマッチングをする流れになるため、我が国が希望する2023年に配備できるかは、こちらも不透明です。

もう一つは価格問題です。当初防衛省は現行のSPY-1を使ったシステム価格から1基800億円としていましたが、新型レーダーを使いSM-3ブロック2Aを運用することから、1基1340億円と明らかにしました。レーダーの性能が上がれば、それに伴ってコンピューター部分もグレードアップする必要がありますから、この程度の価格アップは許容の範囲ではないかと思われます。

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SM-3ブロック2Aです。 (出典:防衛省)

さてイージスアショアの候補地の一つである秋田県では、設置予定地の新屋演習場が市街地に近いことから、有事の際に敵の攻撃目標になると、設置に難色を示しています。これについて、ロシアのスプートニク通信日本版が、核保有国の立場から、これを肯定する記事を載せました。

http://jp.sputniknews.com/opinion/201807315176166/

以下引用です。

~ヴェルホトゥロフ解説委員「ミサイル防衛システムのレーダーは、戦争において最優先の標的です。レーダーを破壊すればミサイルは発見できず、迎撃システムは機能しなくなり、敵に多大な損失を与えることができます。例として、比較的最近の、核戦争を想定したアメリカのプラン『SIOP-98』(※2001年、このプランに関する一部情報が公になった)では、ロシアのミサイル防衛システムの鍵であるレーダーシステム『Don-2N』の破壊が計画に入っていました。それにはなんと69もの核弾頭が向けられる計画でした。」~

いやはや何ともです。米国の核攻撃の想定を紹介する体裁を取っていますが、各保有国の本音を代弁するもので、これではロシアも必要とあれば、日本に何十発もの核ミサイルを撃ち込む用意があると言っているようなものです。では記事にある通り、イージスアショアのレーダーを使用不能にした後はどうするのでしょうか?

ヴェルホトゥロフ解説委員の言葉によれば、イージスアショアを無効化するのは、攻撃するミサイルを防衛されなくするためなので、当然第二波は私たちの頭上に向けられることになります。自衛隊の主力基地や、大都市などがターゲットになることが考えられます。その場合、日本海側の有力都市である新潟市や秋田市もターゲットになることが十分考えられます。つまり、イージスアショアがあるとないとにかかわらず、攻撃される側の中核都市である秋田市は、攻撃される国に損害を与える目的で攻撃のターゲットになり得ると言うことです。だからと言って設置をごり押しして良いとはなりませんが、もう少し広い観点からの議論が必要なのではないでしょうか。

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2018年7月30日 (月)

名古屋城木造再建計画に暗雲

名古屋市は2022年12月に名古屋城天守を木造で再建する計画を立てていますが、その実現に黄信号が灯ってしまいました。河村市長が30日の定例記者会見で明らかにしたところによれば、7月中に文化庁に提出予定だった基本計画について提出を断念したと言うことです。

天守の木造復元には、文化庁の許可が必要で、名古屋市は、31日までに、木造化の基本計画を文化庁に提出する予定でした。しかし、、7月20日、市の担当者が基本計画を提出するため文化庁を訪れたところ、石垣の保全方針について、専門家の了承が得られていないことを指摘され、提出を断念したということです。文化庁は「石垣部会の了解が必要」と主張しているようで、現段階で市側と石垣部会との間で意見の集約はできていません。

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第二次大戦中に空襲で焼け落ちたため、戦後鉄筋コンクリートで復元された名古屋城天守。

元々天守とその石垣は一体のものでしたが、一旦建物が消失してしまうと石垣が新たな文化財となってしまうために、石垣を別個のものとして保全を考慮しなければならなくなっていまいます。とは言っても、天守あっての石垣なので、なんとか双方の折り合いをつけて、一丸となって再建に突き進んで欲しいものです。

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2018年7月29日 (日)

浜松市が健康寿命で男女で1位

厚労省がまとめた2016年時点の政令指定都市と東京23区を対象とした健康寿命の調査で、浜松市が男性73.19歳、女子が76.19歳で、男女共に1位であったことが明らかになりました。健康寿命は、健康上の理由で日常生活が制限されることなく過ごせる期間のことで、全国平均は男性72.14歳、女性は74.79歳でした。

浜松市は2010年と2013年で男女とも1位になっていますが、今回再び1位になったことについて、浜松市の鈴木康友市長は、「地域活動が活発で、気候が温暖なことが好結果につながったのでは」とコメントを寄せています。

何にしろ農業に従事している従業員の質によって、実態は大きく変わりますし、我が国の作業者自体が将来を見据えて賃金の上昇に見合った待遇を受けているかを個々に検証することが重要だと考えます。

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2018年7月28日 (土)

台風12号が接近中

台風12号が北上しています。午前8時現在では北西に向きを変え、本日午後6時には伊豆諸島付近に達する見込みです。その後、深夜には静岡県から三重県にかけて上陸し、西進するものと見られています。

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午前8時発表の進路予想です。 (出典:気象庁HPより)

長いこと人間をやっていますが、東からやってくる台風と言うものは初めてです。これまでのパターンは紀伊半島付近に上陸し、陸上から接近するか、南方海上を北上して直撃するかのいずれかでしたが、今回はこれまでとは全く違うパターンなので、風向きや雨の降り方がどのようになるのか全く見当が付きません。台風が通過すれば南からの風が吹きつけるので、高潮も心配されます。

心配は尽きませんが、とにかく被害が軽微で済むことを願うだけです。

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2018年7月27日 (金)

リムパック2018で海自P-3Cが目標探知できず

ハワイ沖でリムパック(環太平洋合同演習)2018が来月2日までの予定で開催され、元々は周辺国の海軍の連携を深めることを目的としていたのですが、何故か今回は我が国からも海上自隊の他、陸自の12式地対艦ミサイル部隊が参加しています。

標的用の退役艦を使った実射訓練では、航空機からの情報を基に12式対艦ミサイル2発が発射され、標的の戦車揚陸艦ラシーンに見事命中させました。この攻撃訓練では、多くのミサイルの発射が予定されていたので、一撃で沈めてしまうと訓練に支障が出てしまうので、12式の弾頭は爆薬を抜いて発射されました。12式地対艦ミサイルについては想定された通りの結果を残し、まずはめでたしと言ったところですが、気になる情報が上がっています。

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12式地対艦ミサイル発射機  (出典:防衛省)

それは演習に参加していた海自のP-3C哨戒機が標的艦を探す訓練において、恐らくレーダーを妨害するECM装置によって捜索が行えず、代わって米軍のAH-64ヘリコプターと無人哨戒機MQ-1Cによって標的艦を発見したと言うものです。もし、これが事実とすれば、由々しき問題です。潜水艦のみならず、水上艦、いわゆる駆逐艦や巡洋艦のことですが、これらの監視も哨戒機の重要な任務ですが、レーダーを妨害されれば、監視も攻撃もできません。

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P-3C哨戒機です。

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陸自のAH-64Dロングボウです。搭載するミリ波レーダーの探知距離は最大で10Kmです。

P-3Cは米国が開発した哨戒機で、世界中で広く使われています。米軍は現在は後継機のP-8に切り替えていますが、それまではP-3Cが現役の哨戒機でした。P-3CにはAN/APS-115と言う捜索レーダーが装備され、最大探知距離は200Kmと言われています。通常、レーダーの電波は1チャンネルだけと言うことはなく、複数のチャンネルを持っていて、妨害に合えば他のチャンネルに切り替えて対応することになっている筈です。

リムパックは各国がそれぞれ連携して役割を果たすことになっていますので、今回はP-3Cが妨害を受けて、他の航空機がそれを代替するシナリオだったのか、それとも本当に妨害を受けて捜索が出来なくなってしまったのかは明らかにされていません。仮に本当だったとしても、安全保障上詳細が明らかにされることはないでしょうから、真相は判りません。ただ、もし本当に妨害を受けたのなら、自衛隊は簡単な妨害に対して極めて脆弱であったと言うことになります。

シナリオ通りに装備が運用できることを確認するのも演習の目的の一つですが、想定外の事態を洗い出すのも演習の成果です。仮に電子妨害に弱いのが事実としても、それが判れば対策を取れば済む話です。しっかりと演習の結果を総括して欲しいものです。

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2018年7月26日 (木)

終末に台風

昨日の浜松の最高気温は33.3℃で、前日の33.9℃を0.6℃下回り、少し暑さが和らいだ気がしました。本日の予想は31℃なので、やっと本来の気温に戻ったようで、やれやれと思ったら、突然台風12号が発生し、本州中央部に接近・上陸の見通しです。

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台風12号の進路予想図です。 (出典:気象庁HPより)

今後東北から北北東に向きを変えるものと見られますが、28日(土)の午前3時以降は一気に北西へと向きを変え、伊豆半島を目掛けて北上する見込みです。台風の接近によって日照が妨げられますので、現在の高温傾向は一旦治まるものと思われます。しかし、海水温が高いまま本州に接近することは、それだけ台風の勢力を保ったままとなりますので、新たな災害の心配があります。

12号が今後どこまで発達するか判りませんが、現在の最大風速が30m/秒、寸簡最大風速が40m/秒なので、雨風への警戒が必要です。幸い、接近が土日に当たりますので、事前の準備を怠りなくすることで、少しでも被害を少なくできればと思います。

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2018年7月25日 (水)

マクドナルドが成形肉でローストビーフ

消費者庁は日本マクドナルドに対し、成形肉をローストビーフとして販売したのは、不当表示に当たるとして、再発防止を命じました。ローストビーフは、本来牛肉の塊をオーブンなどで焼き上げたものなので、塊肉ではなく成形肉を使った場合は、その旨を消費者に告知しなければならなかったと言うことのようです。

報道によれば、マクドナルドでは昨年8月から9月までの一か月間、「東京ローストバーガー」など二つのメニュー合わせて490万食を販売しましたが、この内半数に成形肉が使われていました。マクドナルドによれば、肉の使用量を増したところ必要な量を確保できなかったとしていますが、額面通りに受け取って良いのか疑問です。

ローストビーフに成形肉を使うのはかなりまずい事態です。ローストビーフは我が家でもたまに作りますが、使うのはもちろん塊肉です。ビーフはレアでも衛生上問題がないとされていますが、仮に表面に菌が付いたとしても表面が十分加熱されていれば、肉の内部がレアであっても問題ありません。ところが成形肉の場合は、加工前の肉に菌が付着していれば、肉の内部に汚染した部位が封じ込められるケースが想定されます。

病原性大腸菌O-157の場合は75℃で1分以上の過熱が必要とされますが、加熱が十分でない場合は、内部の温度が75℃に達しないこともあり得ます。恐らくは調理方法の指定で、75℃以上になるような設定になっていたとは思いますが、調理側が成形肉の使用を知らなければ、レアの仕上がりで調理しない保証はありません。

成形肉は、資源の有効活用の面からは好ましいと思いますが、素材段階で成形肉であることを明示することが必要で、調理済みであっても消費者に成形肉であることが判る明確な表示をするべきだとおもいます。

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2018年7月24日 (火)

熊谷で国内最高気温を観測

いい加減猛暑にはうんざりですが、昨日、埼玉県熊谷市で最高気温41.1℃を記録し、5年ぶりに最高気温の記録を更新しました。この記録のせいで霞んでしまいましたが、当地浜松でも37.3℃を観測し、今夏最高を記録しました。高温が続く地域では、連日35℃以上の猛暑日が続いていますが、当地では猛暑日を記録することは稀です。

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最近一週間の浜松市の気温をグラフにしてみました。7日間の平均が33.4℃で、猛暑日となったのは昨日のみです。とは言っても22日は34.9℃でしたので両日が突出して高かったことが判ります。本日の予想は35℃と昨日よりは低めですが、猛暑日並みの暑い一日になりそうです。

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2018年7月23日 (月)

熱中症情報が危険レベル

今日は今夏一番の暑さの予報です。当地でも最高気温が36~37℃と予想されており、熱中症への警戒レベルは最高ランクの「危険」となっています。全国的にみれば39℃予想のところもありますが、三方を海や川、湖に接している浜松は普段そこまで高温になることはありませんので、最高ランクの注意が必要です。

我が家も今朝起きてリビングに下りたら、室温は早くも30.2℃と早朝にもかかわらず30℃超えでした。幸い湿度はそれほど高く感じられませんでしたので、扇風機で凌いでいましたが、31℃を超えたところでギブアップしてエアコンのスイッチをオンしました。

現在は高校野球の県予選の真っ最中ですが、この時期に行うことについて、いい加減見直す時期に来ているのではないでしょうか。熱中症の被害が出ないことを願っています。

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2018年7月22日 (日)

浜松城石垣の謎

浜松城については、これまで幾度となく当ブログで取り上げて来ましたが、日々新たな疑問が沸き起こるので、いつも無い頭を捻っています。今日は何故家康は浜松城に石垣を築かなかったのかについて考えてみます。

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復元前の天守門跡から見た浜松城天守。

今日では、浜松城の石垣は家康の後に城主となった堀尾吉晴によって築かれたと言うのが定説になっていますが、浜松城の石垣は野面積みと言うこともあって少し前まではこの石垣は家康時代に築かれたと考えられていました。

しかし、遠州・三河地方に本格的な石垣を持った城が築かれたのは、家康が今川館の跡に駿府城の築城を始めた1585年以降で、秀吉の命により堀尾吉晴や山内一豊が浜松城や掛川城に石垣を築いたのは更にその後の1590年に入ってからでした。その間、家康は信長の安土城その他の城を見ていますので、石垣造りの城についての知識は持っていた筈です。遅くても本能寺の変(1582年)の直前には、信長に招かれて安土城を訪ねています。

更に驚くべきことに、家康の配下だった奥三河の鈴木重愛(しげのり)の居城だった市場城(豊田市市場町)は家康が駿府城を築く前の1582年頃に石垣を持った城に改修されています。

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市場城の櫓跡の石垣(手前側)と本丸下の石垣です。

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二ノ丸北側の石垣。石垣の角は算木積みの手法が取り入れられており、最新の技術が用いられていたことが覗えます。今日見られる石垣の多くは、関ヶ原の戦い以降に築かれたものが多く、それ以前にこのような大名ではない武将の城が石垣が築かれたのは大変珍しいものです。このように山間の城としては珍しい石垣を持った市場城でしたが、家康の関東移封に伴う関東への転出を拒んだために改易され、1592年に廃城となってしまいました。

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弘前城に残る土塁です。石垣以前はこうした土塁で城の守りを固めるのが一般的な築城のやり方でした。家康が築き、拡張した浜松城もこうした土塁で築かれており、北条が最後まで立て籠もった小田原城も当時は土塁の城でした。

重愛が石垣で城を改修したことは当然家康も承知していた筈ですし、何より1582年の武田氏滅亡の後は、三河、遠江、駿河、甲斐、信濃の五国、132万石を領有する大大名となりましたので、その時点で、浜松城を石垣造りの城に改修しても良かった筈です。しかし、実際には拡張しましたが、石垣を築くことはありませんでした。

これは推測ですが、甲斐・駿河を領有した時点で家康の心は駿府に向いており、浜松城は駿府城完成までの繋ぎの城となってしまっていたのではないでしょうか。秀吉とは小牧長久手の戦いで戦火を交えたこともあり、最終的には秀吉によって江戸に移封されますが、家康の本心は駿府を居城として五国を統治する構想を描いていたのではないかと思います。なので、家康が駿府城に入り、統治が軌道に乗っていれば、その段階で浜松城の石垣化が行われたのではないかと思いますが、駿府城の天守が完成する間もなく、江戸に移ることになってしまいましたので、家康による浜松城の石垣化は幻となってしまいました。

晩年、将軍職を秀忠に譲って駿府に隠居しながら、国家普請で巨大な駿府城を築かせたのも、この時の無念の思いがあったからではないかと考えます。

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2018年7月21日 (土)

ステンレスボトルにスポーツ飲料で中毒に?

猛烈な熱さが続く中、ステンレスボトルに入れた冷たい飲料は正に一服の清涼剤ですが、気になる記事を見つけてしまいました。何とステンレスボトルに熱中症予防に有効とされるスポーツ飲料を入れると中毒になる可能性があると言うものです。

http://news.nifty.com/topics/sirabee/180721256611/

私もステンレスボトル3個を駆使して、暑さ対策を図っていますが、従来の容量では足りないと感じたので、本日500ccのボトルを購入した直後に上記の記事を見つけショックでした。では何故、ステンレスボトルにスポーツ飲料を入れると危険なのか調べてみました。

そもそも、何故保温ボトルの材質にステンレスを使うのでしょうか?それは、ステンレスが錆びない特長を持っている他に、極めて熱を通し難い性質を持っているからです。熱の通し易さを熱導電率と言いますが、この数字が大きいほど熱を通し易くなりますが、保温ボトルの保温性を良くしようと思えば、熱導電率の低い金属を使えば良いのです。一般的な金属の熱伝導率は次の通りです。

アルミ            117

鉄               83.5

銅              403

ステンレス(SUS304)    15

どうでしょうか、ステンレスが圧倒的に熱を通し難いことが、お判りいただけたでしょうか?

では何故、ステンレスボトルにスポーツ飲料を入れると危険なのでしょう。調べてみると、過去の中毒事故では飲料中に銅の成分が漏れ出して中毒を起こしたことが判りました。
一般的なステンレス保温ボトルは内瓶にSUS304などのステンレス材を使い、保温性を高めるために内瓶の周りを熱伝導の良い銅箔やアルミ箔で巻いた構造になっているようです。長年の使用によって内瓶に穴などが開き、スポーツ飲料が銅箔に触れることによってスポーツ飲料に溶け出して中毒を起こしたことが判りました。

つまり、ステンレスボトルにスポーツ飲料を入れることが危険なのではなく、内部が痛んだボトルにスポーツ飲料を入れると構成材の銅が溶け出す危険性があると言うことですが、実際の発生件数は極めて限定的であるようです。何より、ボトルに損傷があれば、保温性が損なわれます。私もかつて一度だけ経験したことがありますが、ある日急に保温性が悪くなり、ボトルを振ると、カタカタと音がしました。恐らくは溶接部分が脱落し、ステンレスボトルの真空が失われた結果だと思われます。

結論として、ステンレスボトルにスポーツ飲料が危険なのではなく、内部が破損したボトルが危険なのだと言うことが判ってもらえると思います。

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2018年7月20日 (金)

イージスアショアのレーダー問題

北朝鮮の核廃棄問題は、どうやらトランプ大統領が中間選挙への実績づくりを焦って十分な検証の確約をしなかったことが裏目に出つつあり、抑止力としてのミサイル防衛の重要性が返って注目される事態となっています。一方で国内では、地上配備型イージスシステムのイージスアショアの配備が予定される地元の県知事が配備の妥当性について疑問を呈していますが、丁寧な説明が求められます。

さて、そのイージスアショアについて困った事態が発生しています。イージスアショアはイージス艦に搭載されたイージスシステムを、そのまま地上に移設したもので高性能なSバンドのレーダーで捉えたミサイルや航空機の機影を高性能なコンピューターで計算し、最適な迎撃位置で迎撃するシステムです。現在はレイセオン社のSPY-1レーダーが使われており、その探知距離はおよそ500Kmと言われています。

一方、迎撃ミサイルのSM-3が射高500Kmのブロック1Aから射程高1000Kmのブロック2Aに更新されることで、より長距離で運用できるSPY-6レーダーが開発され、2022年から配備される艦船に搭載されることになっています。我が国も当然SPY-6の導入を希望していますが、これに対し米国のミサイル防衛局が最新レーダーを供与することに対して反対を表明しており、導入できるかが不透明になっています。

このような事態を踏まえて、アラスカに設置予定のLRDR(長距離識別レーダー)を開発したロッキード社がLRDRを転用したSSRを供給できることを表明して、イージスアショア商戦に参入しようとしています。基本的な構成は変わらないので、性能についてはどちらも大差はないものと考えられますが、SPY-6は多くのイージス艦に搭載されるのでメンテナンスの上で有利なのに対し、SSRは今のところ日本以外に導入を検討しているところはありませんので、メンテナンスやバージョンアップの方向性が不透明です。また、艦載用のイージスシステムと地上用のシステムとで、運用面の差があることも統合的に運用する上で好ましいことではありません。

とは言っても、我が国が導入予定の2023年にSPY-6を供与される見通しが立たない以上、SSRを排除することもできません。この問題の決定権が米国側にある以上、我が国ができることは限られますが、今現在、問題解決に向けた我が国政府の動きが見えませんんで、早急な働きかけが求められます。

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イージスアショア。建物右側上部の白いものがSPY-1レーダーです。 (出典:防衛省)

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2018年7月19日 (木)

常田富士男さん逝く

俳優の常田富士夫男(ときたふじお)さんが、病気のため今月18日に亡くなっていたことが明らかになりました。常田さんと言えば、「まんが日本昔話」のナレーターとして有名で、訃報を伝える際にも、番組名が使われていました。温和な風貌そのままの、温かみのある語り口は多くの人の心を捉えて離しませんでしたが、私にはむしろ硬派の人としての印象が強く残っています。

常田さんは劇団「民藝」の出身と言うことで、劇団時代に反骨心を培ったのかも知れませんが、ゲバゲバ90分などに出演した際は飄々とした演技で、そのような熱い心はみじんも感じさせることはありませんでした。

私が常田さんの硬派の一面を知ったのは、1973年に放送された市川崑監督、中村敦夫主演のドラマ「追跡」でした。木枯らし門次郎で一躍スターダムにのし上がった中村敦夫が、新聞記者として社会の深層に迫ると言った触れ込みでしたが、ショルダーバッグを肩にかけたり、ベスパ―を駆って登場する様は誠に格好良く、以来ショルダーバッグが欠かせなくなるきっかけとなりました。

毎週食い入るように見ていた「追跡」でしたが、ある時事件が起きました。前衛劇団の旗手、唐十郎が演出した回の作品が、局の上層部の判断で放送見送り、「お蔵入り」となってしまったのです。この処置に唐十郎は激怒、キー局の関西テレビに対し、放送を見送れば今後絶縁すると態度を硬化させました。唐のこの行動に対し、主演の中村のみならず、スタッフも賛同しましたが、この中に飄々とした風貌の常田さんも行動を共にし、番組は打ち切りとなりました。

当時の私は、テレビ局の横暴に対して何故ここまで怒りを露わにするのか、理解できませんでしたが、演劇表現を生業にするものとして、作り上げた作品を視聴者に公開することなく闇に葬る局の態度が許せなかったのだと思います。以来、常田さんを見る私の思いは180度変わりました。そして、人を見かけで判断することは誤りだと気づかせてくれたきっかけとなった事件です。常田さんは単なる好々爺ではなく、熱い心を持った真の俳優だったと思います。

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小1男児が熱射病で死亡

愛知県豊田市の小学校1年の男子児童が、校外学習で約1Km離れた公園まで徒歩で往復後体調の不良を訴え、救急車で病院に搬送されましたが回復せず、熱射病で死亡しました。

事故が起きた豊田市立梅坪小学校では1年生112人が校外学習として9時50分頃から11時30分頃にかけて公園を徒歩で往復しましたが、当日の最高気温は37.3℃、10時から11時にかけての気温は33℃とされています。ただし、これらは気象台が測定した測定器での気温なので、直射日光に照らされたアスファルト上など、実際の路上の温度は33℃よりもはるかに高い数字だったことは容易に想像されます。

当日の服装など詳細は不明ですが、保育園や幼稚園では帽子の後ろに直射を防ぐ保護布が付いた帽子を着用していますが、小学生の着用する帽子には保護布が付いていないのが一般的です。また、愛知県では、当日まで5日連続で高温注意情報が出されていたにも関わらず、救護用の伴走車も用意されておらず、学校側の熱中症に対する意識の甘さが、事故を招いた可能性が大きいものと思われます。

熱中症の場合、体力的に問題がない人でも連日高温下に曝されると、熱中症に対する抵抗力が低下すると言われています。今夏は特に暑い日が連続していますが、スポーツ指導者や学校運営者は正しく熱中症を理解して、このような不測の事態を防ぐ努力を十二分に果たしてもらいたいものです。

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2018年7月18日 (水)

セミが大合唱

暑い日が続き、毎朝セミの鳴き声が賑やかです。夏の風物詩とは言え、こう暑いとセミの声も癇に障ってしまいますが、彼らも地上での短い時間を一生懸命生きているので、我慢我慢です。昨日、ゴミ出しの時に、丁度セミの姿を見つけたので、カメラに収めてみました。

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ビワの木に停まっていたクマゼミです。

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こちらはヒイラギの枝で鳴いているクマゼミ。

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ヒイラギの幹に停まっていたクマゼミ。やや小ぶりなので、雌かも知れません。

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鳴いているクマゼミを後ろから。

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オリーブの木に抜け殻がありました。

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2018年7月17日 (火)

MRJが航空ショーで飛行展示

現在米国で滞空証明取得に向けて飛行試験を続けている三菱航空機のMRJジェット旅客機が、16日、世界最大の航空展示会である英国のファンボロー国際航空ショーで観客の目の前を飛ぶ飛行展示を実施し、飛行展示は成功を収めました。

MRJは国産初のジェット旅客機として期待されていますが、開発が難航し、これまでに5回納期が延長され、当初の予定より7年の遅れとなっています。この間、ライバルのエンブラエルは競合機を開発し、リージョナル市場に参入し、更にボーイングと合併するなど販売面で手痛い状況が続いています。

これまでモックアップや模型の展示などでアピールをしていますが、実機を観客の目の前で飛行させるインパクトには到底及びませんでしたので、今回の飛行展示は同機の開発が順調に進んでいることを印象付ける効果は大きかったのではないかと思われます。現在は顧客をつなぎとめるためにも、2020年にANAへの納入が、絶対に守らなければならない状況となっていますので、今後も気が抜けない状態が続きますが、安全第一で開発を進めて欲しいものです。

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2018年7月16日 (月)

追悼登山で七ツ石小屋へ

昨日のブログにも書きましたが、山の友人の歯ブラシさんが登山中に亡くなった終焉の地を訪ねる追悼登山に行って来ました。彼の最後の山となってしまったのは東京都の最高峰である雲取山(2017m)でした。

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この地図は国土地理院の電子地図「地理院地図」を私が加工したものです。

赤い点線がコースの概要で、奥多摩湖畔の山梨県丹波山村(たばやまむら)が入山口です。

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登り始めは杉の植林帯です。傾斜はそんなにきつくありません。

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登山道脇に廃屋が現れました。かつてはここに居を構えて暮らしていた人々の生活の跡です。

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登る時には全く気が付きませんでしたが、樹林の中に冷たい清水が湧き出る水場があります。

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途中から木々が針葉樹林から広葉樹林に模様替えします。グリーンのシャワーが登山の疲れを癒してくれます。

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平将門伝説の地、堂所(どうどころ)。遺品となった歯ブラシさんの手帳に最後に記入された地名です。ここから傾斜が一変し、それまでの緩やかな登りから息が切れるような傾斜へと変化します。

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歯ブラシさんが辿り着くことが出来なかった七ツ石小屋の裏手です。干してある布団の向こうに、沢から引いた冷たい水が出る無料の水道の蛇口があります。駐車場から小屋までの標準的なコースタイムは2時間35分ですが、我々は2時間25分かかりました。

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七ツ石小屋の内部。壁に今回救命のために使って頂いたAEDが掛かっています。小屋番の方の人柄がにじみ出たアットホームなレイアウトです。山岳コミックの「岳」が備えられていました。

小屋番の方に長時間にわたって当日の様子を伺うことができたばかりか、、お忙しい中を終焉の場所まで案内して頂きました。当日の様子については小屋のブログに詳しく記されていますので、是非ご覧ください。

http://www.tabayama.jp/nanatsuishi/post-1005/

昨日は連休中日とあって、大勢の登山者で登山道は登山者の姿が途切れることがないような賑わいでしたが、ひと月前に、この場所で一人の登山者が倒れたことに思いを馳せる様子は見られませんでした。誰もが自分は大丈夫だと信じているのでしょうが、一分先の未来は誰にも判りません。もし、体調に異変を感じたら、直ちに周囲の人に助けを求め、これからも楽しい登山を楽しんで欲しいと願わずにはいられません。

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ETCが働かない

先週カーナビを交換しました。新しいナビには従来使っていたバックカメラもそのまま接続してもらったので、当然ETCもそのまま使えるものと思っていました。

土曜日の夜、歯ブラシさん追悼登山のために愛車にETCカードを差し込んで高速のETCレーンに進入したところ、突然ゲートが閉まってしまい通行できなくなってしまいました。後続車も困っています。突然のアクシデントで一瞬何が起きたか理解できませんでしたが、ETCの機器が上手く作動していないのだろうということは、ぼんやり想像できました。

係員が来て何か指示誘導をしてくれるのだろうと待っていましたが、一向にその気配がありません。スピーカーから何か音声が流れましたが、良く聞き取れません。どうやら車外に出ろと言っているようなので、降車してスピーカーに耳を傾けると通行券を取って、出口で一般車のゲートで支払いをしろと言うことでした。

従来使っていたのはホンダの純正ナビと純正のETC車載器でした。今回、別メーカーのナビに交換しましたので、ナビへの接続は機能しなくなるかもと思っていましたが、まさか本体機能そのものがストップするとは全く想像できませでしたし、カーショップからも説明がありませんでした。

帰宅して状況を確認すると、ナビ連動型のETC車載器は専用のケーブルで接続され、ナビ本体から電源を供給されていたので、ナビを交換すれば、電源が遮断されて作動しなくなってしまう理屈のようです。従来ETCを使っていたユーザーは当然ETCを利用するので、ショップの側はETCについて、利用できなくなる旨を伝えた上で、新規のETCが必要になることを通知すべきではないかと思いますが、そのような説明は一切ありませんでした。

今後どうするかを、カーショップと相談するつもりですが、カーナビを交換する際は従来機器の引継ぎがどうなるのか、確認が絶対必要です。

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2018年7月15日 (日)

歯ブラシさん追悼登山

先日、ツァーガイドで登山中に病気で急死してしまった歯ブラシさんの終焉の地に、追悼登山に行って来ます。世間は三連休ですが、今日しか動ける日がないので、前夜発の日帰りです。全国的に猛暑が続いていますので、無理をせず、ゆっくりと登るつもりです。詳しいことは帰ってから記事にする予定です。

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登山口にある丹波山村村営無料駐車場。朝になっても続々と車が到着していました。

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駐車場の先にある登山道入り口。ここが雲取山鴨沢ルートの入り口です。

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2018年7月14日 (土)

夏本番

昨日は浜松市のアメダスで34.7℃を記録、もう少しで猛暑日となるところでした。職場は更に暑く、午後4時に確認した時点で40℃と汗がしたたり落ちるほどでした。我が家でも、この夏初めてセミの初鳴きが聴かれました。夏らしいと言えばそうですが、暑い時にセミの声を聴くと余計に暑く感じます。

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昨年撮影したものですが、日付は7月19日です。やはり今年は少し季節の進み方が早いようです。今日も昨日と同じように暑くなりそうです。暑さに負けないように今日も頑張らなくっちゃ。

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京都の白川の流れです。少しは涼しさを感じてもらえましたでしょうか。

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2018年7月13日 (金)

豪雨災害と城郭の被害

豪雨災害による被害は日を追う毎に明らかになって来ていますが、復旧には相当な期間が必要になる甚大な被害となっています。ところで、西日本には現存する天守12の内、弘前、松本、犬山、彦根を除く八つのお城が集中しています。今のところ行方不明者の捜索や被災者の救援に注力している段階なので、城郭の被害の情報は伝わっていませんが、各地のお城のHPを見る限り、大きな被害は出ていない模様です。

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高知城石垣の排水口。高知城は水はけが悪く、山内一豊が入府する前の領主だった長曾我部氏は途中で築城を断念するほどでした。山内一豊は石垣に排水口を設けることで、大雨による被害を防ぐ工夫をして高知城を完成させましたが、大きな被害が出なかったのは、こうした工夫が功を奏したのかも知れません。こうした工夫は松山城でも見られました。

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高知城では石を樋状に突き出して、水流が直接石垣にかからないようにしていましたが、松山城では石垣の表面に沿って流れる仕組みとなっていました。

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こちらは天壇の石垣に設けられた排水口ですが、こちらは高知城と同様に樋状となっています。松山城は完成までに20年以上を要していますので、工事の時期によって工法が異なっているのかも知れません。

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木造天守ではありませんが、当時の石垣の上に再建された岡山城。岡山県でも大きな被害が出ていますが、今のところ石垣に被害は出ていない模様です。

こうして見ると、軍事施設としての性格によるものかも知れませんが、城郭が風水害に対して、強靭さを求められた結果、大きな被害を出さなかったことが良く解ります。

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2018年7月12日 (木)

新車から11年でカーナビ交換

知らない土地に行く時、お世話になるのがカーナビです。目的地の住所や電話番号、それらがないような山奥なら直接地図の地点を指示すれば、到着まで切れ目なく道案内をしてくれます。これまで、北は青森の竜飛岬まで、南は九州の阿蘇まで愛車で旅をしましたが、実はカーナビが内蔵している地図は7年ほど前の内容で、新東名は表示されません。最初の地図も新名神が開通する前のものでしたので、一度新しい地図に更新したのですが、カーナビそのものが廃盤になったために、以後更新は打ち切りとなってしまいました。

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津軽海峡を望む、自衛隊の監視所がある竜飛岬の最先端です。対岸に見えるのは北海道です。

仕方ないので、最近はタブレットで無料カーナビアプリを使って補助していますが、何かと面倒です。また、ナビのテレビチューナーはアナログ仕様なので、デジタル化された現在では外付けのワンセグチューナーを接続していますが、これまた面倒です。
以前、最新のナビに交換することを考え、ディーラーに相談したらびっくりするような費用見積もりでしたので、結局そのまま使い続けることにしていました。

純正ナビに拘っていたのには、バックカメラやETCの情報がナビで見られることが理由でしたが、調べたら純正品でなくても一部の機能を引き継げることが判りました。更にオプション品のドライブレコーダーなら、ナビの画面で操作できることが判ったので、この際思い切って交換することにしました。

昨日取り付け作業が終わり自宅までの間、新しい画面を見ていましたが、やはり長年使ってきた画面と違うので、少し違和感を感じます。慣れるまで少し時間がかかりそうです。

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2018年7月11日 (水)

豪雨被災地で断水続く

西日本を中心とした豪雨災害は昨夜の時点で死者159名、行方不明者57名(集計機関によって差異あり)と合わせて200名以上の人的被害が予想される事態に発展しています。大量の出水により、数メートルの岩を含む大量の土砂が堆積し、救助や復旧作業を妨げています。

しかも昨日時点で、11府県で合わせて27万戸が断水しており、泥まみれになっても洗い流す水が確保できない状態です。幸いにも断水から復旧しても、水が濁っていて飲用に使えないといったところも見受けられるようで、当面は飲料水の確保が急務となっています。

そのような中で呉市の海上自衛隊基地では、護衛艦などを使った風呂の提供が行われ、被災者から好評を博しているようです。風呂には大量の水が必要ですが、護衛艦は海水から真水を作る設備を保有していますので、水不足の中でもこのような運用が可能です。できれば、内陸部の被災地でも開設されると良いのですが、水の問題が解消しないと難しいのかも知れません。

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熊本地震の際、自衛隊が開設した入浴施設。 (出典:防衛省)

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2018年7月10日 (火)

アニサキスに正露丸が効能

サバなどの生食によってアニサキスの被害が急増しています。人間の体内に入ったアニサキスは、これまでの環境と変わったことから胃壁を食い破って内部に進入しようとしますが、数匹でも筆舌に尽くしがたい激痛に襲われるそうです。

アニサキス被害の予防については、これまで塩や酢を使ってしめ鯖にすれば被害に合わないとされてきましたが、実は全く効果はないそうです。アニサキス対策としては、鮮度の良い内に内臓を抜き取るか、マイナス20℃以下に冷凍して24時間おけば完全に死滅させることができるそうです。

さて、そんな恐ろしいアニサキスですが、新たな情報が出て来ました。製造元の大幸薬品によれば、アニサキスの被害に合った場合、正露丸を服用するとわずか1、2分で痛みが和らぐそうで、アニサキスの活動を低下させる効果があるようです。最終的には内視鏡による除去が必要のようですが、それまでの間、痛みを抑えられるのは福音です。現状では治療薬として認可されていませんので、薬効は謳えませんが、薬剤の使用方法としての特許は得ているそうです。

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おいしい鯖の寿司ですが・・・・。

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2018年7月 9日 (月)

本日、東海地方が梅雨明けしましたが・・・

本日、名古屋気象台が東海地方の梅雨明けを宣言して、平年より12日、昨年よりも6日早い梅雨明けとなりました。当地の予報では、今週末から週明けにかけて、連日33、34℃の高温が予想され、一気に真夏の天気となりそうです。梅雨明けは喜ばしい限りですが、一方で梅雨末期の豪雨で広い範囲で大きな被害が出ています。

未曽有の大雨が降った西日本では、平成になって最悪の豪雨災害となっていますが、未だ被害の全容は明らかになっておらず、日を追う毎に犠牲者の数が膨らんでおり、最終的には200人に迫るのではないかと懸念されます。

それにしても政府が非常災害対策本部を立ち上げたのは8日(日曜日)の午前8時ですが、5日の時点で気象庁は東日本と西日本に記録的な大雨が降る恐れがあると発表し、6日午後5時10分の段階で実際に福岡、佐賀、長崎県の各県に大雨特別警報を発令し、被害が出ています。更に大きな被害を出した岡山県倉敷市一帯に大雨特別警報が出されたのは6日の午後10時40分でした。

その間、この問題に関して官邸は全くの放置状態で、今になって「救命・救助、避難は時間との闘い」などと言い出しましたが、あまりに遅すぎる対応で、もっと早く動いていれば被災地の行政や住民の対応も違ったものとなり、被害も抑えられたのではないかと思われてなりません。

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2018年7月 8日 (日)

タイの洞窟から少年4人を救出

西日本の未曽有の大災害で人的被害が拡大していますが、同じように大雨で洞窟に閉じ込められていたタイの少年たちの内、現在までに4名が洞窟の外に救出されたと言うことです。現地では安全第一で救出策を検討していましたが、今後再び大雨が予想され、水位が上昇する危険あることや、排水作業によって洞内の水位が下がったこともあって、救出作業に着手した模様です。

当初、避難場所からは、水面下のかなり狭い部分を通過しなければならず、リスクが高いとされていましたが、水位の低下によって難易度が下がったのか、もしくはルート工作によって問題部分を拡幅したのではないかと推測しますが、現時点では詳しいことは判っていません。

何にしても、先行した4人が無事洞外に出られたことで、残るメンバーについても、救出されるのは時間の問題ではないかと考えられますので、今回の遭難事故については、大きな山場を越えたのではないかと考えます。

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2018年7月 7日 (土)

豪雨被害広がる

西日本を中心に豪雨災害の被害が深刻さを増しています。本日午後9時時点で、死者は広島県の23名を筆頭に愛媛県で18名など全国で49名、行方不明者は広島県の21名など全国で48名となっています。

今回の豪雨は、同じ場所に長時間大量の雨が降り続けるのが特徴で、土砂災害と共に洪水による被害が広がっており、時間の経過と共に更に拡大する可能性があります。既に地面が大量の水分を含んでいますので、今後は少しの雨でも被害が出る可能性が十分考えられます。
梅雨前線の活動もやっと弱まりを見せ初め、来週には梅雨が明ける可能性がありますので、今しばらく細心の注意が求められます。
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南アルプス青薙山西面の崩壊地、通称青崩れの斜面です。

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2018年7月 6日 (金)

大雨続く

台風7号がもたらした南の海上からの湿った空気が梅雨前線を刺激して、日本の広い範囲で大雨が続いています。先日も北海道で河川が氾濫しましたが、現在も高知県安芸市の安芸川が氾濫していますし、京都市の桂川にかかる渡月橋が氾濫の恐れがあるとして通行禁止となったり、鴨川が増水して河川敷が水没する状況となっています。その他、先日土砂暮れによってJR高山線が不通になった下呂市でも再び土砂崩れの危険が危惧される事態となっています。

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鴨川の河川敷に設けられた川床と遊歩道。現在、増水によって遊歩道は完全に水没しています。

各地で降り始めからの雨量が200ミリを超えていますので、今後新たな降水がなくても土砂災害の危険性は高まっていますし、降雨量によっては洪水の恐れがありますので、気象情報から目が離せません。この雨は日曜日まで降り続く予報が出ていますので、その間は最新の注意で警戒が必要です。

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2018年7月 5日 (木)

体重激減

昨年9月から現在の仕事先で働いていますが、仕事中に結構汗をかきます。昨年の9月もそれなりの暑さでしたが、今年は春先から例年にない暑さで、早くも夏本番の暑さです。

職場は3カ所で、工場内での作業、3.5トントラックの運転、別棟の倉庫内でのリフト運転なのですが、先日工場内の温度計を見たら36℃でした。トラックも晴れた日には屋根が焼けているので運転席はサウナ状態ですが、旧型でエアコンはありません。

こんな状態なので水分補給は欠かせず、冷たいお茶とスポーツドリンクを飲んでいます。夕方帰宅して、発泡酒の晩酌で喉を潤すと渇きも癒されるので、これで足りていると思っていました。ところが一昨日、入浴の際に体重を測ったら、なんと56.1Kgと何十年振りの56Kg台でした。今の仕事に就いてからシェイクアップ効果か、体重が減少気味でしたが、それでも春頃には58Kgほどでしたので、あっさり57Kgを割り込み、56Kg台の前半になっているのには驚きました。

昨日は意識的に水分を多く取るようにしましたが、これが幸いしたのか昨夜の測定では56.8Kgでした。今の時期は水分摂取が多めなので、直前の水分補給によって数値は変動気味だと思いますが、それでも57Kgを切っていますので体重が減少しているのは間違いありません。今のところ思い当たる自覚症状もないので、重大な病気の影響ではないと思うのですが、短期間の体重の変化には要注意なので、当面体調と体重についてしっかりチェックしなければと思っています。

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2018年7月 4日 (水)

タイの洞窟で不明の13人が生存

W杯のベルギー戦で日本中が沸く少し前、タイの洞窟で行方不明になっていた少年ら13人が、救助隊によって10日ぶりに発見されました。発見場所は入り口から5Kmも入った地点で、少年たちは大きな岩上の上に固まっていたと言うことです。

救助隊は英国の潜水部隊の隊員たちだったようですが、タイ政府は少年たちに潜水の訓練を受けさせた上で、潜水をさせながら救助する意向だということです。

一報を見た時は正直信じられませんでした。行方不明から10日も経ち、何の手掛かりも得られていなかったからです。タイは現在雨季で、大量の雨が降って増水した水が洞窟に流れ込んで通路を水没させています。タイの大雨ではかつて、日本企業の入った工業団地が水没して大きな被害が出たこともありました。一般的に遭難した場合、体温が確保できて飲料水があれば、相当期間生存は可能と考えられています。しかし、確実に救助が行われるなどの見通しが得られない場合には、絶望した人から生命力が失われていくと言われています。

今回、水に閉ざされた洞窟の奥で、救助を信じて絶望しなかったことが生存につながったのではないかと思いますが、それでも真っ暗な闇の中で10日間を生き抜いたのは大変なことだと思います。救出には多くの困難が立ちふさがっていますので、楽観はできませんが、現在はサポート隊が付き添って食料なども届いているようなので、無事救出されることを待ちたいと思います。

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2018年7月 3日 (火)

陸自が独自の輸送艦の保有を検討

陸上自衛隊と言えば戦車や装甲車などを装備して陸上において国土防衛を目指す組織ですが、その陸自が独自の輸送艦の保有を検討していることが明らかになりました。

自衛隊は陸・海・空の三つの組織に分かれていますが、それぞれの基地への補給や物資輸送はそれぞれの輸送機やヘリコプター、トラックなどで行っています。中でも陸自の場合は、離島である沖縄本島や対馬を除けば、基地は北海道・本州・四国・九州の陸地に限られていました。ところが、中国の軍事的圧力に備えるため、最西端の島である与那国島に沿岸監視隊を駐留させ、石垣、宮古島に警備隊や対空ミサイルや対艦ミサイル部隊を配備する計画が進められています。

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南西諸島の位置関係はこんな具合です。 (出典:国土地理院の地理院地図を加工)

部隊が離島に配備されれば日常的に補給が必要となります。陸自は航続距離の長いV-22オスプレイの導入を進めていますので、少量の人員や物資はオスプレイでの輸送が可能ですが、戦車やトラック、装甲車などの大型車両の輸送はできません。また海自が保有するおおすみ型輸送艦は3隻しかありませんので、定期修理などを考えれば日常的な輸送に投入するのは問題がありそうです。

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我が国が3隻しか保有していないおおすみ型輸送艦です。 (出典:海自HPより)

そこで、陸自が自由に運用できる輸送艦を導入することを考えたのではないかと思いますが、大賛成です。我が国は四方を海に囲まれている割に、他国と比較して輸送艦の数が少な過ぎます。中国軍の場合、大型輸送艦に限っても45隻を保有し、運搬できる車両は合わせて450両なのに対し、我が国はわずか3隻で、運搬可能な車両の合計も1割程度の54両です。

また輸送艦は災害時にもヘリの発着拠点としての機能や、医療施設としての役割を果たしますので、予想される大規模地震への備えとしても導入は意義のあることと考えます。

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2018年7月 2日 (月)

クロスバイクのタイヤ&チューブを交換

6年前のお正月に、初売り特価となっていた27インチのクロスバイクを買いました。クロスバイクと言うのはロードランナーとマウンテンバイクのいいとこ取りをした自転車で、やや細身のタイヤでそんなに長距離ではないアスファルトの道路を快適に走ることができます。

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こちらが購入当日に写した写真です。このバイクは入門用で、衝動買いするような価格設定でしたが、主要パーツがシマノだったので、すっかりその気になってしまいました。

想定した用途は、ちょっとした買い物などの街乗りや車に積んで目的地周辺を走るためでした。購入当初は頻繁に乗っていましたが、その内にやたら空気が減るようになり、たまに乗るたびに空気の充填が欠かせなくなってしまい、昨年にはとうとうすっかり空気が抜けてしまうようになってしまいました。良く見るとタイヤ表面が劣化してひび割れができています。これはタイヤ交換が必要だと直感しましたが、昨年は手術をしたこともあり、そのままとなってしまいました。

今年になって物置でほこりを被っている姿を見て、タイヤ交換のことを思い出し、購入した店で費用を尋ねた所、約14000円かかると言われ、ちょっと考えてしまいました。5年乗った自転車に新たに14000円を支払うのか、それとも新たに新車を購入すべきか、難問です。

で、出した結論がタイヤの交換です。ちょっと大きな出費ですが、今更高級車を購入して長距離を走るつもりもありませんので、このバイクに乗れるだけ乗ろうと決めました。費用の内訳はタイヤ2本が9900円、チューブ2本が1700円、交換工賃が2500円で合計14100円です。浅ましい魂胆ですが、元が取れるよう、今まで以上にバイクを利用したいと思っています。

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2018年7月 1日 (日)

民間開発ロケットMOMO2号機の打ち上げに失敗

堀江貴文氏が出資するベンチャー企業インターステラテクノロジズ社(IST)が独自開発し、高度100Kmの宇宙への打ち上げを目指している液体燃料ロケット「MOMO」2号機が、6月30日午前5時30分に北海道大樹町の発射場から打ち上げられましたが、離床後4秒で地上に落下し、機体が炎上して打ち上げは失敗しました。

ISTは昨年の7月30日に「MOMO」1号機を打ち上げましたが、飛行の様子を送信するテレメトリーが途中で途絶したため、打ち上げから66秒後、高度20Km付近で地上からの指令でエンジンを緊急停止し、機体は海上に落下しています。

この時のトラブルの原因は、機体の強度不足によって打ち上げ時の振動で機体が破損、テレメトリーの電源ケーブルが切断したものと考えられたことから、機体の強度を増す改良が加えられていました。その後、燃料などの制御を行うバルブ系の不具合が見つかり、別の部品に切り替えるなどの措置を取っていましたので、今回の打ち上げには大きな期待が寄せられていました。

ロケットに使用している液体燃料ロケットはISTが独自開発したものですが、予め地上で燃焼試験をして、信頼性を確認していますので、このようなトラブルが起きるのは想定外と言えます。同社は更なる打ち上げを目指すとしていますので、徹底した原因究明を行い、次回の打ち上げでは是非成功することを期待したいと思います。

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