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2018年8月27日 (月)

総合火力演習2018

昨日午前、東富士演習場内において、陸上自衛隊の総合火力演習が行われました。演習は陸自が配備している各種装備による実弾射撃を行う前段と、離島奪還のシナリオに沿って各部隊が展開する後段の二部構成で行われ、人員2400名が参加しました。

前段は雲が低く立ち込めていたため、遠距離の射撃では着弾の様子を直接見ることができず残念でしたが、それでも各所に設けられた的を正確に射抜く精度の高さを何度も見ることができました。

今回の目玉は初登場の16式機動戦闘車と水陸両用のAAV-7です。16式機動戦闘車は8輪のタイヤを持った装甲車で74式戦車と同じ105ミリライフル砲を装備しています。戦車の場合は履帯(キャタピラー)でしっかりと車体が保持されますので、砲撃の際も車体が大きく揺らぐことはありませんが、装輪車両の場合は反動によってタイヤに大きな力が加わりますので、正確な射撃を行うのには精密な車体コントロールが必要です。

今回様々な条件で射撃を行いましたが、真横に向けての射撃でも車体に動揺はなく、完成度の高さが見て取れました。機動戦闘車はその名の通り、機動性の高さが売り物ですが、有事の際は装輪式の取り回しの良さを生かして素早く展開することが期待されます。

Photo

機動戦闘車の試作車両。 (出典:防衛省)

一方のAAV-7ですが、離島奪還と言うことで輸送艦から発進して離島に上陸の想定で、車体前方の波切板を前面に立ちあげて登場しました。一旦停止して波切板を車体下部に収納する場面が披露されました。AAV-7には機動戦闘車のように砲撃はできませんが、射程1500mの擲弾(てきだん)発射機が装備されており、これで遠方の敵を攻撃可能です。AAV-7は海岸線で運用されるイメージが強いのですが、東富士演習場で走行しても何ら違和感はありません。陸上での兵員輸送用としての用途ももっと考えられて良いのかも知れません。

Aav7_2

波切板を立てて航行するAAV-7です。  (出典:防衛省)

昨日使用された弾薬は約36トトン、3.9億円と言うことですが、国民に向けた防衛費の使途を明らかにする意味がありますので、年1回だけでなく規模を縮小しても、もっと回数を増やすことが検討されても良いように思われます。

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