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2018年9月 7日 (金)

北海道大規模停電続く

昨日発生した胆振東部地震によって、北海道全域で停電が発生しました。震源に近い苫東厚真(とまとうあつま)火力発電所が停止したことにより連鎖的に発電網がダウンしてしまうブラックアウト現象が発生したことによると考えられています。苫東厚真発電所は165万キロワットと北海道電力全体のおよそ40%を発電しているメインの火力発電所でした。この内1、2号機で配管が破損、4号機で火災が発生したことにより復旧には1週間程度必要になると見られています。

この停電により、被災者は更に不便な夜を送ることになりましたが、もっと深刻なのは病院運営でした。停電によって手術などが行えないので、新規の患者の受け入れを中止する病院が続出しました。非常用の発電装置をもっている所でも、長時間の運用を想定しておらず、燃料切れに追い込まれる所も出てしまいました。

北電では順次停止した発電所を再稼働させており、本日午前6時までに130万戸への送電を再開しており、今後伊達火力発電所が稼動できれば、本州からの送電分と合わせて312万キロワットが確保でき、更に多くの家庭に供給が再開できるものと見込まれます。但し、312万キロワットは停電前の最大需要電力の380万キロワットの82%に留まりますので、完全な復旧は苫東厚真発電所の再開を待つことになります。

現在は停電の復旧が急務ですが、電力の安定供給のためには発電所の分散化が必要です。新たな発電網の整備が急がれますが、安定供給のためには現在停止中の泊原発の再稼働も視野に入れた検討が必要になってくるものと思われます。

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風力発電のプロペラの向こうが現在運転休止中の中部電力浜岡原発です。

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