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2018年10月 5日 (金)

現存12天守登城制覇

本日、国宝の犬山城を訪問しましたが、これで現存する木造天守の城の12城全ての訪問が完了しました。我が国には多くの城が築かれ、木造の天守がを持った城が明治まで残っていましたが、廃条例によって取り壊されたり、空襲によって消失したりして、現在は以下の12城しか残っていません。

北から弘前城、松本城、犬山城、丸岡城、彦根城、丸亀城、高知城、宇和島城、松山城、姫路城、備中松山城、松江城の12城です。この内、弘前、松本、姫路、松江の各城には複数回訪れていますが、何故か一番近くにある犬山城にはこれまで行ったことがありませんでした。本当は南アルプス南部に登山の予定だったのですが、まさかの台風の襲来とあって急遽お城巡りに変更しました。

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犬山城第一駐車場付近から見た犬山城天守。木立が多いので、東側からの展望はあまり良くありません。

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本丸を守る鉄門(くろがねもん)。鉄筋コンクリートで復元されたものです。天守の石垣は野面積みですが、鉄門左側の石垣は打ち込み接ぎとなっています。

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鉄門内側から見た天守。犬山城の天守は国宝で、かつては日本最古の天守と言われていましたが、現在では1、2階部分は1601年、望楼部は1620年とする説が有力となっています。では、最古の天守はと言いますと、福井地震で倒壊し、その後従来の部材で再建された丸岡城が1600年以前と考えられていますが、それを裏付ける物証がないため、推定の域を出ないままとなっています。

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高い石段が特徴的な丸岡城天守です。

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真下から見上げた小牧城天守。

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天守内部。

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天守最上階に展示されている国宝指定書。展示されている国宝指定書を見るのは初めてです。

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天守内部から見た本丸の内側。犬山城は天守こそ残りましたが、残念ながら、その他の遺構の多くは廃城に伴う激動の歴史の中で失われてしまいました。姫路城や松山城、熊本城などで、比較的良好な形で遺構が残されたことは本当に幸運だったと思います。

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