丸亀城石垣が崩壊
国の重要文化財で、現存する木造天守12城の一つである四国丸亀城の石垣の一部が8日午前10時15分頃、崩壊してしまいました。台風24号による大雨の影響と見られます。丸亀城は高い石垣で有名なお城ですが、400年の歳月を経て石垣の劣化が進んでしまったようです。
丸亀城には今年の5月に訪れましたが、その時既に亀裂が発生していました。①の部分は一部崩落しており、②、③の部分で亀裂が目立っていました。今回は③の部分が④の点線の範囲で完全に崩壊してしまったものです。
丸亀城には立派な石垣が残されていますが、植物の除去など十分な管理が行われているとは言えないようです。
丸亀市の人口は約11万人です。文化財の保護に十分な予算が割けない事情があるのかも知れませんが、事前に兆候をつかみながら、崩壊を防ぐことができなかったのは大変残念です。県や文化庁の責任も大きいのではないでしょうか。
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コメント
8日に「帯曲輪石垣」が崩れた丸亀城で被害が拡大し、今度は、その上部の石垣が崩壊してしまったと言うことです。
昨日の写真の④の点線の上部に位置する「三の丸坤(ひつじさる)櫓石垣」が9日午前4時頃に崩壊してしまいました。下部の石垣が崩れたことにより、微妙なバランスが崩れてしまったのかも知れません。
投稿: 雨辰 | 2018年10月10日 (水) 10時35分