本庶佑氏がノーベル医学生理学賞
本年度のノーベル医学生理学賞が本庶佑(ほんじょたすく)京大特別教授に授与されることが明らかになりました。授賞理由は「免疫の働きの低下を防ぐがん治療法の発見」で、画期的な、がん治療薬「オプジーボ」開発のきっかけとなりました。米テキサス大のジェームズ・アリソン教授との共同受賞となります。
本庶氏は2012年から2017年まで、静岡県立大の理事長を務めており、2014年の浜松市出身の天野浩氏に続く、県内関係者の受賞となります。これで日本人(対象業績当時の国籍)のノーベル受賞者は26人となりました。
昨今、ノーベル賞受賞者を中心に我が国の科学研究費の縮小化が問題となっていますが、改めて基礎研究の大切が浮き彫りとなった感じです。将来的な研究成果の見通しが、必ずしも明確でないために、企業では予算が付けにくくなっているようですが、純粋な学問的な研究が行える大学において、研究の門が狭くなることには憂慮の念に堪えません。文科省、財務省の方針転換を期待したいところです。
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