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2018年11月10日 (土)

フランシス・レイ死す

60年代半ばから70年代にかけてヒット曲を連発した、フレンチポップの雄として一世を風靡したフランシス・レイ氏(享年86歳)が亡くなりました。

フランシス・レイは、鬼才と言われたクロード・ルルーシュ監督がカンヌ映画祭でグランプリを取った「男と女」(1966年)の主題曲で一躍世に知られる存在となりました。翌々年にはホンダのペダル付バイクが小道具として使われた、ルノー・ベルレーとナタリー・ドロン(アラン・ドロン前夫人)のほろ苦い恋物語を描いた「個人教授」、そして彼の名を不動のものにしたグルノーブル冬季オリンピック記録映画の主題曲であった「白い恋人たち」を立て続けにヒットさせました。そして1970年には世界的大ヒットとなった「ある愛の歌」の主題歌をヒットさせた、この時代の映画音楽に欠かせない存在となりました。

今日、日々様々な映画が封切られていますが、後々まで記憶に残る主題曲がどれだけあるでしょうか。ちょうど私の青春時代と重なったこともありますが、彼の覚えやすく美しいメロディは多くの人の心を捉えました。恐らくこのような作曲家は二度と現れないのではないかと思いますが、自分が何も判らない、来たこともない遠くに来てしまったかのような寂しさを感じずにはいられない思いです。

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