「こうのとり」7号機が帰還に向けて出発
ISS(国際宇宙ステーション)にドッキングしていた日本の宇宙船「こうのとり」7号機は本日未明にISSを離れ、地上に向かう軌道に向かいました。「こうのとり」7号機はゆっくりと地球を周回しながら高度を下げ、11日の午前7時前に大気圏に突入して太平洋上で燃え尽きる予定となっています。但し、今回は先端に物資を回収するための小型回収カプセルを搭載しており、パラシュートで減速して南鳥島付近の海上に着水して回収することになっています。。「こうのとり」7号機は日本列島を北西方向から南東側に向かって横切る形となりますので、晴れれば各地でこの様子を見ることができるものと思われます。
宇宙からのカプセル回収は既に「はやぶさ」で、小惑星イトカワからのサンプルを持ち帰ることに成功していますが、この時はオーストラリアの陸上でした。海上への着水はジェミニ計画など、米国が過去から幾度となく成功させていますが、我が国にとっては初のチャレンジになり、成功が期待されます。
こうのとりの話題をもう一つ。中日新聞が伝えるところによれば、今月上旬から浜名湖北部の水田に放鳥したコウノトリが飛来しているようです。識別タグによればこのコウノトリは生後7か月の雌の「歌」だと言うことで、9月30日に和歌山市内で見られて以来行方が確認されていませんでした。
浜松へのコウノトリの飛来は2016年の7月以来ですからおよそ2年振りとなります。この時のコウノトリは静岡市周辺に留まっているようですが、「歌」も浜松が気に入って長期滞在してくれるとうれしいのですが、果たしてどうなりますでしょうか。
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