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2018年11月27日 (火)

エアフェスタ浜松2018 その2 地上展示編

今回は地上展示についてです。エアフェスタの場合、会場上空を飛行して観客に見せる展示を飛行展示と言います。これに対し、地上に機体や機材を並べて展示するのを地上展示と言います。実際に飛ばないのは残念ですが、その反面近くからじっくり見学できると言う利点があります。

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会場に入って直ぐに目に飛び込んで来たのが早期警戒管制機(AWACS)のE-767です。エアフェスタでは、この場所は毎年不変で、定位置となってなっています。この機体が展示されるのは配備元である浜松基地だけです。

いつもはこの後ろに早期警戒機のE-2Cが展示されているのに、今年は見当たりません。あれっ、と思って会場内を探してしまいました。

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ありました。今年はメイン会場である格納庫前のエプロンに展示されていました。E-2Cは、元々米軍の空母で運用する目的で開発されたので、翼を畳むことができるようになっています。何故か地上展示の際はいつも翼を畳んでいます。

展示場所の変更について自衛隊側の意図は不明ですが、現在三沢基地の601飛行隊、浜松基地の602飛行隊、那覇基地の603飛行隊を束ねるのが浜松基地にある警戒飛行隊本部です。防衛省では、来年度警戒飛行隊を警戒航空団に増強する予定にしていますので、再度浜松市民にもPRをしておこうと思ったのかも知れません。

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こちらが翼を広げた状態です。後方に任務から帰ったE-767が見えています。主翼を広げたE-2CとE-767が1枚の写真に納まるのは大変珍しいシーンです。

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エアフェスタ用の特別塗装のT-4練習機です。来年は日本でラグビーのW杯が開催されますが、静岡県でもエコパスタジアムでも試合が行われる他、外国チームの滞在先にもなっていることから、主翼の付け根にW杯のポスターが貼られています。

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こちらはゆるキャラの「T-4・マン」です。今まで乗り物系でのキャラクター化はありましたが、着ぐるみは初めてではないかと思います。幼児に人気がありました。

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新型輸送機のC-2です。配備先の鳥取県美保基地から飛来して来たものです。エアフェスタ終了後は美保基地に向かって飛び立って行きました。

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C-2輸送機内部です。C-1輸送機と比べると随分広くなった印象で、見学者が2列で十分すれ違いができるだけの横幅が確保されています。

貨物の積載量については、機体強度の補強によって、機体重量が増えたので、当初予定した重量が積めないのではないかと言われていましたが、説明パネルには貨物重量36トンと記載されていました。

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飛行展示写真でも取り上げたT-400練習機です。こちらも教育隊の移転を控えてのPRではないかと思います。

その3に続きます。

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