びっくり仰天、ゴーン会長が逮捕
晴天の霹靂とはこういうことを言うのでしょうか?昨夜日産のカルロス・ゴーン会長が逮捕されました。容疑は金融商取法違反と聞きなれない罪状ですが、要は報酬をごまかして過少申告した内容を有価証券報告書に記載したと言うことのようです。
夕方テレビを付けたら、「カルロス・ゴーン会長逮捕へ」のテロップが流れて、びっくりしました。どうやら過去5年間に報酬を50億円過少申告していたとのことです。元々の報酬が年間およそ10億円と言われていましたので、その倍の報酬を受け取りながら、それを隠蔽していたと言うことで犯情はかなり悪質です。
しかし、中小企業の経営者ならともかく、大企業のトップが自分の報酬を隠すことなど思いも寄りません。役員報酬については株主総会に諮ることになっていますので、総額については公表されています。もし公表された以上の金額を支払うのならそれなりの名目が必要になりますが、社内手続きをどのようにしたのかが気になります。
今朝になってから、海外の4カ所にある自宅の費用を支払わせる手口だったと言うことですが、それらは当初の報酬に含まれるべき話です。今回の逮捕劇は、日産側からの告発に基づいて行われたようですが、果たしてどのような闇が潜んでいるのか、今後の推移が注目されます。
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コメント
ゴーン容疑者の手口が判明しました。それは基準とする株価から株価が上昇した場合に、報酬が支払われる権利(ストック・アプリシエーション)40億円分を記載しないと言う方法です。他の役員はこうした権利を記載しており、同容疑者にも記載するよう進言しましたが、聞き入れなかったと言うことで、極めて悪質な行為です。
投稿: 雨辰 | 2018年11月20日 (火) 21時47分