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2018年11月17日 (土)

大雪時、全ての車にチェーンを義務化

近年、思わぬ大雪によって何日も交通がマヒする事態が多発しています。2014年2月14日には日本各地で大雪に見舞われ、山梨県の河口湖では143cmの積雪を記録しましたが、9県で26名の死者を出しました。次いで、同年12月には四国の山間部で積雪があり、愛媛・徳島の県境付近で8号線が大雪に見舞われ、福井市で136cmを記録、1500台が60時間以上立ち往生する事態となりました。

このような事態を受けて国交省は、今冬から大雪警報が発令された場合、全ての車両にチェーンを装着することを義務付ける方針を固めました。報道によれば手始めに過去に立ち往生のトラブルが発生した20地点を対象に、区間を示す新たな標識と監視カメラ、チェーン着脱所を整備すると言うことです。これまで冬用タイヤを装着した車両についてはチェーンの装着は猶予されていましたが、冬用タイヤの車が立ち往生を引き起こすケースが全体の75%を占め、その内チェーンを未装着の車が89%だったことから、冬用タイヤの車両にもチェーンの着用を義務付けることにしたものです。

罰則は厳しく、違反したものには六か月以下の懲役、または30万円の罰金が科せられます。チェーンの価格は様々ですが、高くてもせいぜい数万円なので、雪道を走る人は30万円の罰金を払うよりもチェーンを常備しておくことをお勧めします。

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