浜松城発掘説明会
またまた浜松城の話題で恐縮です。今日は浜松城の第24次発掘調査の現地説明会が催されましたので、出掛けて来ました。市民の関心も高く、今回も多数の方が参加していました。
天守曲輪内側石塁の東南隅の屈曲点です。今日は雲が多く、少し肌寒い気候でしたが、写真を撮る上ではコントラストが和らいで好都合でした。説明会なので、現場も整理され、良い状態で撮影できるのはありがたい限りです。
天守曲輪南側の石塁と発見された大量の瓦です。現在のところ、江戸時代以前の様式のものしか確認されておらず、堀尾吉晴が築いた建造物に使われていた可能性が極めて高いものと見られています。
問題の櫓の礎石と見られる平たい石です。上の写真の石と比べて大きく、形も整っているのが良く判ります。
こちらは反対側にある埋門(うずみもん)の南側のトレンチです。石垣が2段になっていますが、この場所に石垣上部に上がる石段が作られていたとのことで、江戸時代の絵図とも一致していました。
往時の天守曲輪の様子を想像してみました。前回は実際の復興天守でしたが、天守台の規模からするとかなり高さも大きさも低いので、松江城の天守を拝借しました。こうして見るとかなり強固な軍事施設であり、かつ豊臣の威光を領民に見せつける効果は十分に果たしたものと思われます。
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