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2018年11月 2日 (金)

「みちびき」が運用を開始

先月29日にH-2Aの40号機が打ち上げられ、日本のロケット技術は成熟を高めていますが、衛星に関しては商業化が遅れており、まだまだ経験が不足しているようです。

そんな中、昨日はGPS補完システムの「みちびき」が運用を開始しました。「みちびき」は地球を南北方向に周回し、日本上空で8の字を描く軌道によって長時間衛星を視野に収めることを可能にしています。「みちびき」は3機がこの8の字の軌道を、1機が赤道上に静止する軌道を周回しますが、常時日本の真上付近に1機が見通せる状態を作り出しています。

「みちびき」は頭上付近に位置することで、ビルの谷間でも電波を受信することが可能になり、正確な位置を常時観測できますので自動運転に応用することが期待されています。本来は今年の4月からの運用開始を予定していましたが、今年6月になって3号機の送信機部分のスイッチに異常が見つかり、11月に延期されていました。

Photo

みちびき2号機です。 (出典:JAXA)

同様のスイッチは他の衛星にも使われていましたので、派生が心配されましたが、今のところ3号機以外の衛星に問題は発生していない模様です。スイッチのトロブルは結局解消されないままで、運用を続ける方針ですが、トラブルの原因究明が急がれます。使用部品については地上で耐久試験がされている筈ですが、何故発見することができなかったのかについては課題が残る所です。衛星については専用品を減らして、汎用部品を使うことでコストを削減する動きがありますが、信頼性が確保できなくては何にもなりません。今後は回路の多重化などの対策も必要ではないかと考えます。

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