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2018年12月 4日 (火)

イージス艦あたごに新能力

このところ、イージスアショアの話題が下火となっていますが、北朝鮮の核戦力は相変わらず保持されたままですし、我が国を射程に捉える多数の弾道ミサイルも保有されたままです。イージスアショアは、こうした危機を完全ではないにしろ打開する一つの手段ではないかと評価するものですが、実はひそかに疑問に思っていたことがあります。

それは、仮に北朝鮮が我が国に向かって弾道ミサイルを複数発射した場合、どうやって目標のミサイルの迎撃を分担するのだろうか、と言うことです。北朝鮮はノドンやテポドンを発射する移動発射機をそれぞれ50基保有していると言われています。仮にこれらの発射機から次々とミサイルが発射された場合、イージス艦やイージスアショアは多方面から飛来するミサイルに対応することになります。

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イージス艦あたご  (出典:防衛省)

野球では外野にフライが上がった場合、捕球しようとする選手が、他の選手に自分が捕球することを声をかけて伝えて衝突を防止します。イージス艦もどの艦がどの目標を担当するのか、明確にしないと一つの目標に複数のミサイルが集中してしまったり、逆に発射されない事態も起こり得ます。発射から着弾までは7分程度と言われていますので、悠長に連絡を取り合う暇はありません。恐らく何らかの方法で集中コントロールしているのではないかと想像していました。

この疑問について国会審議で新たな事実が明らかになりました。岩屋防衛相が答弁で明らかにしたところによれば、海自が保有するイージス艦あたごに、DWES(Distributed Weighted Engagement Schem)と呼ばれる機能が搭載されて、イージス艦相互で、どの目標をどの艦が担当するかを自動的に調整することが可能になっていると言うことです。

我が国は将来的にイージス艦を8隻保有することになっています。8隻全てが一度に出動することはないと思いますが、これにイージスアショア2基が加われば、交通整理は不可欠です。弾道ミサイルに対する警戒を怠ることができない以上、こうした機能は大歓迎です。

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