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2018年12月10日 (月)

中国が人権を主張

通信機器メーカーの華為技術(ファーウェイ)の創業者の娘で、同社の最高財務責任者兼副会長の孟晩舟氏がカナダで逮捕された事件で、カナダの中国大使館は「米加両国の法律に触れなていない中国市民の身柄拘束は重大な人権侵害であり、解放に向けてあらゆる措置を講じる」との声明を出しました。

また、中国外交部は定例の記者会見で、記者からの「なぜ中国大使館が「深刻な人権侵害」と言っているのか」との質問に対し、「明確な理由のない拘留は当然ながら人権侵害である」と回答しました。

中国では令状のない拘束が日常的に行われ、長期にわたって拘束される例が後を絶ちませんが、どうやら中国政府も自国で重大な人権侵害が横行している自覚はあるようですが、正にどの口でそれを言うか、としか言いようがありません。

尚、取り調べの過程で、孟晩舟氏が7通のパスポートを所有していることが明らかになりましたが、「普通の市民」にはそのようなことは不可能です。孟晩舟氏が中国政府の意向を受けて活動していたことを強くうかがわせる事実です。

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