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2019年1月11日 (金)

陸自OH-1ヘリコプターが来月飛行試験の予定

陸上自衛隊の国産観測ヘリOH-1が、来月飛行試験を予定していることが明らかになりました。観測ヘリと言うのは、敵を目視偵察したり、味方の撃った砲弾の着弾を確認するためのヘリコプターです。これまではOH-6が使われていました。

OH-1は川崎重工が開発した純国産の観測ヘリコプターで1996年に初飛行し、試作機4機を含む38機が生産されましたが、2015年2月に海上でエンジンを絞る訓練をしていた際にエンジントラブルが発生、海中に墜落する事故を起こしました。その後、8月にエンジンに不具合があることが判明し、全機飛行停止の措置が取られ、以後飛行停止の状態が続いています。

Oh1_2

OH-1観測ヘリコプターです。二人乗りで前席がパイロット、後席が観測員の配列になっています。後席の上部にあるのが観測用機器で、機体幅は約1mと発見されにくい形状をしています。

P9280074r

OH-1は一見すると攻撃ヘリのような外観をしていますが、当初は将来的に攻撃ヘリに派生させる構想があったと言うことでしたが、陸上自衛隊と川崎重工の官製談合問題のあおりを受け、構想は中止となってしまいました。また、OH-1自体も250機を生産する予定でしたが、量産型34機で生産打ち切りとなってしまいました。

戦後の様々な制約の中で、我が国の航空機産業は大きな空白を強いられましたが、ヘリコプターも国産の機会が中々得られず、OH-1は絶好の機体開発の機会として注目されていました。それだけに墜落事故や不祥事によって国産ヘリの芽が潰えてしまうのは残念でなりませんでしたが、今回飛行試験とは言え、飛行が再開されるのは喜ばしい限りです。

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