防衛省がレーダ照射問題で最終見解
防衛省は本日、韓国駆逐艦からのレーダー照射問題で、レーダー照射時の警報音の音声を公開すると共に、韓国側との協議を打ち切ると発表しました。また、これまで日・韓・英の3ヶ国語で公開していた当時の動画を、今後は10か国語で公開すると明らかにしました。
この問題については韓国側が我が国の行為を一方的だとして非難していますが、照射直後に無線で照会した際に、これを黙殺するなど、韓国側の行為こそが事態を拡大した元凶です。本来行ってはならない射撃管制レーダーを照射し、我が国からの抗議に対しては、北の漁船の救助中で全てのレーダーを使って捜索していたと、一旦反論しておきながら、その後、射撃管制レーダーは使っていない、同じ周波数帯のレーダーは海洋警察の警備艦が装備しているので、それを誤認したのではないかと主張を変えて反論していました。
これに対し、防衛省は射撃管制レーダー波の特徴と、捜索用レーダーのレーダー波との違いを再度明らかにして、混同は有り得ないと明確に否定しました。また無線での呼びかけに、電波状態が悪く、聞き取れなかったと弁明したことに対し、P-1哨戒機が埼玉県の地上局と交信していたことや、現場から240Km離れた位置を飛行していた練習機が、この通信を聴いていたことを明らかにし、韓国側の反論を改めて否定しました。
防衛省は、こちらの事実の列挙に対してまともに回答せずに、自分達の勝手な主張を繰り返すだけの韓国側と、この問題についてこれ以上協議を続けても問題が進展することはないとして、打ち切ることを合わせて公表しましたが、茶番に付き合って時間を浪費することはありませんので、この判断を支持したいと思います。国と国とで取り交わした条約を、感情論だけで一方的に破棄するような国ですから、理詰めの協議など望むべきもなかったと言うことです。
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