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2019年1月25日 (金)

韓国の「威嚇飛行」に多くの疑問点

韓国国防省は24日、日本のP-3C哨戒機が韓国駆逐艦に「威嚇飛行」を行ったとする問題で、当初公表すると発表していた動画ではなく画像を公表しました。

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こちらがその画像で、高度は60mとテロップが付いています。 (出典:韓国国防省)

韓国国防省の説明では動画は大変短いので、動画から起こした静止画にしたと言うことです。しかし、これは大変奇妙な話です。韓国側はP-3Cに向かい、艦から離れるように無線で20回警告したのに日本側からは応答がなかったとしています。1回の警告に10秒、相手の反応を待つのに5秒を要したと仮定して、この間300秒―5分費やしたことになります。5分間も接近飛行されて、発表ができないほど短い撮影しかできないとは常識では考えられません。

また、防衛省によれば、P-3Cは呼びかけに対して通常の飛行である旨を回答したとしており、韓国側の主張と食い違っています。恐らく、機内の様子は録画、もしくは録音されているでしょうから、これも日本側が公表すればどちらが正しいかは直ちにけりが付く筈です。

ところで、韓国側の発表した画像には大きな疑問点があります。60mの低空飛行をしたと主張しているのに肝心の海面が映っていないのです。これについては既に多くの人が指摘をしていますが、P-3Cの機体長さから海面の位置を推測してみました。

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P-3Cの全長は約35.6mなので、赤い線で全長をマーキングして縦に二つ並べてみました。もし60mの高度であるのならば、写真下部の直ぐ下あたりに海面が見えなければなりませんせんし、水平線はもっと上になければなりませんが、どう見てもそうは見えません。

また手前に写り込んでいる構造物の太さを見ると、写真の下部と上部で幅が違っています。元々先端側が細くなっている可能性も100%ないとは言えませんが、上部に行くにしたがって細くなっているのは、下から上に向かってカメラを構えたからで、遠くにあるものが小さく写る現象と見られます。

P-3Cが異常に接近したと非難する割には、それを客観的に裏付ける証拠は何一つ示せていないのでは、単なる誹謗中傷で大変失礼な行為です。国家間のトラブル防止のため、通常はこうした場面では録画・録音が欠かせません。先のレーダー照射問題でも、我が国は動画を動かぬ証拠として提示しましたが、そのような経緯を経ても、まだ動画も示せないまま非難だけを主張するのは如何なものかと思います。

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