はやぶさ2が「リュウグウ」にタッチダウン
小惑星「リュウグウ」への着陸のため、昨日午後から降下を続けていた小惑星探査機「はやぶさ2」が午前7時48分に「リュウグウ」へのタッチダウンに成功したとみられるとJAXAから発表がありました。当初の着陸予定は午前8時6分頃とされていました。
「はやぶさ2」は「リュウグウ」の岩石採取のため表面に金属製の弾丸を打ち込み破片を採取することになっており、その直後に表面を離れて上昇するプログラムになっていますが、上昇したことを示す信号を受信したことから、タッチダウンに成功したと判断したものですが、今後データーを詳細に分析して確認することになっています。
「リュウグウ」は地球から遠く離れているため、地上からの遠隔操作では細かな指示を送ることができず、高度500m付近からは「はやぶさ2」が自律的に制御を行ってタッチダウンする計画になっていました。従って下降状況から上昇に転換したことは、タッチダウンが行われたと判断された訳で、計画は一応の成功を収めたと考えられます。「はやぶさ2」はこの後、7月までに2回着陸を行い、2020年末に地球に帰還する計画となっています。
今後は無事に地球に戻り、岩石のサンプルの持ち帰りが確認されることが待たれますが、初代はやぶさに続く快挙を期待したいと思います。
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