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2019年2月24日 (日)

浜松城が新たな発掘の準備

本日、またまた浜松城に行って来ました。元城小学校の建物撤去後の天守撮影と、前回訪問時に伐採作業をしていた富士見櫓東側の石垣の様子を確認するためです。

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一昨年の元城小学校閉校式の時に撮った浜松城です。左下に体育館が映り込んでいます。

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こちらが本日撮ったものです。体育館が視界から消えて、城本来の風景を取り戻していました。浜松市では城の展望を確保するため、視界を遮る樹木の伐採や剪定を行っていますが、もう少し刈り込む必要があるように感じました。

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浜松城主要部の全景です。こうして見ると平山城であることが良く判ります。右側のポールがある所が富士見櫓跡、左側の幟が立っているのが天守曲輪南端です。

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富士見櫓東側の本丸石垣の様子です。周囲の樹木が伐採されたので石垣の様子が良く判るようになりました。本丸は市役所駐車場の建設と公園整備の過程で本来の半分以下の面積に削られてしまいました。この石垣も元々は今の3倍ほどの長さがあったと思われます。

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伐採前はこんな具合で、石垣は薮に覆われていました。

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本日一番の収穫です。天守門南側の昨夏に発掘されていた現場に仮の通路が作られていました。この発掘調査では大量の瓦が埋設しているのが確認されましたが、瓦そのものには手を付けずに一旦調査は終了して埋め戻されていました。

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発掘時の現場の写真です。画面左側に工事に伴い天守門見学者用の仮の通路が設けられています。皮肉なもので、発掘の結果、地下の石垣がどこまで続いているかの確認が必要になり、この仮設の通路の下の発掘が必要となっていました。

今年度は旧二ノ丸の発掘が予定されていますので、ここの再調査は後回しになるのではないかと思っていましたが、どうやら近々に調査が始まるようです。可能性も考えられます。但し、元々この位置は天守門が復元された際に、見学用の通路となっていた場所です。なので、このほど設置された通路は天守門の見学者用の通路として整備された可能性があり、次回の発掘調査に備えたものであるとは断定できません。

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天守門の再建前はこんな具合でした。中央にある石段が江戸時代のものかは不明ですが、まさかここが何度も工事の対象になり、発掘されることになるとは思いませんでした。

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