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2019年4月11日 (木)

墜落したF-35Aは緊急脱出できなかった模様

青森県の東方海上で消息を絶った、航空自衛隊のF-35A戦闘機は、海上から左右の垂直尾翼の一部が回収されたことから墜落したことが確定しました。パイロットの3等空佐の捜索は懸命に続けられていますが、依然消息は掴めていません。また戦闘機などが墜落などの緊急事態が発生した場合、パイロットは座席ごと機外に脱出するベイルアウトを行います。ベイルアウトが行われた場合、パイロットの位置を救難側に伝えるため、自動で救難信号が発信されますが、これまで救難信号は受信されていないことからベイルアウトは行われなかったと見られています。

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F-35A戦闘機のイメージ図です。

事故機は僚機3機の隊長機として訓練を指揮していましたが、直前に訓練中止を意味する「ノック・イット・オフ」の通信があり、その後レーダーから機影が消えています。この時の高度は現時点では明らかにされていません。仮にエンジンの故障や機体の不調があった場合、パイロットはためらうことなくベイルアウトを選択した筈です。一部では「ノック・イット・オフ」が発せられていることから、機体の上下の位置関係が把握できなくなるバーティゴ(空間識失調)ではないと見る向きもありますが、状況からいきなり空中分解したとは考えられませんので、機体の傾きが把握できないまま回復不能な高度に至ってしまい、海面に突っ込んでしまった可能性は否定できないのではないかと思います。

事故海域は水深1500mほどあるため、機体の回収は困難が予想されますが、事故原因の究明や機密保持の観点から早期に回収されることを希望します。

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