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2019年4月19日 (金)

墜落したF-35A回収の動きか

空自の新型ステルス戦闘機のF-35Aが墜落してから10日が経過していますが、未だ機体発見との公式報道はありません。現場海域では海自の潜水艦救難母艦ちよだが海底での捜索活動を行っていますので、何らかの手掛かりは掴んでいるのではないかと思いますが、この種の情報についてはパイロットが機体に留まったままとなっていると考えられることから、実際に機体が引き上げられるまで公表されないことも十分考えられます。

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潜水艦救難母艦ちよだです。  (出典:防衛省HPより)

今回の水没地点は水深1500mの海底なので、捜索・引き上げの技術的な困難を伴うのではないかと思いますが、過去には水深3000mの海底から打ち上げに失敗したH-2ロケットのLE-7エンジンを回収した実績がありますので、ある程度の目算はできているものと思われます。そんな中、沖縄の那覇軍港で、米軍がチャーターしたと見られる深海作業支援船「ファン・ゴッホ」号が15日以降停泊しているのが確認され、話題となっています。情報によれば、「ファン・ゴッホ」号には3000mの海底から物資を吊り上げる能力のあるクレーンを備えていると言うことです。甲板上には「NAVY SUPSALV」の表記があるコンテナが積載されているのが確認されており、F-35A引き上げに備えて待機しているものと考えられます。SUPSALVはSupervisor of Slvage and Diving の略です。

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