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2019年5月31日 (金)

ASM-3ミサイルを量産か?

ASM-3は防衛省が開発した空対艦の超音速ミサイルです。2018年度に開発が完了し、2019年度から量産に入る予定でしたが、今年度の予算化は見送られていました。これはASM-3の射程は200Kmほどですが、相手側の防禦体制が改善され、前方に配置されたレーダーによってはるか手前、300~400Kmの距離から迎撃が可能になりつつあるため、発射する航空機の安全が確保できなくなったとの説明です。このため、ASM-3の射程を400Kmに延ばした改良型の開発に着手することが明らかになっています。ところが最近になって、改良型の完成までのつなぎとして、当初仕様のASM-3を量産するとの話が出ています。実はこの話のソースを確認しようとしたのですが、防衛省発表、マスコミ記事とも確認できていません。しかし火のないところに何とやらなので、これはこれで方針転換と言うことではないかと考えます。

Asm

空対艦ミサイルの運用構想図  (出展:防衛省)

とは言うものの、量産が見送られたはずのものが、ここに来て当初仕様のASM-3を量産化すると言うのはどうしてもドタバタ感が否めません。そもそも対艦ミサイル攻撃は、あいての艦艇のレーダーを避け、海面低く飛行して発射することが前提となっているはずなので、あいての対空ミサイルの性能が向上しようが、関係ないはずです。また、一旦量産化を見送ったのに、舌の根も乾かない内に量産化に舵を切り直すのもおかしな話です。公表されない、何か新しい事態が起きている可能性もありますが、そもそもの話が、射程延伸も開発段階で当初タイプト改善タイプに分けて開発していれば、費用や時間も節約できた可能性があります。どうも一旦決定した事項について、柔軟に見直すことが我が国は苦手なように感じます。

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