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2019年6月 6日 (木)

南伊豆で過去最大の覚せい剤密輸を摘発

南伊豆町で、船名表記がなく、高速航行が可能な船外機を備えた不審船が、町内の手石港と小稲港を何度も往復するのが目撃され、通報を受けた海上保安庁が調べたところ覚せい剤約1トンを密輸したとして中国人7人が逮捕されました。一回の押収量としては過去最大で、末端価格は600億円にも上ると言うことです。容疑者たちは沖合の船から荷物を受け取る「瀬取り」の方法で覚せい剤を運んだと見られますが、これだけの金額の覚せい剤を扱うことから、背後に相当大掛かりな組織が控えていることが推測されます。

いやあ驚きました。これまで数億円レベルの薬物犯罪は幾度となく報道されていますが、ここまで大量の薬物が見つかったのは初めてです。恐らくこれは氷山の一角でしょうから、薬物の蔓延ぶりがいかに深刻であるかが判ります。くしくも昨日は、違法薬物事案で逮捕されたピエール滝被告の初公判(昨日で結審)でした。芸能人の摘発も相変わらず続いており、ここからいかにして違法取引を減らしていくか、取り締まり当局の奮起が望まれます。米国などでは海外からの船舶を利用した密輸に対し、哨戒機を使った取り締まりを行っていると言うことですが、我が国でも一段アップした取り締まりの時期に来ているのかも知れません。

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海上の船舶を監視できるP-3C哨戒機です。

 

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