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2019年7月31日 (水)

野球指導者に資格制度を

高校野球の宮城県地区予選決勝で、最速163Kmの快速球を投げる大船渡高校の佐々木投手が監督の判断で、試合への出場を見送り世間を驚かせました。国保監督は佐々木投手のけがを心配したとコメントしましたが、具体的な状況については言及を避けました。登板回避について、評論家の張本氏は無理してでも投げるべきだったと持論を展開しましたが、これでは間近でつぶさに選手を見てきた監督の立場がありません。投げられる状態であれば、継投策やリリーフでの起用もあったのでしょうが、強打者でもある佐々木選手が内野手でも出場しなかったことが事態の深刻さを物語っていたのではないでしょうか。この点に言及したのは元巨人のピッチャ―だった槇原氏ですが、流石だと思いました。

高校野球については、以前から投球過多による疲労やけがの問題が指摘され、新潟県では昨年に球数制限の規定を設けましたが、その後撤回に追い込まれています。高校野球は新聞社や放送界にとって格好の催しとなっているためか、開催時期の妥当性や投手の疲労の問題などが選手の健康面を十分考慮されないまま今日に至っています。また、多くの選手が故障によって選手寿命を終えている実態も放置されて来ました。そんな高校野球についてびっくりする記事がNHKのWeb版に載っていましたので紹介します。

タイトルは「トミー・ジョーンズ手術、4割が高校生以下」です。トミー・ジョーンズ手術と言うのはピッチャーの故障した肘のじん帯を移植によって再建するもので、最近ではエンゼルスの大谷投手も受けています。プロで長年投げることで肘が酷使され、鍛えられたはずの、じん帯を損傷してしまう訳ですが、そんな人生を左右しかねない手術を高校生はおろか、小学生も含まれると言うから驚きです。体が出来上がっていない少年の場合、変化球を多投することによって骨が曲がってしまう障害が発生することから、中学生以下での変化球の投球はすべきでないとの意見がありますが、現状は全く野放し状態になっているようです。以下NHKの記事からの引用です。

~ 群馬県館林市にある慶友整形外科病院は「トミー・ジョン手術」を行う国内でも有数の病院で、これまでプロ野球選手を含めおよそ1200件の手術を行っています。

このうち、10年以上にわたって600件以上の手術を行ってきた古島弘三医師が、担当した患者を分析したところ、高校生以下の子どもがおよそ4割を占め、中には小学生もいたことが分かりました。

古島医師は「骨ができあがっていない子どもの時期に休まずに投げすぎることで、ひじを傷めるリスクがどんどん高くなる。予防をすれば必要のない手術であり、指導者が絶対にけがをさせないというように意識を変える必要がある」と話しています。 ~

実に驚くべき話です。多くの野球指導者は選手の健全な育成ではなく、試合に勝つことを目的として選手を指導しているようです。指導者の立場にもよりますが、結果が求められると言うことがあるのかも知れません。しかし、将来にわたって活躍できたかもしれない少年が、目先の1勝のためにスポーツ人生を棒に振って良い訳がありません。プロ野球を参考にして出発したJリーグではコーチや監督に資格制度を取り入れています。資格取得のためには各種の講習を受けねばならず、その中には医学に関する項目もあります。翻って野球界ですが、このような資格制度は見当たりません。プロ野球選手OBや社会人野球、高校野球のOBが当たっていますが、指導者のとしての資質については野放しです。これでは不適切なトレーニング、起用法も規制の手が及びません。一刻も早く、資格制度を取り入れ、第三者が検証して年齢や体の発達に見合ったトレーニング、プレーを行う仕組みが必要ではないかと感じました。

 

 

 

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2019年7月30日 (火)

日韓対立めぐる残念な韓国側の動き

韓国の輸出管理をめぐる日韓の対立は、韓国側の強い反発を招き、悪化の一途をたどっています。日韓の民間の往来にも波及し、島根県の出雲空港への便が休止したのに続き、大韓航空が釜山―札幌便を運休、LCCも九州へ便の運休や減便を決めています。そのような中、韓国釜山市が日本との交流を中止、職員の日本訪問も制限することを明言しました。どうも釜山市長が文大統領と政治的立場が近いことで、足並みをそろえたいとの意向のようですが、おかしな話です。釜山は九州と位置的に近いことから、古くから交流が盛んで、フェリーの定期的な運航も行われて来ました。また、かつて日中間が政治問題で対立した時も、政治と経済は別として民間交流や経済活動が続けられたことがありますが、どうも今の韓国政府にはそのような考えはないように思われます。本来は経済活動や民間交流を維持する中で着地点を探すのが良いと思うのですが、どうも感情的な動きにシフトしているように感じられます。

そもそも今回の半導体3物質の輸出規制強化は、日韓の担当者協議が3年間も放置され、今年の協議も韓国側の要請により延期されたまま、未だに日程の通知さえして来ないデタラメさに起因しています。筋論で言えば、韓国側が当事者として当然なすべき管理実績を用意し、協議を再開する中で輸出管理レベルの引き下げを「要請」すべき話です。ところが、逆に規制強化の「撤回を要求」「謝罪を要求」する始末です。これは、お手伝いを理由にお駄賃をもらうことになっていた子供が、お手伝いをしなかったためにお小遣いをもらえなかったことに腹を立て、お小遣いを要求しているようなもので、話になりません。

韓国には、従来から「理」よりも「感」が先に立つ傾向が強いようですが、今回のトラブルをWTOに持ち込んで日本包囲網を作ろうとして失敗したり、米国に訴えて我が国を抑え込もうと画策して失敗したように、筋道が間違っている事柄に同調してくれる国はありません。自らが襟を正すべきなのですが、未だそのような正論が多数派を占めるには至らず、反日運動だけが盛り上がるのはこの問題の解決を遅らすことになるだけなので、残念です。

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2019年7月29日 (月)

東海地方がやっと梅雨明け

28日、名古屋気象台が東海地方の梅雨明けを発表しました。今年は例年になく梅雨明けが遅れていましたが、昨年より19日、平年より7日遅い梅雨明けです。今週は連日最高気温が30℃を超える予想となっており、やっと夏本番です。

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待ちかねたように、今朝もセミたちが早朝から大合唱を繰り広げています。

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梅雨が長引いて、予定していた登山も延期しましたが、今週末には実行できそうです。

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久しぶりにライチョウや高山植物と対面できるのが楽しみです。

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2019年7月28日 (日)

山間部を走行の車と交信

金曜日の夕方、無線機のスイッチを入れると交信相手を探しているアマチュア局がいました。送信内容から、どうやら天竜川の東側の国道を西に向かって走行している車のようでした。明瞭に受信できたので呼びかけると一発で応答がありました。どうやら天竜川左岸(東側)の堤防上を北上して行くようです。交信を続けていると、やがて天竜区二俣に差し掛かりました。ここから先は周囲に小高い山があるので、交信が困難になることが予想されましたが、どうやら途切れずに交信が続けられました。この局は、秋葉ダムの上流の山の中腹にある自宅まで帰るところだったようです。

以前、富士山の中腹からの局と交信した話を記事にしましたが、高い周波数の電波は障害物があると、その先には到達できないことがあります。そこで、二俣から秋葉ダムまでの間にどのような障害があるのか地図を見てみましょう。

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天竜区二俣から秋葉ダムまでの地図です。   国土地理院の「地理院地図」を加工。

山あいを走る道路は川沿いに作られていることが多いのですが、当然くねくねと曲がっていますので、電波は直進できないように思えます。しかも、こちらの送信機は出力わずか6Wしかありません。上の地図を見ても、200~350m以上の高さの山がいくつも重なっていますが、これでは途中で電波が遮られてしまうように思えました。ところが、どこまで走っても電波は途切れず、明瞭な状態で交信を続けることができでした。自宅から秋葉ダムまでは35Km以上あるのですが、結局最後まで電波が途切れることなく交信することができたと言う、驚くべき結果でした。

これまで山で遮られると、電波は届かないものと決めてかかっていましたが、どうしてどうして、結構遠くまで到達可能なようです。今回は天竜川沿いと言うこともあって、川が電波の通り道になった可能性が考えられます。事実は小説よりも奇なりとは良く言われますが、正にそれを地で行った形でした。

 

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2019年7月27日 (土)

コンビニ24時間営業

コンビニチェーンのセブンイレブンの24時間営業強制に対し、多くの加盟店が異を唱えていますが、営業時間は店主の裁量に任せるべきではないでしょうか。会社側の本音は今でも24時間営業の維持いあるようですが、ファミリーマートが実施したアンケート調査でも、半数が時短を希望する結果となりました。この結果に、ファミマの社長が「予想以上に高い数字で驚いた」と感想を述べましたが、未だにこんな認識でいられることに、こちらが驚いてしまいました。

既にファミレスなどで、24時間営業の見直しが進んでおり、深夜・早朝の時間帯に閉店する店舗が増えています。経営者的には24時間営業は、一つのセールスポイントなのでしょうが、採算面から見れば、人件費と売り上げのバランスから来客数の落ち込む時間帯に無理して営業する方がおかしな話です。しかも、そのマイナス分が店舗側に押し付けられるのですから、たまったものではありません。

私も車中泊の旅などでコンビニを利用しますが、事前に必要な物を購入しておけば、何が何でも深夜・早朝に買い物をする必要性は感じません。確かに、大きな街の繁華街の近くでは夜中でも客足が途切れないようですが、人口がさほど多くない地方では、真夜中にわざわざ買い物に出掛ける客は数えるほどですし、翌朝まで待てないほどの緊急性があるわけでもありません。また、24時間営業の弊害として、店舗の清掃がおろそかになると言った問題があります。これも一旦店を閉めて、入念な清掃を行い、従業員の休養に充てれば一石二鳥、三鳥の効果が得られます。統括会社の幻想はどうでもよい話なので、オーナーが、世の中の実情にあった店舗経営が行えるように配慮することこそが求められているのではないでしょうか。

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2019年7月26日 (金)

北朝鮮がまたも弾道ミサイルを発射

昨日早朝、北朝鮮が元山(ウォンサン)付近から日本海に向けて弾道ミサイルを相次いで2発発射しました。ミサイルは高度約50Km、水平距離をそれぞれ430Km、690Kmを飛んで海上に着弾しました。弾道の軌道から、1発目はその存在が明らかになっているロシアの短距離弾道ミサイル「イスカンデル」のコピー品と見られますが、2発目は距離を延ばす改良を加えた改良型か、もしくは能力を向上させた新型ミサイルの可能性があります。

元々イスカンダルは、INF条約などの政治的な理由から射程を抑えるために低い軌道(デプレスト軌道)で発射することを前提としていますが、距離が延びる発射角45°の省エネ軌道で発射すれば、射程は短距離ミサイルの概念を超える距離を飛行可能です。今回の2発目も45°の角度で発射した場合、水平距離は1300kmに達するのではないかと見られています。

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ミサイルの軌道はそれぞれこのようになります。

仮に新型ミサイルの射程が1300Kmだとすれば、ほぼ日本全域が射程内に入ることになります。しかし、従来から実戦配備されているノドンミサイルの射程が1500Km以上ありますので、今さらうろたえる必要はありません。但し、今後潜水艦に搭載され、近距離から低い高度で発射された場合には、対処時間や対処装備の見直しが必要になるかも知れません。ちなみに現在自衛隊が配備しているSM-3の公称迎撃高度は70Km以上となっています。これは最終誘導が搭載した赤外線センサーによるためで、大気圏外での迎撃を想定しているためです。実際にはそれ以下でも迎撃可能なのかは現時点では不明ですが、同様に赤外線誘導のTHAADの場合は高度40Kmからの迎撃が可能なので、全く不可能と言うことはないと思われます。

また、新たに導入が検討されているSM-6は最終誘導がアクティブレーダー方式となっていますので、大気圏内での弾道ミサイルの迎撃が可能です。万一そのような事態になれば、将来的にはこちらで対処することになるものと思われます。

※7月26日追記

今日になって、韓国当局が水平距離690Kmを600Kmに訂正しました。このため、当初最大射程は約1300Kmと紹介しましたが、水平距離600Km、高度60Kmだった場合の最大射程は約800Km、水平距離600Km、高度50Kmだった場合で約1000Kmとなりますので、訂正いたします。韓国側は観測した軌道から、計算で水平距離を算出したと思われますが、日本側は佐渡にある通称ガメラレーダーで軌道を監視していたものと思われますので、正確な着水位置は把握済みではないかと推測します。

※28日追記

韓国が飛距離を訂正したのは、日本側からの情報提供の結果だった模様です。佐渡のレーダーなら正確に軌道の監視ができた筈です。

 

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2019年7月25日 (木)

大雨の名残り

月曜日の夜は突然の豪雨と強烈な雷鳴に見舞われ、洪水警報が発令されて浜松市内の大半の地域に避難勧告が出されました。当時は一時間当たり110ミリの雨が降ったとのことですが、過去浜松で100ミリに達する雨が降った記憶がありませんので、正に最近良く言われる「過去に経験したことのないような雨」が降ったようです。幸い大きな被害は出なかったようですが、私の仕事先では道路からあふれた水が工場内に侵入し、地面を掘り下げて設置している設備が水に浸かってしまいました。

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ワンコの散歩の途中で見かけた増水の時の残骸です。水の勢いで草が根元から流されて引っかかっていました。

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少し下流の鉄板の橋に残っていた残骸。どうやら水位がこの高さまで上がって流れていたようです。普段の水量と比べると、如何に大量の雨が降ったのかが判ります。

当日は避難勧告が出されましたが、ほとんどの人は自宅で様子見していたようでした。ここは水路沿いにパイプの柵がありますが、もし柵が無かったとしたら、増水時に水路沿いを歩くのは大変危険です。改めて何事もなかったことに安堵しています。

 

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静岡県でまたもマダニによる死者

静岡県は24日、23日に死亡した伊豆の国市の70代の女性の死因が、マダニによる「日本紅斑熱」の感染によるものであったと発表しました。マダニからの感染による死亡者は今年になって初めてです。静岡県では、これまでもマダニによる感染症による死亡例が確認されていますが、いずれも伊豆半島を含む県東部地域に集中しています。死者の多くが高齢の女性となっており、作業などで山林に立ち入る際は最大限の注意が必要です。また、山林等で作業した後に発熱したり、体調の不調を感じた時は速やかに医療機関を受診するとともに、直近に山林に立ち入ったことを医師に告げて、マダニによる感染症の疑いがないか検査してもらうことが必要と思われます。

マダニはシカやイノシシなどの野生動物に寄生してウィルスを媒介しており、山深い山中だけでなく、人家の庭先でも発見されていますので、油断は禁物です。以前岐阜県で死亡した若い女性はバラの鉢植えに潜んでいたマダニに咬まれて感染しましたが、当時は今ほどこの病気が知られていなかったため、医師であった女性の父親も発症に気付けず、見過ごして手遅れとなってしまいました。

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かわいらしい鹿ですが油断は禁物です。

山林や草むらに入った後に体に変調が生じた場合は、先ずはマダニによる感染症を疑うことを強くお勧め致します。

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2019年7月24日 (水)

ロシア軍機が竹島領空を侵犯

昨日、ロシアと中国は、東シナ海と日本海でそれぞれ、Tu-95爆撃機、H-6爆撃機による合同訓練を行い、尖閣諸島付近と竹島の北方海域を折り返すコースを飛行しました。訓練には別途ロシア軍のA-50早期警戒機も参加していましたが、午前9時9分頃と9時33分頃の2回にわたり、A-50機が竹島上空を飛行し、領空侵犯を行いました。中露双方の爆撃は公海上を飛行し、領空侵犯はありませんでした。

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防衛省が発表した中国、ロシア軍の爆撃機の飛行コースです。

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防衛省が発表したロシア軍のA-50早期警戒機の飛行コースです。

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防衛省が発表したロシア軍のA-50早期警戒機です。

これに対し、韓国軍は竹島(韓国名 独島)の領空侵犯があったとしてF-15とF-16によるスクランブルを行ない、合計360発の警告射撃を行ったと発表しました。韓国によれば、ロシア軍機による領空侵犯は初めてだと言うことです。また、中・露爆撃機の我が国防空識別圏内への飛行や、このロシア機の動きには我が国も自衛隊機をスクランブル発進させて対処しています。

※竹島は日本固有の領土でありながら、第二次大戦での敗戦の混乱に乗じて韓国が武力によって不法に占拠し、一方的な主張で実効支配を続けていますが、我が国としてはあくまでも日本の領土であり、韓国領空が侵犯されたとの立場は取っていません。

今回の合同演習は、朝鮮有事に対し、北朝鮮を自国への緩衝地帯と見なしている両国が、朝鮮半島への武力介入を厭わない姿勢を内外に示す狙いがあるものと見られます。また、爆撃機の飛行コースがかなり直線的で、公海上を意識したものであるのに対し、A-50の飛行コースが竹島に意図的に接近したものになっています。これは、ロシア軍機の航法装置の精度によるうっかりミスなのか、それとも韓国軍がどのように反応するのか(どこの基地から何を飛ばすか)を観測するための意図的なものかは判っていません。しかし、わざわざ早期警戒機を繰り出したところから、ロシア側の意図的な行動であった可能性が高いのではないかと考えますが、今後も同様の動きが繰り返されるのかが注目されます。

 

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2019年7月23日 (火)

浜松市危機管理課に物申す

浜松市は昨夜、大雨に見舞われ、午後10時までの1時間に110ミリの豪雨が観測されました。市内を流れる馬込川(まごめがわ)、芳川(ほうがわ)、安間川の水位が上がり、激しい雨と雷鳴の中、浜松市は周辺の29万5390世帯に避難勧告を発令しました。テレビのニュース速報では、63万人が対象となっていました。携帯でも緊急警報で何度も避難情報が流れていましたが、その中で気になる部分がありました。

緊急警報は、文字通り緊急時に流されるため、打ち込まれた原稿をそのままコンピューターが読み上げる仕組みになっているようですが、実際の地名と異なる地名が何度も流されました。概略が判れば良いのではとの意見もあるかとは思いますが、緊急時だからこそ、正確な地名が求められるのではないかと思います。以下、実例です。

町名・地区名        緊急警報での読まれ方     実際の地名

芳川(河川、地区、町)   よしかわ              ほうがわ

白脇(地区)          しろわき             しらわき

法枝(町)            ほうえだ             のりえだ

新橋(町)            しんばし             にっぱし

白羽(町)            しらわ              しろわ

他にもあったかも知れませんが、気付いたのは以上です。元々地名は特殊な読み方が多いので、誤読されることは良くあることですが、市が管理する避難情報で、誤った地名を使うのは許されません。コンピューターの読み取り精度のせいと、言ってしまえばそれまでかも知れませんが、地名は固有名詞なので、事前登録することで、読み方は指定できるのではないでしょうか?実はこの問題は、以前から気が付いていましたが、その内是正されるだろうと思っていましたが、どうやら放置されたままのようです。

繰り返しますが、緊急時に出される警報なので、正確な情報を伝えることが、何より大切な筈です。浜松市危機管理課にはこの問題で危機感を持ってもらいたいと思います。

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普段の馬込川です。

 

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2019年7月22日 (月)

IAEAの天野事務局長が死去

イランが核合意からの離脱の動きを強める中、核兵器の開発に睨みを利かしているIAEA(国際原子力機関)の存在感が増していますが、本日、IAEAのトップを務める天野事務局長が今月18日に死去していたとIAEAが明らかにしました。天野氏については、このところ体調がすぐれず、近く辞任するのではないかと報じられていましたので、既に亡くなっていたことは驚きでした。

天野氏は外務省の出身ですが、その経歴を生かして核疑惑国への難しい査察を実施しており、堅実な手腕は高く評価されていました。天野氏は非核保有国である日本出身であることを生かして、相手を過度に刺激することなく公正な立場を貫いたことが、相手国からも評価されたのではないかと思われます。天野氏は、国際機関のトップで活躍する数少ない日本人でしたが、物腰は穏やかで、権威をひけらかす様なことはありませんでした。任期は2021年の12月まででしたので、道半ばで、職務を離れることは断腸の思いだったろうと推察します。謹んで、ご冥福をお祈りいたします。

 

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2019年7月21日 (日)

史上最低の大統領

トランプ大統領の問題発言が止まりません。元々選挙戦の最中から問題発言を連発していましたが、選挙中だからと大目に見られていましたが、当選するや、自分の発言は全て真実だから当選したのだと、都合の良いロジックで、事実と相違するフェイクニュースを発信し続けています。

最近では、ソマリアなど外国から移住して来た女性議員の政府批判の発言を批判して、不満があるのならこの国から出て行けと連日発言しました。しかし、集会でトランプ氏を支持する聴衆がこのフレーズを連呼する騒ぎとなり、流石に許容できないと責任を追及する動きが高まると、一転して自分は集会では発言していないので責任はないと強弁しています。

また、就任以来、前任のオバマ前大統領を批判していますが、トルコがロシア製の対空ミサイルシステムS-400を導入すると、責任はパトリオットミサイルの輸出を認めなかったオバマ氏の責任だと非難しました。しかし、これもひどい思い込みで、オバマ政権は輸出を承認したのですが、トルコが、一部自国生産を主張したことで、輸出そのものが破談となったものです。この事実については7月17日にAFPなど複数のメディアが事実関係を伝えていますが、米国4軍の最高司令官である大統領であれば、当然把握しておかなければならない事実です。

また、これまでの主要閣僚の顔ぶれを見ると、スタート時点の31人中、黒人の閣僚はベン・カーソン氏ただ一人です。2011年の統計で白人の比率は78%でしたので、黒人閣僚は5,6人いてもおかしくないのですが、これもトランプ氏の人種問題に対する考え方が反映していると見るのが妥当です。

トランプ氏は思い込みが強く、他人のアドバイスには耳を貸そうとしない傾向が強く見られますが、大国の指導者としては大変に問題です。他民族国家として発展して来た米国においては、人種の多様性や思想信条の自由を認めることで社会がまとまり、安定した繁栄を可能にしてきました。しかし、トランプ氏の登場によって政治は民主党と共和党の対立が激化し、社会は二分化されて対立は深まる一方です。来年の任期満了を控えて、とにかく点数を稼ぎたい焦りがこれまで以上に強まると、国内のみならず全世界を巻き込んだ混乱が、更に大きくなる可能性があります。もし、アメリカンファーストならぬトランプファーストを行動の前面に押し出すようであれば、史上最低の大統領であることは間違いありません。

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2019年7月19日 (金)

京都アニメーションが放火で33名が死亡

耳を、目を疑う許せない事件ですが、昨日、京都市にある京都アニメーションのスタジオがガソリン40リットルを撒かれて放火され、33名が死亡、35名が負傷する大惨事となりました。目撃者の話から、さいたま市在住の容疑者の男は同社に一方的に強い憎しみを持ち、強固な殺意を持って犯行に及んだ模様です。数日前から容疑者の姿が目撃されており、ガソリン購入用の携行缶2個を用意するなど計画的な犯行は間違いありません。

同社は有名なアニメの制作会社で、被害者の多くは20代、30代の若者とされており、多数の若く有為なアニメーターの生命が、ゆがんだ殺意によって一瞬にして奪われたことに強い憤りを覚えます。容疑者の男は自身も重度の火傷を負い、治療を受けていますが、意識がなく重体と言うことです。警察は容疑者の氏名を公表していませんが、精神疾患など責任能力についての確認が取れていないためと思われます。しかし、事前に何回も現場を下見したり、大量のガソリンを購入して犯行に及んでいることから、責任能力は十分問えるものと考えます。

これだけの凄惨で重大な事件ですから、もし意識が回復するようでしたら、当然放火殺人罪で起訴されるものと思いますが、33名の命を一瞬にして奪い、多くの人に耐え難い恐怖と苦痛を与え、これからも相当数の人が火傷の後遺症に苦しむことになるであろうであることを思うと、単純に死刑が下されて良いものかと思います。もちろん、精神疾患や心神耗弱などを理由とした不起訴などはあり得ず、例え法の趣旨に反しているとしても現在の法体系が許す最高の刑罰が与えられることを強く望みたいと思います。

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2019年7月18日 (木)

街頭演説のヤジに警察が実力行使

参院選挙も終盤戦、各党とも選挙運動が白熱しているようです。今日の朝刊には、選挙結果の見通しについての世論調査結果が載っていました。それによれば与党が過半数確保するも、憲法改正に必要な2/3議席の維持は微妙と言うものでした。投票日まで今日を含めて3日ありますので、結果がどうなるかは判りません。

ところで、安倍首相が札幌市で街頭演説中にヤジを飛ばした聴衆を、警察官が「選挙の自由妨害」の疑いで拘束して移動させていましたが、表現の自由の侵害行為で、法令違反ではとの批判が持ち上がっています。確かに、他人の演説を妨害すれば「演説の妨害」にはなるでしょう。しかし、この種の裁判の判例によれば、「聴衆がこれを聞き取ることを不可能または困難ならしめるような所為」としています。つまり、街宣車などで大音量で演説を妨害したり、聴衆に危害を加えて、聴取させない行為をした場合に限定しています。

今回の場合、離れた場所からの肉声でのヤジですから、「選挙の自由妨害」に当たるとは思えません。また、この種の場合は事前に警告をした上で、それでも違法行為があらたまなければ実力行使に踏み切るのが一般的です。ところが今回は、声を発すれば即拘束していますので、恣意的な運用と言われても仕方ありません。安倍首相はこの手のヤジを大変気にしていますので、もしかしたら、首相側が道警側に何らかの要請をしていたのかも知れません。しかし、選挙の場で、公権力を使って反対派の声を封じようと言うのは看過できません。

田中元首相は演説中に反対のヤジを飛ばされた時、「反対なら対案を出しなさい」と言って上手く取りなしました。力ずくで相手を封じ込めるのは下の下の手法です。関係者の猛省を求めたいと思います。

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2019年7月17日 (水)

梅雨明けが待ち遠しい

昨夜は雷を伴った強い雨が降りましたが、今朝は雨雲が去って曇り空となっています。雲が抜けたので晴れ間を期待しましたが、高気圧の張り出しが弱く、すっきりとした青空とならなかったようです。相変わらず南の海上には梅雨前線が横たわっており、太平洋の高気圧の押上げが弱いままとなっているようです。台風5号の北上に伴って、梅雨前線が押し上げられる可能性があるようですが、果たして北にあるオホーツク高気圧を押し上げるだけのパワーがあるかどうかです。上手く行けば一気に梅雨が明ける可能性もありますが、果たしてどうなりますでしょうか。

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2019年7月16日 (火)

電池式蚊取り器のカートリッジを代用

先日、電池式蚊取り器の交換カートリッジがどこにも売っていないと記事にしましたが、とりあえずもう一つ持っている違うメーカーのものを購入しました。

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こちらのタイプです。どうして違うタイプのものを2種類持っているかと言うと、こちらは必要に迫られて車中泊での旅行の際に出先で購入したからです。こちらは小型で持ち運びが便利な分、稼働時間が短くなるので、旅行から帰った後はあまり出番がありませんでした。しかし、今回入手できるのが、このタイプしかありませんでしたので、こちらで今シーズンを乗り切るつもりです。交換カートリッジは2個1セットでの販売なので、一つが余っています。このタイプのカートリッジは本体同様小型なので、もしかしたらもう一つの方に使えるかも、と思いついて無理やり取り付けてみました。(メーカーの保証外なので自己責任です)

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取り付けた写真がこちらです。前面パネルに密着させる方法が思いつかなかったので、本体を分解してパネルを取り外し、糸で結んでありますが、軽量なのでこれで十分保持できています。カートリッジがファンの大きさよりも小さいので、効率が良くないのかも知れませんが、とりあえず間に合わせには使えます。取り付けにかなり苦労しましたので、来シーズンは新型に買い替えようと思います。

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2019年7月15日 (月)

交信相手と思いがけずに初対面

本格的にアマチュア無線を再開して約2ヶ月半、やっと顔馴染みならぬ声馴染みさんもできつつあります。一昨日夜も430MHzで初めて知り合った市内の局と意気投合し、無線談議に花が咲いて日付が変わる直前まで1時間半ほど交信してしまいました。

一夜明け、所要で無線ショップに立ち寄り店内の商品を眺めていると、店主と客が話を始めました。聞くとは無しに耳を傾けていると、どうも一昨日聞いた内容と同じ話をしています。思い切って声をかけ、名前を確認すると、間違いありません。前の晩に交信した当の相手でした。アマチュア無線の世界では、交信した相手と、直接対面することをアイボールと言います。アイはeye、ボールはbollなので合わせて眼球、つまり電波を通じてでなく、直接眼球で見て会話することを指します。

これまで延べ70局あまりの局と交信していますが、相手と直接対面したのは初めてです。ましてや、その場所に行くことを前もって打ち合わせした訳ではありませんでしたので、こうして出会えたのは本当に不思議の一言です。見知らぬ遠くの相手と交信できるのが、アマチュア無線の面白さですが、その相手と顔を合わせることができたことは本当に幸運でした。

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2019年7月14日 (日)

ハンディ機の三脚ホルダーを試作

梅雨も終盤に入り、梅雨明けの時期が話題となって来ました。昔から「梅雨明け10日」の諺があり、梅雨が明けた10日間頃は、日本列島が太平洋の高気圧に覆われて晴天が続くと言われていました。当然アウトドアには好機となりますので、富士登山を始め、アルプス級の登山の好適期です。私も天気に恵まれれば、久しぶりにテントでの一泊で南アルプスに登ろうかと思っています。今回は、今まで持って行かなかった無線機を持って、山頂から電波を出そうと思います。

現在自宅で使っているポータブル機は、ちょっと荷物になるので小型軽量のハンディ機を持って行くつもりです。ただ、ハンディ機は常時手で持っていなければならず、更には通話用のマイクも持つと両手がふさがってしまいます。これでは何かと不便なので、三脚に固定するホルダーを作ってみました。

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こちらがポータブル機です。これでも小型・軽量が売りのトランシーバーですが、一泊登山には少し重荷です。

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こちらがホルダーで三脚に固定したハンディ機です。カメラ用の三脚に固定することで送信中も片手を明けることができますし、受信中は両手を使えるので、交信内容を記録することができるようになります。このハンディ機は144MHzと430MHzの送信が可能ですが、果たして上手く交信ができるかどうか、それ以前に梅雨が明けてくれるかどうか、乞うご期待です。

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2019年7月12日 (金)

中央アルプスの5羽の雷鳥の雛が全滅の模様

環境省が11日に発表したところによれば、中ア木曽駒ケ岳周辺に生息している雌1羽から孵化したライチョウの雛5羽の生存が確認できず、全滅したと見られるとのことです。中アではライチョウは絶滅したものと見られていましたが、昨年から雌1羽が確認されていました。この一羽は他の山域から飛来したものと見られ、トキやコウノトリでも本来の生息地を離れて生存している例が確認されています。

最近になり、この雌が抱卵しているのが確認されましたが、付近に雄はいないことから無精卵の可能性が高いと判断されました。このため、環境省では乗鞍岳で採取した有精卵とすり替えて繁殖を目指したところ、5羽が羽化したことが確認されました。このまま順調に育つことが期待されましたが、残念ながらその願いは叶わなかったようです。生育地付近ではキツネの糞が見つかっていることから、捕食された可能性も考えられます。中アでライチョウが絶滅したのは、それだけ他の山域よりも生存する環境が厳しいためだと考えられますので、無理して増殖を図ることが本当に望ましいのか、改めて検討することも必要なのではないかと考えます。

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南ア蝙蝠岳のライチョウです。

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2019年7月11日 (木)

ニャンコがスイッチオン

火災原因は天ぷら鍋の過熱やタバコの火の不始末など様々ですが、中には留守中にペットが暖房器具のスイッチに触れて火事になったケースもあると言うことです。我が家も10年以上ワンコやニャンコを室内で飼っていますが、そのようなことは考えられず、半信半疑でした。ところが先日、ニャンコが扇風機の上を歩いた際に風量が切り替わる事態が起きました。ニャンコの体重は4Kgほどなので、スイッチの上を歩くことにより、スイッチが入ってしまったのだと思われます。

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ニャンコは昨年の夏以来病気になり、歩行が困難となって、今まで決して歩かなかった扇風機の上も歩くようになりましたが、スイッチを踏んだのは初めてでした。この時は回っている扇風機の風量が「弱」から「中」に切り変わったのですが、どうしたものかと考えあぐね、結局様子見することとしました。そして昨日、点けていなかった扇風機の上を歩いた際に、スイッチが入ってしまいました。幸い在宅中だったので直ぐにスイッチを切りましたが、正直びっくりです。まあ、扇風機なので間違ってスイッチオンしても危険な状態にはなりませんが、ちょっとまずいので、何らかの対策を考えなけれなりません。

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2019年7月10日 (水)

電池式蚊取り器の詰め替えカートリッジが入手できない

今朝は朝から晴れていますが、梅雨明けはまだまだ先になりそうです。この時期になると戸外での虫刺されが気になります。最近ではスプレー式の虫よけ剤もありますから、短時間での屋外作業でしたら、こちらを利用する手もありますが、長時間の効果を期待する場合は昔ながらの蚊取り線香か、携帯に便利な電池式の蚊取り器になります。

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我が家で使っている電池式の蚊取り器です。

たまにしか使わないので、外観は新品同様です。今年も交換用カートリッジを買おうとDIY店やドラッグストアーを回りましたが、困ったことにどこにもこのタイプのものは売っていません。需要の変化からか、そもそも、電池式蚊取り器の売り場自体が縮小している感じです。この商品も使用時間が大幅にアップした新型が出ていますので、そちらに買い替えて欲しいということでしょうが、形状はほとんど同じです。商品の混同を避ける意味合いもあるのでしょうが、なぜ従来の形状を継承しなかったのかと恨み言の一つも言いたくなります。

ネットで調べたら、販売事態はしているようなので、流通数の関係で一般の店では取り扱い中止になってしまっているのだろうと思います。通販で購入しても良いのですが、同じくらいの金額の総量がかかってしまいます。新たにカートリッジ付きの本体を買い替えても1000円足らずですから、この際買い替えても良いのですが、壊れてもいないものを捨てるのも面白くありません。みみっちい話ですが、しばらく思案に暮れることになりそうです。

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2019年7月 9日 (火)

トランプ政権が台湾への戦車108両の売却を承認

トランプ政権が台湾に対してM1A2Tエイブラムス戦車108両及びその砲弾やスペアパーツ、戦車運搬車両、スティンガー対空ミサイルなどを、総額約2400億円で売却することを決定し、議会に通知しました。台湾はこれまで米国製のM60A3戦車を主力戦車としていましたが、最高速度48Km/h、105ミリライフル砲など我が国の74式戦車並みの仕様で、世代的には見劣りする形になっていました。

M1A2戦車は米国の最新型主力戦車であり、120ミリ滑空砲を備えた攻撃力と共に防護力に優れた世界のトップクラスの戦車です。その最新鋭の戦車を輸出することは中国を刺激するのではとも見られていましたが、この問題での中国の反発は強くないと判断したものと思われます。戦車は陸上では強力な戦力となりますが、航空機からの攻撃には脆弱なので、多数の航空機を持つ中国としては、それほどの脅威とみなしていないのではないかと思います。

また、売却価格が約2400億円となっていますが、戦車単体での数字ではないので、1両当たりの単価は不明です。しかし、常識的に見て、他のパーツが半額を超えることは考えられませんので、1両辺り13~15億円程度ではないかと考えられます。我が国の戦車は割高だから、海外性を輸入したほうが良いとコメントしている軍事ライターもいますが、この数字をみれば1両10億円前後の10式戦車も割高とは言えないのではないかでしょうか。また、M1A2は車両重量が60トンを超えることから、台湾の道路インフラが耐えられないのではないかと危惧する意見もあるようですが、どうなのでしょうか、ちょっと気になるところです。

 

 

 

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2019年7月 8日 (月)

参院選、序盤は与党が優勢

第25回参院議員選挙が公示され、熱い選挙戦が繰り広げられています。改選議席124議席に370名が立候補していますので、競争倍率は約3倍となっています。今回は最大野党だった民主党が分裂し、立憲民主党と国民民主党になって初めての選挙なので趨勢が注目されますが、序盤の調査では自民党と公明党の与党が過半数を制する勢いとなっている模様です。但し、投票先未定としている有権者がおよそ5割もありますので、この先の情勢変化で結果が大きく変わる可能性も否定できません。

安倍首相は先頭に立って選挙戦を戦っていますが、相変わらず民主党政権時代の経済政策を批判するだけで、新鮮味がありません。そもそもあれだけ成果を誇ったアベノミクスは全く経済成長の名前に値せず、国民の実質収入は減る一方です。民主党政権時は、未曽有のリーマンショックによる世界的な景気後退期に当たっただけで、自民党が返り咲いてからは、たまたま回復期に当たったことからV字回復したように見えましたが、6年間も政権を担当しながら、インフレ目標率2%が遠く達成できないことからも、名ばかりの経済政策であったことは明白ですが、この点に対する野党の反論が弱いのは問題です。

私の住む静岡県は与野党合わせて5名が立候補していますが、事実上は自民党の牧野候補と国民民主党の榛葉候補、立民党の徳川候補の3人の戦いとなっています。自民党は野党が候補を一本化できなかったことから、当初は候補者を2名立てて独占することも目論んだようですが、必勝を期して牧野氏一人の出馬となっています。一方の野党は現職の榛葉氏に新人の徳川氏が挑む形となりましたが、自民党が複数立候補を見送ったことから共倒れすることだけは避けられました。静岡選挙区はこれまで、自民と野党がそれぞれ1議席ずつ占める無風選挙区でしたが、今回は久々に三つどもえの選挙戦が繰り広げられるようです。

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2019年7月 6日 (土)

対艦弾道ミサイルは脅威か

かつて中国が台湾に対して軍事的圧力を強めた時、米国は空母打撃群を台湾近海に展開させ中国を力で沈黙させました。以後、中国は空母の保有を目指すと共に、対抗手段を講じることとなりました。その一つが対艦弾道ミサイルです。弾道ミサイルは射程が長いので、防衛がしやすい大陸の奥深くから、はるか遠くの洋上にいる空母に攻撃を加えることが可能だとするものです。中国はMRBM(準中距離弾道ミサイル)DF-21の改良型を開発し、すでに実戦配備していると公表していますが、対艦弾道ミサイルそのものの性能については一切明らかにしていません。

米国メディアが伝えるところでは、米国国防省が中国が南シナ海で対艦弾道ミサイル6発の発射実験を行ったとして中国を非難したと言うことです。米国はこれより前の6月29、30日に弾道ミサイル偵察機のRC-135コブラボールを飛ばしていますので、この期間に発射実験が行われたものと見られます。また、佐世保に配備されている弾道ミサイル追跡艦の「ハワード・O・ローレンス」が6月14日にシンガポールのドックを出港したと見られていますので、発射実験の監視に参加していたものと考えられ、米国にとっては格好の情報収集の機会になった模様です。

では対艦弾道ミサイルとは本当に脅威なのかについて考えてみたいと思います。通常の対艦ミサイルは、相手の探知を避けるために、レーダーに捉え難い海面すれすれを飛翔します。しかし、弾道ミサイルは発射時点から探知されるうえに、護衛のイージス艦から迎撃がしやすいと言われるヘッドオンの状態で迎撃が可能です。わざわざ姿を曝す攻撃方法がどこまで有効か疑問です。また、中国以外にこの手のミサイルを配備している国がないことも有効性を疑わせます。

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迎撃ミサイルSM-3ブロック2Aの発射シーンです。 (出典:防衛省)

また、一般の弾道ミサイルは固定された地上目標を狙うのが一般的です。空母のような移動する相手を狙うことは技術的にはかなりの困難が伴います。一般のミサイルは発射後、大気圏外で弾頭を切り離します。その後弾頭は大気圏に再突入しますが、その際に大気との摩擦で高温となり、プラズマに包まれて電波が遮断されます。高度としては70~40Kmの間と考えられます。従って、最終的に70Km以上の高度で相手を捕らえて突入することが必要ではないかと思われます。MRBMの突入速度は2~3Km/秒なので、高度80Kmから海面に到達する時間を単純計算すれば、80÷3≒26.7秒です。一方空母の速度を30ノットとすると1秒間に移動する距離は15.4mです。26.7秒では411mとなります。元々のDF-21の命中精度(半数が到達半径)はおよそ300mと言われていますので、411m先の未来位置に正確に着弾させるのはかなり困難ではないかと思われます。また、相手のレーダー探知を避けるため、相手のレーダーに向かって目つぶしのように妨害電波を照射して防衛行動をとりますので、そもそも正確な位置測定が行えるかも疑問です。

以上の事を考え合わせると、現時点で高い脅威であるとは到底考えられません。油断は禁物ですが、対抗手段で十分防禦可能と見るのが妥当ではないでしょうか。

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2019年7月 4日 (木)

最高裁の唯我独尊

最高裁が、2014年に発生した女子児童殺害事件で、一審の裁判員裁判での死刑判決を破棄した二審判決を支持し、被告に無期懲役を言い渡しました。裁判員裁判で死刑の判決が出ながら、二審で破棄される事例がこれまで5件ありましたが、裁判員制度の意義を根底から無視する暴挙で、司法の前例主義、事なかれ主義が強く押し出された判決と感じます。

我が国の裁判、特に殺人事件では殺された被害者の数が重要視されてきました。これは連続射殺事件の犯人の名前から永山基準と呼ばれ、永らく判決の際の指標とされてきました。しかし、法律が殺人罪の最高刑を死刑としているのに、被害者が一人であることを主な理由に死刑を適用しないのは、おかしな話です。この事件の被害者も帰宅途中の小学1年生の女子児童で、犯行は悪質で、遺族も極刑を望んでいました。

裁判員制度は、司法の判断が、一般市民の量刑感覚と大きく乖離しているとの批判を受けてスタートしました。しかし、折角市民が貴重な時間を提供して慣れない裁判に参加し、悲惨な犯行現場の写真や証拠物件と対峙しているのに、世論から批判を受けた裁判官の側が制度の趣旨を全く理解しようとせず、相変わらずの前例主義を貫く姿勢を固持しているのは国民に対する重大な背信行為ですし、裁判員の判断を軽視する姿勢が透けて見えます。法務省はこのような事態を放置せず、早急に改善策を講じるべきで、さもなければ裁判員制度が形骸化するばかりです。

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2019年7月 3日 (水)

日本が韓国に事実上の経済制裁

G20首脳会議が終わるのを待っていたかのように、1日に日本政府が韓国向けの半導体製造材料の規制強化を発表しました。半導体を製造するのには主材料であるシリコンウェハーの他に、基盤に塗布するレジストや加工した半導体を洗浄するフッ化水素、有機ELの製造に必要なフッ化ポリイミドなどが必要になり、日本の世界シェアはいずれも70~90%を占めています。

これらの物質は軍事兵器などへの転用が懸念されるため、通常は厳しく輸出入が管理されています。しかし、日韓の外交関係を考慮し、通常は一回の契約ごとに必要な許可を免除する優遇措置を取っていました。しかし、韓国が北朝鮮の瀬取りに協力したり、戦略物資の北への供与が心配される事態に立ち至ったため、原則に立ち返って通常の手続きを取ることにしたものです。この手続きには通常3か月ほどかかるため、これから新たに申請する分の輸入が可能になるのは10月頃になるものと見られます。その間、韓国企業の手持ちの材料が尽きれば、操業を止めることになると思われます。

韓国の輸出に占める半導体関連製品の割合は、全体の20%にも上ると言うことなので、韓国経済にとっては深刻な打撃になることも予想されます。しかし、今回の措置は、事前に日本政府が検討中と伝えられていたにも関わらず、韓国政府は全く反応しませんでした。日本政府が徴用工問題での仲裁委員会の設置を要請した際にも、これを無視する態度を取り続けました。このような経緯から規制止む無しに至ったものと理解しますが、韓国側は日本側の突然の一方的な強硬策と受け止めているようで、どこまで行ってもボタンの掛け違いが収まる気配は見られません。

韓国製の半導体製品は、我が国にも輸出されています。従って規制が長引いた場合には日本国内にも影響が出ることが懸念されますが、今回の事態については韓国側にボールがありますので、どういうボールが返ってくるのか、事態の推移を見守りたいと思います。

 

 

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2019年7月 2日 (火)

キングソロモンの法則

アマチュア無線では、電離層による反射を利用して遠距離通信を行っています。電離層は高さによっていくつかの層に分類されますが、一番特徴的なのがE層で、E層が活発化する現象をスポラディックE層、略してEスポと言います。昨日はそのEスポが発生し、16時半頃から19時半頃にかけて北海道方面の局が強力に受信できました。私は50MHzで北海道の局、3局と交信しましたが、北海道の局と一日で3局と交信したのは初めてです。また通常Eスポは比較的短時間で消滅することが多いようですが、昨日は3時間ほど持続しましたので、これも珍しい現象だったようです。

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さてEスポについては、有名なキングソロモンの法則と言うものが存在します。無線に興味のない方は、聞いたことがないかも知れませんが、HF帯、VHF帯の通信を行う人、中でも50MHz帯運用者にとっては忘れられない言葉です。キングソロモンとは、提唱者のアマチュア無線家、栗山晴二氏のコールサインJA1KSに由来しています。栗山氏は50MHz帯での異常伝搬を経験し、体験的にEスポの発生と天候に関連性があるのではと考え、天気図とEスポの発生を検証して、日本列島を温暖前線が横切った時に発生しやすいとする仮説を打ち立てました。これがキングソロモンの法則ですが、地球表面近くの気象現象と何10Kmも上空の電離層の状態との間に相関関係はあり得ないとする考えもあり、今もって科学的に証明されていません。そもそもが電離層自体が目に見えない存在なので、キングソロモンの法則もまた、神秘のベールに包まれていると言ったところでしょうか。

 

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2019年7月 1日 (月)

大阪城エレベーター問題

G20での安倍首相のスピーチに波紋が広がっています。事の発端は28日に開かれた夕食会での挨拶で大阪城に触れ、現在の天守は今から90年ほど前に復元されたものであることを説明しました。発言の要旨についてNHKニュースからの引用です。

~大阪のシンボルである大阪城は、最初に16世紀に築城されました。石垣全体や車列が通った大手門は17世紀はじめのものです。150年前の明治維新の混乱で、大阪城の大半は焼失しましたが、天守閣は今から約90年前に、16世紀のものが忠実に復元されました。しかし、1つだけ、大きなミスを犯してしまいました。エレベーターまでつけてしまいました。~

勿論エレベーター云々は笑いを取ろうとしたためのジョークです。額面通りに、誤ってエレベーターを設置したと考える人はいないでしょう。しかしこのスピーチについて、障害者団体などからバリアフリーを無視するものだと非難の声が上がっていますが、私は、この抗議の動きは過剰反応ではないかと考えます。

第一に、誰がどう見てもエレベーターの下りは真面目な主張ではありません。各国の首脳を和ませるためのくすぐりであって、正面からバリアフリーを否定している訳ではありません。
第二に、歴史的建造物にまでエレベターの設置が求められるのか、と言うことです。現在、我が国には姫路城など12城に木造の天守が残っていますが、どれも築城当時の姿を残しており、エレベーターなどは設置されていません。また、大洲城、白河小峰城、掛川城などで木造で天守が復元されていますが、こちらもエレベーターは設置されていません。

公共施設などのバリアフリー化は大いに推進されるべきと考えますが、歴史的建造物の復元に当たり、エレベーターの設置が必須であるとは思いません。城跡は全ての国民にとって、後世に伝えるべき文化財です。明治以降、多くの城で折角残っていた貴重な建造物が取り壊されてしまいました。近年、このような失われた天守を木造で復元しようとする動きが各地でみられるようになっています。中でも名古屋城については、同様にエレベーター論争が起きましたが、河村市長はかつての姿を忠実に再現したいとして、エレベーターは設置しないことを表明しています。

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木造で復元された小峰城の御三階櫓(事実上の天守)です。

文化財について、できる限りかつての姿を忠実に復元するためにエレベーターを設置しないことは、障害者を無視することとは違います。自力で歩行することができない方も、見学する権利があるとの主張も理解できます。しかし、何が何でもエレベーターを設置すべきとの主張は賛同できません。エレベーターの設置には、そのために構造に手を加える必要がありますし、本来あるはずのスペースを、削らなければならなくなるからです。エレベーターとは違いますが、現在はアシストロボットなど、様々なツールが開発されており、いずれこれらのツールを使って障害のある方の見学も可能になる日が来るのではないかと思います。何が何でも設置しろではなく、冷静な議論が必要ではないでしょうか。

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