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2019年7月21日 (日)

史上最低の大統領

トランプ大統領の問題発言が止まりません。元々選挙戦の最中から問題発言を連発していましたが、選挙中だからと大目に見られていましたが、当選するや、自分の発言は全て真実だから当選したのだと、都合の良いロジックで、事実と相違するフェイクニュースを発信し続けています。

最近では、ソマリアなど外国から移住して来た女性議員の政府批判の発言を批判して、不満があるのならこの国から出て行けと連日発言しました。しかし、集会でトランプ氏を支持する聴衆がこのフレーズを連呼する騒ぎとなり、流石に許容できないと責任を追及する動きが高まると、一転して自分は集会では発言していないので責任はないと強弁しています。

また、就任以来、前任のオバマ前大統領を批判していますが、トルコがロシア製の対空ミサイルシステムS-400を導入すると、責任はパトリオットミサイルの輸出を認めなかったオバマ氏の責任だと非難しました。しかし、これもひどい思い込みで、オバマ政権は輸出を承認したのですが、トルコが、一部自国生産を主張したことで、輸出そのものが破談となったものです。この事実については7月17日にAFPなど複数のメディアが事実関係を伝えていますが、米国4軍の最高司令官である大統領であれば、当然把握しておかなければならない事実です。

また、これまでの主要閣僚の顔ぶれを見ると、スタート時点の31人中、黒人の閣僚はベン・カーソン氏ただ一人です。2011年の統計で白人の比率は78%でしたので、黒人閣僚は5,6人いてもおかしくないのですが、これもトランプ氏の人種問題に対する考え方が反映していると見るのが妥当です。

トランプ氏は思い込みが強く、他人のアドバイスには耳を貸そうとしない傾向が強く見られますが、大国の指導者としては大変に問題です。他民族国家として発展して来た米国においては、人種の多様性や思想信条の自由を認めることで社会がまとまり、安定した繁栄を可能にしてきました。しかし、トランプ氏の登場によって政治は民主党と共和党の対立が激化し、社会は二分化されて対立は深まる一方です。来年の任期満了を控えて、とにかく点数を稼ぎたい焦りがこれまで以上に強まると、国内のみならず全世界を巻き込んだ混乱が、更に大きくなる可能性があります。もし、アメリカンファーストならぬトランプファーストを行動の前面に押し出すようであれば、史上最低の大統領であることは間違いありません。

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