日韓対立めぐる残念な韓国側の動き
韓国の輸出管理をめぐる日韓の対立は、韓国側の強い反発を招き、悪化の一途をたどっています。日韓の民間の往来にも波及し、島根県の出雲空港への便が休止したのに続き、大韓航空が釜山―札幌便を運休、LCCも九州へ便の運休や減便を決めています。そのような中、韓国釜山市が日本との交流を中止、職員の日本訪問も制限することを明言しました。どうも釜山市長が文大統領と政治的立場が近いことで、足並みをそろえたいとの意向のようですが、おかしな話です。釜山は九州と位置的に近いことから、古くから交流が盛んで、フェリーの定期的な運航も行われて来ました。また、かつて日中間が政治問題で対立した時も、政治と経済は別として民間交流や経済活動が続けられたことがありますが、どうも今の韓国政府にはそのような考えはないように思われます。本来は経済活動や民間交流を維持する中で着地点を探すのが良いと思うのですが、どうも感情的な動きにシフトしているように感じられます。
そもそも今回の半導体3物質の輸出規制強化は、日韓の担当者協議が3年間も放置され、今年の協議も韓国側の要請により延期されたまま、未だに日程の通知さえして来ないデタラメさに起因しています。筋論で言えば、韓国側が当事者として当然なすべき管理実績を用意し、協議を再開する中で輸出管理レベルの引き下げを「要請」すべき話です。ところが、逆に規制強化の「撤回を要求」「謝罪を要求」する始末です。これは、お手伝いを理由にお駄賃をもらうことになっていた子供が、お手伝いをしなかったためにお小遣いをもらえなかったことに腹を立て、お小遣いを要求しているようなもので、話になりません。
韓国には、従来から「理」よりも「感」が先に立つ傾向が強いようですが、今回のトラブルをWTOに持ち込んで日本包囲網を作ろうとして失敗したり、米国に訴えて我が国を抑え込もうと画策して失敗したように、筋道が間違っている事柄に同調してくれる国はありません。自らが襟を正すべきなのですが、未だそのような正論が多数派を占めるには至らず、反日運動だけが盛り上がるのはこの問題の解決を遅らすことになるだけなので、残念です。
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