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2019年8月20日 (火)

中国機が海自艦を標的に訓練の疑い

昨日、共同通信が、5月に東シナ海の公海を航行中の海自護衛艦に対し、中国軍の複数のJH-7戦闘爆撃機が対艦ミサイル訓練を行ったと報じました。これは複数の日本政府関係者からの証言として、中国軍機からの「海自艦を標的に攻撃訓練を行う」との通信を陸・海・空それぞれの通信傍受部隊が傍受していたと言うもので、中国軍機からは攻撃時に使用する射撃管制レーダーは照射されなかったため、護衛艦の側は攻撃訓練とは気づかなかったとしています。

JH-7戦闘爆撃機はYJ-8対艦ミサイルを搭載でき、射程は42Kmとされていますので、恐らく40Km以内に接近して模擬攻撃を行ったものと思われます。この範囲であれば、当然護衛艦の対空レーダーに捕らえられていますし、位置的に日本の防空識別圏内なので、地上レーダー及び、早期警戒機のレーダーに捕捉されていた筈です。このような中で戦闘訓練を行うことは、手の内を相手に見せることになりますので、通常は避けるべきものなのですが、最近は艦対空ミサイルの射程が長くなっており、最大射程が42KmのYJ-8搭載のJH-7では発射する前に撃墜されてしまいますので、初心者パイロット向けの初歩的な模擬訓練だった可能性もあります。

P8060018r16

護衛艦に搭載のシースパロー対空ミサイル(訓練弾)です。

今回の事件は、自衛隊の情報探知能力を相手に知られたくないとして当初公表されませんでした。それが今になってリークされたのは何故でしょうか。やはり、間近に迫った来年度の概算要求の防衛関連予算に向けての環境作りではないかと思われてなりません。

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