« 2019年10月 | トップページ | 2019年12月 »

2019年11月29日 (金)

中曽根康弘氏が死去

本日、中曽根康弘元首相が老衰のため入院先の病院で死去しました。101歳でした。中曽根氏は、1947年に29歳で衆議院議員に初当選以来、連続20回当選を果たし、56年に亘って衆院議員を務めました。1957年には早くも第二次岸内閣で科学技術庁長官として初入閣を果たし、その後も運輸、防衛、通産大臣などを歴任し、1982年に第71代内閣総理大臣に就任しました。

中曽根氏と言えば、「不沈空母」発言などタカ派のイメージがつきまといますが、政治家としての実績や評価はさておき、初当選以来総理大臣就任を公言し、総理になった暁には何をやるべきか、常に手帳にその内容を記していた政治姿勢を私は高く評価していました。最近も、初入閣を果たした議員が、マスコミの取材に対して「これからしっかり勉強します」などと話すのを見聞きするたびに、自分のやりたいことさえ判っていないようでは議員失格ではと思えてなりませんで。

議員を引退しても、政治活動は続けるとしていましたが、90歳を越えても弁舌鋭く諸問題を語る姿は、最近の頼りない議員に爪の垢でも煎じて飲ませたいほどでした。昨今、ポスト安倍について語る時、残念ながら存在感のある政治家の名前が思い浮かびませんが、中曽根氏が総理を目指していた時代、総理候補の頭文字を取って三角大福中(三木・田中角栄・大平・福田・中曽根)と呼ばれ、5氏が競い合っていました。現在はドングリの背比べの感がありますが、当時は我こそはと言って、それぞれが切磋琢磨して、誰が就任してもおかしくない状態でした。時代が違うと言ってしまえばそれまでですが、巨星落つの感は否めません。

| | コメント (0)

2019年11月28日 (木)

イージスアショアは脆弱か

自民党の石破氏と国民民主党の前原氏が、我が国の安全保障問題について、党派を超えた勉強会を発足させることで足並みを揃えるそうです。昨夜は、両人がBSの番組に生出演して安全保障に対する持論を展開しましたが、国会での与野党の空疎な議論と違い実のある放送になったと感じました。その中で前原氏が、導入を予定しているイージスアショアについて、巡航ミサイル攻撃に対処できないので、導入はいかがなものかと言ったニュアンスの発言をしましたが、ちょっと認識が違うのではないかと感じました。

イージスアショアは、イージス艦に搭載したSM-3ミサイルを含むイージスシステムを地上に設置するものですが、何故そのような必要があるのかが、理解されていないようです。元々はヨーロッパの内陸部に迎撃ミサイルを配置するのに、イージスシステム以外に選択肢がなかったことから発案されたものですが、そもそもイージス艦は定期整備や補給が必要なため、46時中海上にとどまることはできません。我が国は当初あたご型4隻のイージス艦を保有し、弾道ミサイル防衛に当たって来ましたが、常時4隻をミサイル防衛任務に就かせることは困難でした。今後は8隻体制にして、投入できる数を増やす計画ですが、本来のイージス艦の任務は僚艦の艦隊防空です。弾道ミサイル防衛任務にかかりっきりでは、本来の艦隊防空任務に穴が開きかねませんので、常時ミサイル防衛に当たることが可能なイージスアショアの導入が決まった次第です。

イージスアショアは地上配備となりますので、固定目標として巡航ミサイルの標的にされると言うのはその通りですが、イージスシステムでは射程が400Km以上とされる新型のSM-6ミサイルを同時に運用できますので、自己防衛が可能です。またイージスアショアを担当する陸上自衛隊にも、射程50Kmの通称「中SAM」の03式中距離地対空誘導弾がありますので、航空機や巡航ミサイルへの対処が可能です。前原氏が例として取り上げたサウジの石油プラントの場合は、自国内陸部と言うことで、全く防衛体制が敷かれていませんでした。更に言えば、我が国領空に至るまでに空自のレーダーサイトや早期警戒機による発見が可能ですから、着弾前に十分迎撃が可能です。

P5210007r16_20191128091001

E-767早期警戒管制機です。

Pb250005r18

空自の基地防空用地対空誘導弾です。陸自には搭載車両だけが違う11式単距離地対空誘導弾があり、対空任務に当たります。

とは言っても、問題提起としてイージスアショアの短所をどうカバーすべきかを議論することは意義のあることだと思いますので、この手の議論を政争の具とせず、国民の安全保障を高める目的で活性化させることを期待したいと思います。

| | コメント (0)

2019年11月27日 (水)

自動ブレーキが義務化のようですが

政府が、21年度11月から新型車への自動ブレーキを義務化する方向で検討中と新聞各社が伝えています。昨今、高齢ドライバーによる暴走事故が後を絶ちませんので、これは朗報かと思いましたら、ちょっと気がかりな点がありました。報道によれば、モデルチェンジ車や新型車には、義務化が実施されますが、現行販売中の車種については25年度まで実施が猶予されると言うことで、義務化まで実に6年もあることになってしまいます。しかも、新たに販売される車が対象ですから、実際の販売数に対する割合は限定的となってしまいます。

疑問なのは、既に多くの車種で自動ブレーキが設定され、販売されているのに、何故そこまで猶予期間を設ける必要があるのか、と言うことです。当然自動ブレーキを搭載すれば、販売価格が上昇しますが、保険の掛け金では優遇される措置もありますので、ユーザーの負担はそれほど大きく無い筈です。ある自動車メーカーの調査によれば、搭載車の事故の発生率は非搭載車の15%にまで減少したと言うことですから、効果は明らかです。また、義務化までに猶予期間があってもメーカー判断で、事前実施に踏み切ることも大いに考えられます。であるならば、現行車も21年11月からの義務化に踏み切るべきではないかと考えます。

| | コメント (0)

2019年11月26日 (火)

楽天ペイでトラブル、買い物できない人続出

政府は、諸外国に比べて遅れているキャッシュレス決済を推進しようと、ポイント還元などの補助などで利用拡大を図っています。私自身は、ETCを始め、バス乗車用のICカードやクレジットカードを使っていますが、スマホ決済アプリは使っていません。最近はスマホを時計代わりにして、時計を持たない人が多くなりましたが、スマホ決済アプリの普及によって、何と財布を持たない人までいるようです。

日本も、そのような時代となりつつあるようですが、スマホ決済の一つである楽天ペイでトラブルが相次ぎ、レジで混乱が発生したようです。キャッシュレス決済については、これまでも災害時に利用できなくなることが指摘されていますが、北海道の大停電時にこのことが浮き彫りになっています。にもかかわらず、財布を一切持たない人がいることに驚いてしまいました。確かに、この種のトラブルは頻発するものではないでしょうが、システムトラブルや予期せぬ停電が起きることはないとは言い切れません。リスクと利便性を考えた上での判断なのかも知れませんが、やはり一つのツールに全てを頼ることは、万一の際に行動を大きく制約されることになってしまいますので、何らかのバックアップの手段を持つことが必要ではないかと考えます。

| | コメント (0)

2019年11月23日 (土)

柊の花が香る朝

この週末は雨模様になるとの天気予報でしたが、目覚めたら抜けるような青空が広がっています。冷え込みもそんなに厳しくはなく、我が家の庭の片隅にある柊(ひいらぎ)の木から甘い香りが漂っています。柊はとげとげした葉があることから、以前は魔除けとして家の門口に植えられたようで、我が家にもその名残として植わっています。毎年、花が少なくなるこの時期に花を付けますが、何とも言えない香りが気に入っています。調べてみたら、モクセイ科モクセイ属の木と言うことですから、キンモクセイのような香りがするのも納得です。

Pb230023r19jpg

昨夜までの雨の名残りが残っていました。

Pb230025r19

ちょっとピンボケですが、一つ一つの花はこんな具合です。

Pb230024r19

花の付き方は馬酔木の花に似ているように思います。気温がやっと下がって来ましたので、花の持ちが良く、これからしばらくは柊の香りが楽しめそうです。

| | コメント (0)

2019年11月22日 (金)

日韓GSOMIAが明日失効

日韓の間で締結している「軍事情報に関する包括的保全協定」は期限が1年で、これまで毎年更新されてきましたが、今年8月に韓国政府が破棄を通告したため、明日11月23日に失効する見通しです。これに対し米国は、GSOMIAは日・米・韓の安全保障にとって重要な協定なので、破棄の撤回を何度も求めて来ました。米国がいかにこの問題を重視しているかと言えば、エスパー国防長官、ミリー統合参謀本部議長、エイブスラム在韓米軍司令官を文大統領と会談させる力の入れようです。この会談にはハリス駐韓大使も同席しましたが、ハリス大使は元アメリカ軍太平洋軍司令官だった人物です。

これらの軍事関係者から協定の重要性を力説されながら、文大統領は、安全保障よりも対日強硬策を貫くと言った自身の信条を優先させる意向のようで、破棄の撤回に同意していません。米国はこのような韓国の姿勢を強く非難しており、今後の対韓姿勢については、これまで供与してきた便宜の取り下げも十分あり得ることと思われます。このような韓国政府の姿勢は大変残念で、一国の指導者が、国家の利益よりも自らの信条を優先することは国民に対する裏切り行為だと思われますが、世論調査によれば過半数の国民が大統領を支持しているようです。

GSOMIAについては、軍事情報の取り扱いの規定ですから、これを結ぶことで韓国が失うものは何もありません。逆に破棄することによって、日米の信頼を失い、有事の際の行動にも支障が出る可能性もあります。我が国は日米安保条約によって、国内の基地を提供していますが、有事の際は岩国や三沢から朝鮮半島に出撃することになります。当然、事前協議の対象となりますが、そのことに対して何の影響がないと判断しているとしたら、あまりに鈍感過ぎます。日本国民にとっても、日常生活には直結しない問題かも知れませんが、隣国の政府が、国の重要事である安全保障面で日本とは協調しないと言う判断を下した事実は、知っておいて良いのではないかと思います。

P4240078

三沢基地のF-16戦闘機です。

 

| | コメント (1)

2019年11月21日 (木)

産経新聞が強引な論理で安倍首相を擁護

政府主催の桜を見る会に、安倍首相の選挙区住民が多数参加して問題になっていますが、産経新聞が強引な論理で、首相を擁護しています。以下引用です。

(記事タイトルです。)  ~立憲・安住氏の朝食会「原価」1人1739円 首相の会費5000円よりも安く~

立憲民主党の安住淳国対委員長(衆院宮城5区)の資金管理団体「淳風会」が平成24年に都内のホテルで開いた政治資金パーティーで、会合の「原価」に当たるホテルの会場使用料が対価を支払った人1人当たりで1739円だったことが20日、政治資金収支報告書から分かった。 野党は首相主催の「桜を見る会」に関し、安倍晋三首相の後援会関係者が前日に同じホテルで開いた「夕食会」の1人当たりの会費5千円を「安すぎる」と批判しているが、会場使用料などについてホテル側が柔軟に対応している実態が浮かび上がった。

収支報告書によると、淳風会は24年4月23日と11月19日に朝食セミナーを開き、それぞれ収入は1062万円と1176万円で、対価を支払ったのは531人と588人。淳風会は会場使用料としてホテルに92万3326円と121万円を支払った。通常、使用料には飲食物の値段も含まれる。使用料を人数で割ると、1人当たり1739円と2058円。出席者が対価を支払った人の半数だったとしても、1人当たり5千円を下回る。

何が問題なのか、さっぱり判りません。そもそも、夕食と朝食とでは、メニューが全く違いますし、その料金も違うのは当たり前です。土俵そのものが違うのに、両者を比較すること自体不適切で意味がありません。しかも、この問題で首相を追及している安住氏のパーティーを同列に扱って、首相の会食よりも原価が安かったと暗に安住氏側を非難するかのような論調ですが、レストランのディナーとホテルの朝食バイキングを比較しているようなもので、お粗末そのものです。

産経新聞が、与党寄りの立場を取るのは勝手ですが、言論を扱う立場である以上、主張は論理的であるべきです。こんな子供じみた主張を載せるようでは、新聞社の名前が泣くと言うものです。

| | コメント (0)

2019年11月20日 (水)

430MHzで埼玉県と交信

またまたアマチュア無線ネタで申し訳ありません。昨夜、430MHzを受信していると、関東エリアの局を受信しました。とても明瞭に聞こえたので、県内に移動している局なのかと注意して聞いてみましたが、どうも埼玉県上尾市の自宅からのようです。これまでも東京都立川市や埼玉県さいたま市からの電波を受信したことがありましたが、今までで、一番明瞭に聞こえていました。これまで何度も触れていますが、UHFのような高い周波数の電波の場合、直進性が強く、電離層による反射が期待できないので、おおよそ見通し可能な範囲にしか届かず、経路に障害物があれば相手に届きません。従って今回の場合も地表に沿って伝わった電波ではなく、富士山による回析によるものと考えられます。

これまで関東圏の局とはUHFで直接交信したことがなかったので、何とか交信しようと思いましたが、神奈川県大和市や御殿場市の局が呼びかけていてチャンスがありません。じっと受信を続けていると、これらの局との交信が終了し、「その他に受信している局はありませんか?」との呼びかけがあったので、しめたと思いこちらのコールサインを告げて相手の応答を待ちました。すると、「浜松の局、再度コールサインをどうぞ」と応答がありました。思わず、やったーと心で叫び、夢中で交信しましたが、とても埼玉県の局とは思えない明瞭な信号で、少しの通信トラブルもなく交信することができました。相手の局とは直線距離で約220Km離れており、先日の伊賀市の局との136Kmを大きく更新する新記録です。

Photo_20191120091601

相手局との位置関係を、例によって図にしてみました。(クリックすると拡大します)

浜松市の東側には、島田市の経塚山(670m)や藤枝市の高草山(501m)などがあるため、UHFやVHFの電波では、通常は東京はおろか静岡市の局とも交信できません。それが、富士山があることによって電波の経路が曲げられ、埼玉県の電波が届くものと考えられますが、常時聞こえる訳でもありませんし、昨晩は諸々の条件が整った結果だと思われます。しかも、こちらの無線機の出力はわずか6Wで、指向性のないアンテナだったことを考えると、相手の設備環境など、たくさんの幸運に恵まれたからとしか思えません。何にしても、6Wの無線機で埼玉県と交信できたことは無上の喜びでした。

| | コメント (0)

2019年11月19日 (火)

無線機用のスタンドを作成

  現在使っているアマチュア無線の無線機は 縦型なので、立てて使うと大変不安定です。それなら横にして使えば良いのですが、本体にアンテナを直付けする場合は立てないと使えませんので、工夫が必要です。

Photo_20191119074301

元々持ち運ぶことを想定した機種なので、ツマミやダイヤルなどが上面に集中しており、立てて使うのが本来の使用法です。

Pb190589

そこで作ったのがこちらです。手持ちのコンパネで作ったのと、手直しを繰り返したので、こんな不細工な外観となってしまいました。そこで、人前で使っても恥ずかしくないものをと思い、第2号を作ってみました。コンパネは安価なのですが、切断面が汚くなってしまうので、今回は単板を使うことにしました。ところが、購入に行ったホームセンターには、思っていた板厚のものがなかったので、少し薄い板を使うことになりました。

Pb190590

出来上がった第2号です。第1号はL型の板をダボで差し込む方式でしたが、加工精度が悪かったので、使い勝手が良くありませんでした。そこで、今回は丁番で折りたたむ方式にして、ダボをストッパーに使おうとしましたが、上手く行かなかったので、三角形のブロックをダボで差し込む方式としました。三角のブロックを抜けば簡単に折りたためるので持ち運びにも邪魔にならないようになっています。

Pb190591_20191119074501

こんな具合に立てて使いますが、今回は何とか上手くできました。

 

| | コメント (0)

2019年11月18日 (月)

レトルトパック米飯を化学カイロで加熱可能とフェイク記事

ツィッターに、災害などの非常時に、レトルトパックご飯をホッカイロのような化学カイロで加熱可能と投稿した人がいたようです。ホンマかいなと、実証実験をしたところ、全く加熱されなかったそうなので、安易に情報を鵜呑みにするのは大変危険です。ちなみに、この種のパックご飯には、沸騰した熱湯で13~15分程度加熱するよう記載されています。一方のカイロは、安全上、通常60℃くらいまでしか加熱されないようですから、どう見ても能力不足です。

もし防災用にパックご飯を保存するのであれば、加熱用のコンロや鍋類、水を合わせて用意する必要があります。防災コーナーなっで売られている、フリーズドライのご飯の場合は、熱湯でなくても水を加えるだけで、各種のご飯が出来上がりますので、ちょっとお値段は高めですが、こちらの方が手軽に利用できそうです。

先日の台風接近の際は、慌てて食料やカセットコンロのボンベを買おうとした人が大勢いたようですが、あっと言う間に売り切れてしまい、中々手に入らなかったようです。「備えあれば憂いなし」なので、日頃からの準備が大切です。

 

| | コメント (0)

2019年11月16日 (土)

光明山古墳が国史跡に指定

浜松市が昨年発掘調査を行った、天竜区にある光明山古墳について、国の文化審議会は15日、国史跡に追加指定するよう文部科学大臣に答申しました。これにより、光明山古墳は国史跡に登録されることになりました。

P4290017r18

発掘調査時の光明山古墳です。

光明山古墳は5世紀中ごろに築かれた全長83m、高さ8.5mの前方後円墳で、浜松市内では最大、東海地方でもこの時期のものとしては最大級の大きさの古墳です。墳丘は2段に築かれており、形状も近畿地方の大型古墳と類似していることから、設計図の入手など大和朝廷と極めてつながりが深いことがうかがえます。墳丘は全体に葺石で覆われ、これまで盗掘に遭っていないことから良好な形で残っており、大変貴重な遺跡です。墳丘からは埴輪も多数出土しており、埴輪列があった位置も特定されています。

P4290019r18

発掘された葺石の状態。発掘は墳丘の一部でしか行われていませんが、葺石は全周にわたっているものと考えられます。多くの古墳が現存していますが、葺石が当時のまま残っている例を知りません。墳丘はかなりの急斜面となっていますが、それにもかかわらず、このような状態で残っていたことは、大変貴重な存在であると言えるのではないかと思います。それだけに、今後どのように保存していくかが課題となるのではないかと思われます。

注記:写真は昨年4月の現地説明会で撮影したものですが、保全のため現在は埋め戻されている可能性が考えられます。遺跡の価値が高いことから、一部を公開展示する可能性がありますが、現況については未確認なので判っていません。

| | コメント (0)

2019年11月15日 (金)

東京新聞記者が、恣意的記事を論説

東京新聞の半田滋記者と言えば、軍事関係が担当ですが、これまでも首をかしげるような主張をすることで知られていますが、11月13日付のWeb版の【私説・論説室から】のコーナーで、おかしな記述をしています。この記事は、防衛省が設置を計画中の地上型イージスシステム、イージスアショアについて取り上げたものですが、明らかに事実と相違する数字を記載しています。以下引用です。

日本海に面した山口県阿武町。白松博之さんの白菜畑は、防衛省が同県萩市に配備を計画する地対空迎撃システム「イージス・アショア」から約二百メートルのところにある。

 防衛省によると、レーダーから半径二百三十メートル以内は人体への影響があり、危険という。白松さんは「息子に白菜づくりを続けろとは言えない。農業をやめるしかない」。日本海に面した山口県阿武町。白松博之さんの白菜畑は、防衛省が同県萩市に配備を計画する地対空迎撃システム「イージス・アショア」から約二百メートルのところにある。

 イージスアショアについては防衛省の事前調査により、レーダーから230m以上離れた地点では、電波防護指針の基準値1mW/cm2を下回ることが確認されています。半田氏の記事はこの数字を逆手に取って、230m以内は人体に影響がありとしていますが、この230mは何の措置も講じていない、測定のための数字であり、実際はレーダーの周囲を防護壁で囲うとしていますので、現実的な数字ではありません。また、防衛省は230m以内では基準を超えるとしていますが、直ちに危険とは言っていません。もし何の対策も講じず、剥き出しの状態で影響が及ぶのであるのなら、何より施設周辺で勤務する自衛隊員の健康が懸念されることになってしまいますから、現実的ではありません。浜松基地には強力なレーダーを搭載したAWACSが配備されていますが、安全上の観点から市内上空を飛行する場合は、レーダーを作動させていません。

  Photo_20191116105001

防護壁がある場合と、無い場合の電波強度の比較です。

イージスアショアはレーダーの特性上、周囲よりも高い場所が望ましいことや、警備上の観点から、民有地との境界から至近距離に重要施設を設置することは考えられず、200mとの数字はレーダーからではなく、演習場の境界からの距離ではないかと考えられます。

Photo_20191115092501

イージスアショアの実験施設。 (出典:防衛省)

| | コメント (0)

2019年11月14日 (木)

川勝静岡県知はペテン師?

静岡県の川勝知事は、中央リニア新幹線の県内トンネル工事問題でJRと対立しており、世間を騒がせていますが、先日は三重県の知事から聞いた話として、中間駅の固有名詞を出して三重県知事の抗議を受けました。これに対し、川勝氏は間違いなく聞いたとして非を認めませんせんでした。このことについては、言った、言わないの水掛け論で、真相は藪の中ですが、別件で新たな事実が明らかになりました。

県とJRの工事をめぐる協議は、大井川の水量問題で堂々巡りとなっており、国交省を交えた3者協議で事態の打開を図るため、国交省の大臣技術審議官が、関係市町を回り、自治体の意向を聞き取りしています。この事態について、川勝知事は、6日の定例会見で、「JRが、地元の理解と協力を得て来なかったから審議官が回っている。JRは反省すべきだ。」とJRを非難していました。

この件に関し、JRは元よりそのようにしたかったが、これまで「直接会談」は県から止められていたと、新たな事実を明らかにしました。JRによれば、昨年8月9日付の難波副知事名の文書で、県や流域8市2町、利水者による「大井川利水関係協議会」の設立を受け、今後は県の対策本部がJRとの交渉役を担うとし、「貴社が関係利水者及び市町と個別に交渉等を行うことはご遠慮くださるようお願いお願い申し上げます」と要請されていたと言うことで、その文書公開しています。

これはひどい欺瞞です。自分たちの側からJRの動きを封じておいて、JRが行動を起こさないと非難するのは騙し討ちでしかありません。しかも、この事実が明らかにされて以降、川勝氏はJRに一切の謝罪をしていません。こうなると、先の三重県の中間駅発言も、川勝氏の思い違いであった可能性が否定できません。人間である以上、勘違いや間違いを起こすのは仕方ありません。しかし、明らかに自分の側に非があった時は、間違いを認め、相手に謝罪しなければなりません。もし、このまま謝罪がないようなら、川勝氏は嘘つきだと非難されても甘んじなければなりません。

| | コメント (0)

2019年11月13日 (水)

経塚山山頂の局と交信

日曜日、無線機のスイッチを入れると、144MHz帯で「CQ、CQ・・・」と交信相手を求めている局がいました。受信感度は最高を示していますので、どこの局だろうと聞いていると、「島田市経塚山山頂」と言っています。経塚山と言っても有名な山ではありませんから、知らない人がほとんどではないかと思いますが、私にとっては大変気になる山です。以前にも記事に取り上げたことがありますが、経塚山は浜松市内から富士山を見た場合、間に立ちふさがる位置関係にあります。富士山の五合目駐車場から電波を発信した場合、浜松市には直接届きますが、五合目より下の場所からだった場合、電波の到達は著しく困難になりますが、それは経塚山が邪魔をするからです。そんな経塚山ですが、景勝地でもなく、山容も平凡なので、認知度は高くありません。

Photo_20191112223801

経塚山の位置関係です。大井川の中流域、西岸に位置しています。 (国土地理院の地理院地図を加工)

Photo_20191112223901

浜松市の天竜川西岸から見た富士山です。

早速呼びかけると応答があり、交信することができました。聞けば、無線交信するために、わざわざ関東圏から経塚山に登りに来たとのことです。無線機の出力は、わずか0.5Wとのことですが、40Km近く離れている筈なのに、とても強力に受信できているので、とても0.5Wとは思えません。やはり、障害物なしに直線で交信できているからだと思われます。相手局の情報によれば、経塚山の頂上は樹木に覆われていて、展望は全く利かないそうです。展望が得られないので、登る人があまりいない不遇の山のようですが、そんな山に立っている人と交信しているのは、たいへん不思議な気がしました。

 

| | コメント (0)

2019年11月12日 (火)

ほっと一安心

悲しい現実ですが、歳を取ると体のあちこちに具合の悪いところが出て来ます。若い頃は何の心配もなく、野に山に飛び回っていましたが、何年か前に健康診断で不整脈が指摘されました。直後に鼠経ヘルニアの手術を受けることになり、全身麻酔をすることから心臓のチェックを受けることになりました。結果は問題なしで、以後定期的に検診を受けていますが、投薬もなく経過観察となっています。好きな山登りも続けていますが、特に調子が悪くなることもありませんでした。

ところが先日、かかりつけの医師から、気になる所見が見られると告げられ、心配になったので、定期検査を前倒しして受けることになりました。昨日、検査結果を聞きに通院したところ、結果は特段の異常なしとのことで、これまで同様の経過観察を続けることとなりました。一時は投薬など、治療のステージが上がるのではとか、悪いことばかり想像してしまい気分が落ち込んでいましたので、この結果は朗報でした。もう、それなりの年齢なので、世代に見合った生活をするしかないのですが、当面は従来のライフスタイルを続けられそうなので、一安心です。

P8040129r19_20191112084101

まだまだ山歩きを楽しめそうなので、ほっとしています。

| | コメント (0)

2019年11月10日 (日)

本日は祝賀御列の儀でした

本日は午後三時から、天皇陛下の即位を祝う「祝賀御列の儀」(しゅくが おんれつのぎ)が挙行されました。皇居宮殿から赤坂御所までの4.6Kmをオープンカー、その他約50台の車両で30分かけてパレードし、沿道に詰めかけた国民の祝福を受けられました。当初は先月22日に執り行われる予定でしたが、台風19号で各地に甚大な被害が出たことから、本日に延期されていたものです。

天皇の即位を国の内外に宣言する「即位礼正殿の儀」が行われた先月22日には、東京上空に見事な虹がかかり、即位を祝福しているのではと評判になりましたが、本日も雲一つない晴天に恵まれ、世紀の祭典に花を添えたようです。

前回の即位の際は、様々な妨害行為が見られたようですが、本日は何事もなく無事にパレードが起こなわれ、何よりでした。これは先代の天皇が在位の間、絶えず国民の側に立って象徴天皇の務めを果たして来たことと無関係ではなかったと思われます。何にせよ、国民と皇室の距離が縮まり、令和が平和で明るい時代になるよう、切に希望致します。

| | コメント (0)

2019年11月 8日 (金)

あおり運転に免許取り消しを検討中

最近、ドライブレコーダーの装着率が上がったせいか、あおり運転の事例がニュースになることが珍しくなくなってしまいました。以前からあったものが、記録化されることによって表面化したとも言えますが、これだけ話題になっているにもかかわらず、新たな事件が続いているのは、それだけこの種の事件が根深いと言うことかも知れません。しかし、東名高速の夫婦死亡事故など、痛ましい事故につながることもありますので、悪質ドライバーに対する厳罰化が望まれていますが、現行法では重大事故が起きない限り、危険運転致死傷罪に問えず、運転手に対するペナルテイが十分とは言えません。

そのような中、危険運転に対する厳罰化をと言う世論を受け、警察庁が危険なあおり運転をしたドライバーに対し、免許取り消しができるよう、制度の改正を検討していることが明らかになりました。報道によれば、年明けの通常国会に改正案を提出し、法改正にこぎつけたいとしています。あおり運転については現行法に規定がありませんが、悪質な車間距離不保持違反の検挙件数が、昨年1年で1万3000件もあったと言うことなので、いかに危険運転が横行しているかが、窺えます。厳罰化により少しでもあおり運転が減ることを期待したいと思います。

| | コメント (0)

2019年11月 7日 (木)

念には念を入れて

首里城の火災は衝撃的でしたが、出荷原因も配電盤のショートによる可能性が強まっています。また、あれだけの木造建造物が集合している場所なのに、防火体制が極めて貧弱だったことが浮き彫りになっています。今回の火災では、誰もが他の歴史的建造物は大丈夫か、と言った心配を抱いたと思います。昨夜の報道ステーションが姫路城を例に、この問題を取り上げていましたので、姫路城について改めて調べてみました。

姫路城の防火設備はスプリンクラー1078カ所、自動火災報知機669台、消火栓46カ所、モニターカメラ66台による24時間の監視となっています。そして毎日消防署との直通電話の通話確認と、1週間に一度消火訓練を実施しています。過去の消防訓練では2018年1月に、消防車両19台、人員115名による火災消火訓練を行っています。今回の首里城の火災を受け、7日に改めて消火訓練を行い、防火体制に不備がないかの点検を行うとのことです。

P9131940

姫路城大天守内部です。天井赤丸部分にスプリンクラーが設置されているのが、判ります。

首里城では屋内にスプリンクラーは設置されず、夜間は常駐の警備員はなく、火災報知機・モニターカメラも少数で出火の発見が遅れました。しかも、放水銃もわずか4基しかなかった上に、操作しようにも火災の熱で近づくことができない状態で、初期消火が全くできず、火勢を強める大きな要因となりました。

姫路城の防火体制は一見、万全に思えますが、油断は大敵。念には念を入れて万一に備えて欲しいものです。

 

| | コメント (0)

2019年11月 6日 (水)

40万アクセス達成

日頃は当ブログを御愛読頂きまして、誠にありがとうございます。お陰様で、本日、40万アクセスを達成致しました。これも皆様のご支援の賜物と厚く御礼申し上げます。こここまで参りましたら、次は50万アクセスを目指したいと思いますので、引き続き御愛読頂けますよう、宜しくお願い申し上げます。

| | コメント (0)

2019年11月 5日 (火)

備えあれば・・・

昨日は文化の日の振り替え休日、3連休の最終日でしたが、好天に恵まれて各地の観光地は賑わったようです。その観光地の一つ、岐阜県白川村で無人の小屋を焼く火事があり、世界文化遺産に登録されている合掌造りの集落への延焼が心配されましたが、火災に備えた放水銃を一斉に放水するなどして、延焼することなく火元は鎮火することができました。

先日の首里城の火災では出火元で鎮火できず、次々と延焼する結果となりました。伝えられるところでは、城跡なので、消防車が近づけなかったことが、鎮火に手間取った理由の一つに挙げられていますが、大規模火災に備えた消火訓練もほとんど行われていなかったようです。一方の白川村では、燃えやすい茅葺屋根の合掌造りの防火対策に力を入れており、避難訓練で放水銃を一斉に放水する様は、風物詩として毎年テレビでも取り上げられています。今回は、出火元が集落から離れていたことや、規模の小さな無人小屋だったこともあって、比較的短時間で消火することができましたが、日頃の防火意識や毎年の消火訓練、延焼防止用の放水銃の設置などの日頃の備えが、効果を発揮した結果だと思います。

何にしても文化財に関する火災が立て続けに起きたことは、由々しき問題なので、関係者は他山の石として再度防火体制の見直しをして欲しいところです。

| | コメント (0)

2019年11月 4日 (月)

三重県伊賀市の局と交信

昨日は文化の日でしたが、特に文化的なことをすることもなく、単なる日曜日として一日を送ってしまいました。ただ、唯一の収穫と言えば、アマチュア無線で7つの局と交信できたことでした。アマチュア無線では、年に何回か、どれだけ多くの局と交信できるかを競う、コンテスト(競技会)が行われますが、11月1日から7日までの間、愛知・岐阜・三重・静岡の局を対象とした東海マラソンコンテストが開かれています。このコンテストは、直進性の強い50MHz以上の周波数での交信が対象となりますので、より多くの局と交信するためには障害物の影響を受けにくい、高い場所から送信することが有利に働きます。従って、普段は聞こえない局と交信できる、またとない機会となる訳です。私はコンテストには参加している訳ではありませんが、参加局と交信することは可能です。

そのような中、430MHzで三重県伊賀市の局が、交信相手を求めて電波を出していました。三重県の局とは、これまで四日市市や亀山市の局と交信した実績がありますが、これらの局は、どちらかと言えば海岸沿いに位置しています。伊賀市は、かつての伊賀上野市で、より内陸に位置しています。これは、交信したいと思って、呼びかけましたが、同時に近距離の局が応答したので、私の電波は認識されませんでした。仕方がないので、その局との交信が終わるのを待って、再度呼びかけると、今度は応答があり、交信成立です。しかも受信状態を示すRSレポートは59と最高の状態で相手に届いていました。アマチュア無線が、文化的かどうかは何とも言えませんが、私にとっては最高の文化の日となりました。

Photo_20191104220201

浜松市と伊賀市は約136Km離れていますが、最高の受信状態で交信できたことが驚きです。  (地図は国土地理院の地理院地図を加工)

| | コメント (0)

« 2019年10月 | トップページ | 2019年12月 »