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2019年11月15日 (金)

東京新聞記者が、恣意的記事を論説

東京新聞の半田滋記者と言えば、軍事関係が担当ですが、これまでも首をかしげるような主張をすることで知られていますが、11月13日付のWeb版の【私説・論説室から】のコーナーで、おかしな記述をしています。この記事は、防衛省が設置を計画中の地上型イージスシステム、イージスアショアについて取り上げたものですが、明らかに事実と相違する数字を記載しています。以下引用です。

日本海に面した山口県阿武町。白松博之さんの白菜畑は、防衛省が同県萩市に配備を計画する地対空迎撃システム「イージス・アショア」から約二百メートルのところにある。

 防衛省によると、レーダーから半径二百三十メートル以内は人体への影響があり、危険という。白松さんは「息子に白菜づくりを続けろとは言えない。農業をやめるしかない」。日本海に面した山口県阿武町。白松博之さんの白菜畑は、防衛省が同県萩市に配備を計画する地対空迎撃システム「イージス・アショア」から約二百メートルのところにある。

 イージスアショアについては防衛省の事前調査により、レーダーから230m以上離れた地点では、電波防護指針の基準値1mW/cm2を下回ることが確認されています。半田氏の記事はこの数字を逆手に取って、230m以内は人体に影響がありとしていますが、この230mは何の措置も講じていない、測定のための数字であり、実際はレーダーの周囲を防護壁で囲うとしていますので、現実的な数字ではありません。また、防衛省は230m以内では基準を超えるとしていますが、直ちに危険とは言っていません。もし何の対策も講じず、剥き出しの状態で影響が及ぶのであるのなら、何より施設周辺で勤務する自衛隊員の健康が懸念されることになってしまいますから、現実的ではありません。浜松基地には強力なレーダーを搭載したAWACSが配備されていますが、安全上の観点から市内上空を飛行する場合は、レーダーを作動させていません。

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防護壁がある場合と、無い場合の電波強度の比較です。

イージスアショアはレーダーの特性上、周囲よりも高い場所が望ましいことや、警備上の観点から、民有地との境界から至近距離に重要施設を設置することは考えられず、200mとの数字はレーダーからではなく、演習場の境界からの距離ではないかと考えられます。

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イージスアショアの実験施設。 (出典:防衛省)

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