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2020年1月23日 (木)

新型肺炎、対応が後手に回り拡大の一途

中国武漢で発生したコロナウイルスによる新型肺炎は、拡大の一途をたどり、昨夜の発表では患者数547人、死者は17人となりました。昨日22日午前0時時点では患者数が500人、死者数9人でしたので、それぞれ47人、8人増えたことになりますが、死者が一気に倍増していますので、実際の患者数はこの何倍にも上ることが懸念されます。イギリスの研究者によれば、患者数の発表が数十人の段階で、実際の患者数は1700人と見立てていましたが、仮に1人の患者から4人に感染が広がるとすれば、現段階で潜在的な患者数は2200人となりますので、あながち荒唐無稽と言えなくなって来ています。

それにしても中国政府の対応は不味すぎました。中国ではかつてSARS(サーズ)騒動があり、世界的な騒ぎとなったのに初動は過少評価でした。当初から患者が海鮮市場関係者に集中していることが指摘されていましたので、適切な隔離を行っていれば、早期の終息も期待できました。しかし、実際は事態を放置したために、感染は爆発的に広がることとなってしまいました。新型ウィルスは感染力や毒性はそれほど強くないとされていましたが、多くの人に感染することにより、感染力や毒性の強い突然変異の型が生まれる恐れが強まっています。

折悪しく、中国は24日から春節を迎え多数の人々が国内外に移動します。このため、中国政府は武漢からの飛行機や列車の発着を禁止する措置を取りましたが、既に他の都市にも患者が移動していますので、どこまで拡大阻止に寄与するかは判りません。我が国でも新たな患者が発生する可能性は十分考えられます。中国では事故などが発生すると地方幹部の責任が問われることから、意図的に被害者数を低く発表する傾向が見られます。今回の事態でも、早い時期に重大性を認識していたのに、故意に情報を抑えていた可能性が考えられます。当初否定していた人から人への感染も、急に院内感染を認めたことから見ても、早くに把握していた可能性が強まりました。市民、国民の命よりも幹部の保身が優先されるようでは、国民も付き合わされる周辺国も堪りません。早く、開かれた国となって欲しいものです。

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コメント

今日になって感染者数が830人、死者が25人に増えました。昨日の時点で患者の死亡率が3.1%でしたが、新しい数字でも3.0%なので、今後突然変異で凶悪化しない限り、これ位の率で推移するように思われます。

投稿: 雨辰 | 2020年1月24日 (金) 10時04分

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