乾電池が取り出せないのは・・・。
我が家ではキッチンに都市ガスのコンロを使用しています。電気で加熱するIHコンロに比べ、ガスを使用するものは安全性が劣るように思われていますが、最近の物は立ち消えや過熱防止のセンサーが付いているので、安全性は遜色ありません。我が家の物は、センサーの電源に乾電池を使用していますが、消耗して電圧が低下したのか、突然自動消火して連続燃焼しなくなってしまいました。乾電池の交換時期だと思い、電池を取り出そうとしたら、いくらやっても電池が取り出せません。今まで、こんな経験はしたことがありません。
仕方がないので、マイナスドライバーを差し込んで強引に取り外しました。新しい電池を入れ、試しに取り外すとすんなり取り出せました。どうしてだろうと思い、ノギスを使って電池の長さを測ってみました。使っているのは単一電池で、今まで使っていたのが中国製、新しい電池は日本製です。乾電池の寸法は国際規格のIECやJIS(日本工業規格)で決められており、全長は最大で60.5ミリです。結果は、国産品が60.4ミリだったのに対し、中国製は60.7ミリと規格を0.2ミリオーバーしていました。たかが0.2ミリと思われるかも知れませんが、電池は2本使いなので、合計では0.4ミリ長過ぎることになります。この0.4ミリ長いことによって、電池が取り出せなくなってしまうので、規格に合致することは大切です。また、中国製品は一見すれば、日本製と外観上の差は判りませんが、実際に使ってみるとその差は歴然としています。たかが0.2ミリのことですが、されどされど0.2ミリです。
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