« 2020年2月 | トップページ | 2020年4月 »

2020年3月30日 (月)

浜松で初の感染者

東京を中心に、新型コロナウイルスの感染が急増しています。今日現在で、国内での感染者数は約1900人に上っていますので、単純計算で6万人に1人の割合で発生していることになります。これまで発生していなかった浜松市でも、先週土曜日に初の感染者が見つかりました。浜松市は感染者のプライバシー保護を尊重したいとして詳細を明らかにしていませんが、状況から今月20日に上京し、知人たちと会食時に感染したものと考えられているようです。感染者の居住区や生活圏、年代まで一切が公表されていませんので、むしろ憶測が風評被害を生む恐れがありますし、周辺で感染者が意識していない接触者がいた場合、感染の把握が遅れることも考えられますので、過度のプライバシー保護より、市民全体の安全を優先すべきではないかと考えます。何にしても、浜松市の人口は約80万人なので、確率から見れば10人前後の感染者がいてもおかしくはないので、現状はむしろ少な過ぎるように感じています。

全国的に見れば29日現在の数字ですが、東京都368人、大阪府192人、北海道172人、愛知県164人、千葉県126人と、人口にほぼ比例する形で感染者が発生しています。この数字と比べると静岡県の今日現在の感染者数8人、浜松市の1人はどう見ても少なすぎる数字です。海外からの帰国者や県外からの訪問者数が、相対的に少ないのかも知れませんが、今後爆発的に増加に転じないことを祈るのみです。

ここに来て、若年層の感染者が目立つようになっています。若者達は発症しても重症化しないからと、自粛要請にも高をくくり、無警戒な行動をして感染しているように見受けられますが、若者でも重症化しない訳ではありませんし、スプレッダーとなって周囲にウイルスを撒き散らすことが少なくありません。自分勝手な行動が、新たな感染者を生み出しかねないことを十分自覚して欲しいものです。

本日は元ドリフターズの志村けんさんが、享年70歳で亡くなったことが明らかになりました。感染の経緯は判っていませんが、仮に彼らの無思慮な行動によって感染したのであれば、取り返しができません。既存薬を使った治療薬の臨床試験も既に一部で始まった模様ですし、中国での投薬結果からは、アビガンの有効性が報告されています。恐らく1、2か月後には治療薬使用の目途が付くのではないかと思われますので、それまでの間、抑制的な行動を取ることが肝要であると思われます。

| | コメント (0)

2020年3月27日 (金)

桜咲く

東京オリンピックはまさかの延期、浜松まつりも中止が決定、東京都が緊急事態一歩手前で不要の外出の自粛を要請と、世の中が異常ムードに染まっています。確かに海外の死者数の急増ぶりを見ますと、日本も他人事ではないと思わずにはいられません。そんな中、ここに来て感染初期に嗅覚・味覚の感覚異常が見られるとの報道がありました。

昨日辺りから海外からそんな話が出ていましたが、阪神の藤浪選手もそんな症状が見られ、受診したところPCR検査で陽性が判明、同様の症状が見られた同僚選手2名も陽性が判明したと言うことです。これは朗報だと思います。仮に、このような症状が100%の確率でなくとも、集団発生の場合、かなり早期に発見できる可能性が出て来ました。治療薬についても、既存の薬剤の効果が確認中でらしいので、そう遠くない時期に早期治療が可能になるかも知れません。未知のウイルスによる得体の知れない不気味さから、ようやく解放される日が来るかも知れません。

さて、そんな中、今朝ワンコの散歩中に、ソメイヨシノが10輪ほど開花しているのを見つけました。今年の花見は首都圏では自粛が呼びかけられていますが、当地では現時点ではそのような動きは見られません。本格的な開花も、もうすぐかと思いますが、とりあえず桜の花で、心が明るくなったような気がします。

P5020235r

弘前城の桜です。

| | コメント (0)

2020年3月24日 (火)

ツバメ初見

今年は暖冬と言われ、東京ではソメイヨシノが満開を迎えましたが、それ以外の地域では、そんなに早い開花ではないようです。当地の桜はまだ蕾が固く、例年よりも開花が遅れそうな気がします。

それでも昨日は、思いがけずにツバメが飛んでいるのを目撃しました。こちらは、いつもより、大分早い気がします。山野草の若葉も芽生え、天ぷらで楽しめる季節になりましたが、どうも今年の春はまだら模様でやって来るようです。

| | コメント (1)

2020年3月21日 (土)

宮古島と交信で交信距離を更新

世間では3連休を楽しんでいる方も多いのでは、と思いますが私は仕事でした。それでも早く出勤して早く退勤したので、夕食前に時間がありました。今日のコンディションはどうだろうかと、無線機のスイッチを入れると横手市の局が聞こえました。私の所では良く聞こえたのですが、立て続けに2局と尻切れで交信が終わってしまいました。それではと呼びかけると、すんなり交信ができました。気を良くしていると、今度は沖縄の宮古島の局が聞こえ、こちらも相手局と上手く更新できない様子でした。宮古島も、先日の南大東島と同様に、滅多に更新できない場所なので、以前から狙っているのですが、強力なライバルたちに敵わず、これまで交信出来ていませんでした。

これまでのことがありますので、どうせまた駄目だろうと思いつつ、横手の局と交信ができたばかりなので、気を良くして呼びかけると、こちらも一回で応答がありました。ただ、コンディションがあまり良くなく、私のコールサインが良く聞こえていない様子でした。そこで、繰り返しコールサインを伝えると、正しく伝達することができ、交信成立、先日の南大東島に続いて難関局とあっけなく交信することができました。

Photo_20200321220701

浜松、宮古島間は1627Kmありますので、これまでの最長距離、沖縄本島の沖縄市までの1357Kmを一気に270Km更新することができました。私の交信終了後、多くの局が彼を呼び掛けていましたので、私が交信出来たのは、幸運の一語に尽きるようです。数多く受信をしていますと、たまにはこんなご褒美がもらえますので、無線の世界は面白いと感じます。

| | コメント (0)

2020年3月19日 (木)

南大東島と交信

昨日、南大東島の局と7MHzで交信できました。南大東島は沖縄の東方約400Kmの洋上に浮かぶ離島で、人口は1300人足らずの小さな島です。位置関係から、台風の放送に良く取り上げられますが、ラジオの気象通報での観測点にもなっています。人口の少ない離島なので、当然アマチュア無線を開局している人も少なく、恐らく現在では昨日交信した1局だけではないかと思われます。

Photo_20200319081701

そんな訳ですから、その局が電波を出しますと交信を希望する多くの局が殺到します。私自身、これまで何回も呼びかけましたが、いつも他の局にかき消されてしまい、交信はかないませんでした。昨日も受信していると、この局が聞こえましたので、前の局との交信が終わるのを待って、呼びかけました。すると、どうしたことか私のコールサインが呼ばれ、無事交信が成立です。これまで何回呼んでも、全く交信できなかったのが、嘘のようにあっさり交信出来て、いささか拍子抜けでしたが、やっと交信出来たという嬉しさが、それ以上にこみあげて来ました。夢中で交信し、交信証明のQSLカードの交換を約束して10分ほどで交信を終了しましたが、軒先に上げた20mほどの電線のアンテナで、1170Km離れた離島と思いがけず交信でき、大満足です。1170Kmは浜松市と北海道の網走市との間に相当する距離ですが、物理的な距離以上に大変うれしい交信となりました。

| | コメント (0)

2020年3月17日 (火)

山の上から無線交信

日曜日、湖西市にある湖西連峰の大知波峠に行って来ました。数日前の予報ではあまり良い天気ではありませんでしたが、直前になって晴れの予報でしたので、無線機を持って山の上からの交信を目指しました。いつもは小型のハンディ機ですが、今回はいろんな周波数で試してみたかったので、ポータブル機を担ぎ上げました。

P3150617r20 

下の方では風がありましたが、山の上は無風状態で、春の陽射しが降り注いでいました。

Pc300017r19

こちらがいつも持って行くハンディ機です。本来は手に持って使うのですが、両手がふさがらないように自作のホルダーで三脚に乗せて使っています。

P3150616r20

そして、こちらが今回の無線機です。電源は密閉型のバッテリーでこれだけで2.5Kgの重量です。できるだけ遠くの局と交信したかったので八木アンテナも持って行きました。陣取ったのは、稜線から少し下った東側の場所なので、愛知県の局は諦めて東方向にセットして交信相手をを探します。すると、以前同じ場所から交信したことのある山の上から応答がありました。過去の交信記録を持って行かなかったので、正確なことは判りませんが、どうも1年前に交信した相手と、お互い同じ山で再開すると言う、初めての体験ができました。

その後も何局かから応答をもらい、最長はおよそ45Km先の局と交信、受信だけでは70Km先の局が明瞭に受信でき、当初予定した目論見は無事達成することができました。

| | コメント (0)

本日遅まきながら初氷

今年は全国的に暖冬ですが、当地では一度も零度を下回る気温になることはありませんでした。それでも何度か冷え込むことはありましたので、もしかしたらと氷が張りそうな場所を覗いてみましたが、結氷は見られませんでした。そして本日、いつになく冷え込んだ朝となりました。ワンコの散歩の為に外に出ると、久方ぶりに手袋をしている手が冷たく感じられます。それでも、もう3月も半ばなので、まさか氷が張ることはないだろうと思っていましたが、見つけました。

Dsc_0122

田んぼの水たまりに、うっすらと氷が張っているのを見つけました。ここまで、氷が張ることがなかったので、今年は生まれて初めて、氷の張らない冬だったと思っていましたが、まさかこの時期に初氷を見ることになるとは思いませんでした。自然と言うのは本当に不思議ですね。

| | コメント (0)

2020年3月14日 (土)

コロナ肺炎、愛知県の死者数が突出

新型肺炎の感染者数が増え続けています。新たな動きとして、海外での感染が目立ってきました。エジプトのナイル川のクルーズや、フランスやイタリアからの帰国者から感染者が見つかっており、これまでの国内での感染に加えて、帰国した日本人がウィルスを持ち込む事態についても注意を払う必要が高まっています。そのような中、国内の状況を改めて見てみますと、注目すべき事実が見つかりました。それは、愛知県での死亡数が、他の都道府県と比べて異様に多いことです。

都道府県別の感染者数を多い方から並べると、最も多いのが北海道の137人、次いで愛知114人、大阪92人、東京77人、兵庫56人となっています。では死亡者数はと見てみますと最も多いのが愛知で10人、以下北海道4人、東京2人、兵庫、和歌山各1人となっています。これを死亡率で表すと、愛知8.8%、北海道2.9%、東京2.6%、兵庫1.8%で、大阪は0%です。現在、感染者数・死亡者数とも爆発的に増えているイタリアが感染者17660人、死亡者1266人で7.2%ですから愛知県はイタリアの死亡率を抜いてしまっていることになります。

何故、愛知県の死亡者数が多いのかは良く判っていませんが、高齢者の割合が多く、重篤な症状になり易いことが考えられます。しかし、ダイヤモンド・プリンス号の乗客も高齢者が多数乗船していましたが、現在までの死亡率はわずか1.0%で両者の数字はかけ離れています。感染者の細かな情報が判りませんので、概略だけで判断するのは大変危険ですが、愛知県だけがこれだけ際立っているのには、何か重大な理由があると考えることは当然です。もしかしたら、治療について新たな手掛かりがつかめるかも知れません。

| | コメント (0)

2020年3月13日 (金)

13日の金曜日ですが、誕生日です

今日が誕生日です。この歳になると、誕生日を迎えるのも冥途の旅の一里塚の心境で、めでたくもあり、めでたくもなしですが、この日を迎えられたことには素直に感謝しています。更に、偶然ですが今年は金曜日となりましたので、俗に言う「魔の金曜日」となりますが、運勢の類は信じない性質なので全く気になりません。

それよりも、今日は東京の靖国神社の桜の標準木の開花が予想されており、全国のトップを切って桜の開花が宣言されそうです。コロナ肺炎で、萎縮ムードが蔓延しており、オリンピックの開催も危惧される事態となっています。華やかな桜の花が、そんな嫌な気分を吹き飛ばしてくれることを期待したいものですが、それにしても、いくらなんでも3月15日前に開花と言うのは聞いたことがありません。

P4070017_20200313084001

 

| | コメント (2)

2020年3月11日 (水)

コロナ肺炎感染者数衰えず

新型コロナ肺炎の新たな感染者数が高水準で経緯しています。ライブハウスやスポーツジムでの集団感染が発生した影響が大きいと思いますが、検査数の増加も影響しているのではないかと思われます。当初、感染の状況が不明でしたが、ここに来てある程度、感染のリスクが高まるシチュエーションがはっきりして来ました。これによって、危険な場所に長く滞在することが避けられるようになりますので、新たな感染が爆発的に増えるとは考えられません。しかし、発症までの潜伏期間が長いことから、既にそのような場所に出入りをしたり、感染者と知らずに濃厚接触してしまったことはあり得ますから、しばらくはこのような水準が続くこともあり得ます。今後1週間程度の発生数がどうなるかによって、拡大が続くのか、終息に向かうのかが、明らかになって来るのではないかと思われます。

11日午前7時現在の国内の感染者数は568人、クルーズ船を含む感染者数は1217人、死者数はそれぞれ12人と19人で、死亡率はそれぞれ2.1%、1.6%となっています。死亡率を外国との比較で見れば、フランスの1.3%、米国の2.0%と比較しても許容の範囲と思われますし、全世界の平均3.5%をはるかに下回っています。死者数で見ても、人口が我が国の半分の韓国の48人と比較して半分以下でとどまっていますので、まあまあの状況と言えるのではないでしょうか。

 

| | コメント (0)

2020年3月10日 (火)

高梨沙羅が今季初勝利、57勝目を上げる

9日、ノルウェーのリレハンメルで行われたスキーW杯女子ジャンプ第15戦で、高梨沙羅選手が優勝し、通産優勝回数を57回に更新しました。これは男女を通じて歴代1位の成績です。2016年のシーズンは優勝14回、2917年は優勝9回と向かうところ敵なしの状態でしたが、2018年は優勝2回、2019年は優勝1回と、ライバル勢の台頭で優勝を逃すことが多くなっており、今期もここまで未勝利でした。

高梨選手が何故勝てなくなったのかについては、他の選手と比較して体格が小柄なことが上げられます。ルンビ選手が173cm、アルトハウスが157cmなのに対し、高梨選手は152cmしかありません。ジャンプでは向かい風を受けることで飛距離を伸ばしますので、高身長の選手が有利と言われています。これまでは体格差を技術でカバーして勝ってきたのですが、ライバルたちが技術面で向上したことで、勝てる機会が少なくなったしまったのです。

それにしても、未勝利を続けながらも腐らずにモチベーションを維持し続け、見事勝利した精神力は大したものです。今後も苦しい戦いが続くと思いますが、より高みを目指し続けて欲しいものです。

P4300139r19

札幌大倉山のジャンプ台です。

| | コメント (0)

2020年3月 9日 (月)

大人のおもちゃ

こんな書き方をしますと、あらぬ誤解を招きそうですが、いくつになっても手の中で弄っていたい物があるのではないでしょうか。人によって、それは様々ではあると思いますが、実用品だったり、そうでなかったりします。私はアルコールが好きなので、登山やキャンプに出掛ける時は、焼酎やウィスキーを小さめの容器に移して持参します。それは、小型のポリカーボネイトのボトルだったり、アルミの燃料ボトルだったりしますが、ウィスキーの場合は、スキットルを使ったりもします。ウィスキーを飲まない人は、スキットルなんて聞いたことが無いと思いますが、こんなものです。↓

P3090609

ウィスキーの小瓶を体裁良くしたのがスキットルで、飲み口に直接口を付けてストレートでちびり、ちびりと楽しみます。これもピンからキリまであるのですが、これはキリの方です。高い物は、それなりに造りが洒落ているのですが、その分お値段も張りますので、実用本位で、今まで、これ1本で済ましていました。ところが、先日ディスカウントのリカーショップに行きましたら、商品の棚にスキットルが並んでいました。何だろうと思って手に取ると、何と中身入りのスキットルを売っていたのです。しかもデザインがちょっと気になる形をしています。↓

P3090610

お値段は国産のお手軽ブレンドウィスキー1本分程です。少々迷いましたが、こんな機会も中々無いと思い、大人のおもちゃと思って購入してしまいました。中身は早速飲んでしまったので、これからは本来のスキットルの出番です。さあ、どこに持っていこうかと、出掛けることを思案しています。

 

 

| | コメント (0)

2020年3月 6日 (金)

今年の花見はどうなるの?

今年は例年にない暖冬で、桜の開花も大幅に早まりそうです。開花時期を予想して、お花見を計画している人も多いかと思いますが、今年は新型肺炎の流行もあり、大勢の人出が予想される花見については感染リスクが高まるとして、東京都が自粛を要請しています。足の踏み場もないくらい混雑するような人気エリアであれば、そのような心配も必要なのかも知れませんが、屋外であり、十分な空間が確保できる場所においてはそこまでの心配が必要なのか、ちょっと疑問に感じています。

家に籠って他人と接触しなければ、確かに感染のリスクは減るのでしょうが、かと言って買い物や通勤などで外部の人との接触は避けられません。どちらがリスクが高いかと言えば、私には買い物での店内の買い物客との距離やレジとの距離の方がはるかに気になります。昨日も触れましたが、判明している感染者の行動をみれば、圧倒的に屋内が感染場所になっています。それを思えば、青空の下で風に吹かれながら、桜を愛でる方が、精神衛生上もはるかに意義があるように思いますが、皆さんはどうされますでしょうか?

P4070017

| | コメント (0)

2020年3月 5日 (木)

新型肺炎、感染者が1000名をオーバー

新型コロナ肺炎の感染が止まりません。昨日は新たに36人の感染が見つかり、とうとう1、000人の大台を超えてしまいました。では、すさまじい勢いで広がっているかと言えば、どうもそうではないようです。感染経路がはっきりしていないケースもありますが、どうもイベント会場や病院、スポーツジムなど、密閉された空間で感染が起きているようで、当初懸念された電車内での感染は今のところ明らかになっていません。

これは、どう言うことなのかと思っていますが、どうも新型コロナウイルスの場合は増殖量が少ないことと関係しているのではないかと思われます。他のウイルスと違って、体内に入ってからも増殖が少ないため、仮に飛沫が口の中に入っても、免疫機能によって体外に排出され感染しないのではないかと思われます。また、ウイルス量が少ないことで、咽頭でサンプルを採取しても検査で陰性になってしまいます。

一方、何故密閉空間で感染してしまうのかと言えば、咳などの飛沫よりももっと小さな飛沫によって感染しているからと思われます。飛沫が小さいために、飛沫にウイルスが含まれていない場合もありますが、長時間滞在することで結果的により多くの飛沫を吸い込むことになり、発症に至るのではないかと推測されます。しかも、飛沫が小さいことで喉の奥まで、場合によっては肺にまで到達してしまうので、発症のリスクが高まると考えられます。こう考えると、当初心配された接触感染のケースはかなり限られるのではないかと思われます。

何にしてもダイアモンド・プリンスの乗員分を含むとは言え、感染者が1000名を超えたということは、単純平均すれば、人口12万人に1人の割合になりますので、今は感染が見つかっていなくても、潜在的な感染者がいる前提で行動した方が良さそうです。ただ、判っている範囲では感染には一定の傾向があるようなので、むやみにナーバスになる必要はなさそうです。

| | コメント (0)

2020年3月 3日 (火)

山本副防衛大臣が弾道ミサイル対処でホテルに156泊

昨日、北朝鮮が日本海に向かって単距離弾道ミサイルと見られる発射体を2発発射し、水平距離240Km、高度35Kmを飛行して日本海に着水しました。北朝鮮は昨年13回の発射を行いましたが、今年になってからは初の発射でした。今月から米韓合同の軍事演習が予定されていましたが、韓国軍兵士が感染してしまったことから、中止になっています。北朝鮮としては、敢えて対抗措置を打ち出す必要は無かったと思われますが、国内での感染が噂される中、国民を引き締める狙いがあったのかも判りません。

さて、北朝鮮がこのようなミサイルを発射しそうな場合、防衛省では緊急事態に備えるため、防衛相が所用で東京をはなれている場合は副大臣が都内で待機して緊急事態に備えることになっています。東京に住居を持たない場合は、議員宿舎に入るのが一般的ですが、山本副大臣の場合、議員宿舎に入居せず近くのホテルを利用していたことが明らかになりました。報道によれば、宿泊回数は延べ146泊、宿泊費は118万円に上り、全て防衛省が支払ったと言うことです。外部からの批判を受けて河野大臣が注意し、現在は議員宿舎に入居したとのことですが呆れた話です。もし、直ぐに登庁する必要があると言うのなら、庁内に仮眠室を設けて待機していれば、移動時間も必要なくなりますから一石二鳥です。恐らく、中央省庁には緊急時に備えて、そのような施設が設けられているのではないかと思います。そもそも地方出身議員のために、民間に比べて格安と言われる議員宿舎があるのにこれを利用せず、公費でホテルを利用しようとする意識が理解できません。過去に議員宿舎に入居せず、ホテルを利用した副大臣や政務官はいないとのことで、何故、こんなことがまかり通ったのか訳が判りません。

| | コメント (0)

2020年3月 1日 (日)

万全の大安売り、具体性のない首相会見

ちょとプンプンし過ぎたせいか、前回のブログタイトルが「安倍暴走、小、中、高校甲の休校要請」とすべきところを誤変換で「急行」となっていました。先程気付きましたので訂正しました。ごめんなさい。

さて、またしてもこの話題です。昨夜、安倍首相による新型肺炎についての会見が行われ、各社が定時放送を変更してテレビで生中継しましたが、正直期待外れの内容でした。カメラに向かって多くを語りましたが、具体性がまるでありません。「いつまでに何をどうするのか」かが、全く見えません。政府は今回の事例について全体を把握できる唯一の立場です。例えば、これまでの発生状況から試算をしたところ、三月中頃には国内での感染者数が500人を超えることが予測されたので、これを半減させるためにとかの具体的数字が全く出て来ません。

前回取り上げた休校要請についても、政府の責任と明言しても、それによって発生した、授業時間の補足方法や給食業者の損害補償については全く触れられていません。全て当事者に丸投げで、混乱をどのように回避、解決するのかの視点が皆無です。つまり、自分たちが負担を負うことについての思いが全く配慮されていないままに、思い付きのように軽い言葉を連発するだけです。その最たるものが、「私の責任において様々な課題に万全の対応を取る決意であります」ですが、休校対策を見れば全く事実に反した、リップサービスでしかないことが明白です。

安倍氏については、評価できる点もありましたが、加計問題を皮切りに、今回の検察官定年問題に至るまで暴走を重ね続け、国会でも自らヤジを飛ばすなど、首相としての資質を問われる醜態をさらし続けています。勿論、暴走を許す与党幹部や野党にも責任の一端はありますが、そろそろ退陣の時期に来ているのではないかと感じずにはいられません。

 

| | コメント (0)

« 2020年2月 | トップページ | 2020年4月 »