浜松で初の感染者
東京を中心に、新型コロナウイルスの感染が急増しています。今日現在で、国内での感染者数は約1900人に上っていますので、単純計算で6万人に1人の割合で発生していることになります。これまで発生していなかった浜松市でも、先週土曜日に初の感染者が見つかりました。浜松市は感染者のプライバシー保護を尊重したいとして詳細を明らかにしていませんが、状況から今月20日に上京し、知人たちと会食時に感染したものと考えられているようです。感染者の居住区や生活圏、年代まで一切が公表されていませんので、むしろ憶測が風評被害を生む恐れがありますし、周辺で感染者が意識していない接触者がいた場合、感染の把握が遅れることも考えられますので、過度のプライバシー保護より、市民全体の安全を優先すべきではないかと考えます。何にしても、浜松市の人口は約80万人なので、確率から見れば10人前後の感染者がいてもおかしくはないので、現状はむしろ少な過ぎるように感じています。
全国的に見れば29日現在の数字ですが、東京都368人、大阪府192人、北海道172人、愛知県164人、千葉県126人と、人口にほぼ比例する形で感染者が発生しています。この数字と比べると静岡県の今日現在の感染者数8人、浜松市の1人はどう見ても少なすぎる数字です。海外からの帰国者や県外からの訪問者数が、相対的に少ないのかも知れませんが、今後爆発的に増加に転じないことを祈るのみです。
ここに来て、若年層の感染者が目立つようになっています。若者達は発症しても重症化しないからと、自粛要請にも高をくくり、無警戒な行動をして感染しているように見受けられますが、若者でも重症化しない訳ではありませんし、スプレッダーとなって周囲にウイルスを撒き散らすことが少なくありません。自分勝手な行動が、新たな感染者を生み出しかねないことを十分自覚して欲しいものです。
本日は元ドリフターズの志村けんさんが、享年70歳で亡くなったことが明らかになりました。感染の経緯は判っていませんが、仮に彼らの無思慮な行動によって感染したのであれば、取り返しができません。既存薬を使った治療薬の臨床試験も既に一部で始まった模様ですし、中国での投薬結果からは、アビガンの有効性が報告されています。恐らく1、2か月後には治療薬使用の目途が付くのではないかと思われますので、それまでの間、抑制的な行動を取ることが肝要であると思われます。
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