重苦しい春
様々な色の花が開き、日ごとに春めいて来ましたが、今年の春は重苦しい空気に包まれています。言わずと知れたコロナウイルスののせいですが、テレビを付けても、報道番組のトップはこの話題ですし、他の番組でも随所にその影響が出ています。日本の社会は4月が年度初めなので、新入社員や新入生が希望に満ちてスタートを切るのですが、自粛を強いられることとなっています。
山小屋にとってもGWを控えて準備に忙しい時期ですが、今年は様子が違うようです。例年ですと、北アルプスの小屋では宿泊の予約が殺到しているのですが、今年は本当に低調だと言うことです。山小屋では、スペースの関係で密閉・密集・密接が発生しやすいので、そのあたりの心配があるのかも知れませんが、山小屋経営にとっては稼ぎ時だけに、頭の痛い話です。山小屋は緊急時の避難小屋の役割も果たしていますので、できるだけ営業していて欲しいところですが、荷揚げのヘリの費用も高額なので、苦しい判断を迫られているようです。
稜線近くにある南アルプスの茶臼小屋です。GWは営業していませんので、避難小屋としての利用か、テント持参の登山となります。
気の滅入る話ばかりなのでこんな話題を。
冬の間、家の中で育てていた朝顔の花が咲きました。明るさが不足するためか、戸外よりも花が長持ちするようです。花を見ていると本当に心が安らぎます。
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コメント
今朝のニュースによれば、やはり三密のリスクが払しょくできないので、休憩などを除き、GWの宿泊営業は見送りとなったようなので、登山される方は注意が必要です。
投稿: 雨辰 | 2020年4月17日 (金) 08時02分