黒川検事長マージャン報道で謎が氷解
政府が強引に成立を目指していた検察官定年延長法案の成立が、突如見送りになったことに強い違和感を感じていました。強引な法解釈の変更や、慣例の手続きを踏まない事務処理など、なりふり構わない手法で強引に黒川検事長の検事総長就任を意図していたのに、突如方針変更したのには、よほどの裏事情があった筈とにらんでいましたが、昨日の報道で疑問が解けました。
黒川氏は外出自粛が叫ばれていた5月1日、懇意にしていた新聞社社員の自宅に出向き、新聞記者ら3人と賭けマージャンをしていたのを週刊誌にスクープされ、昨日記事が公開されたのです。黒川氏には事前に取材があったものと見られ、官邸に事実関係を報告していたようです。これでは、いくらなんでも法案の強引な成立は不可能です。それ以上に、黒川氏を余人をもって代えがたい人材として強引に定年の延長をした安倍首相の責任は重大です。
黒川氏は賭けマージャンの事実を認めている模様で、辞任の意向のようですが、賭けマージャンは違法行為であり、検察の信頼を裏切る行為で厳しく断罪されなければなりません。
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