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2020年8月26日 (水)

パックご飯の加熱法

一食分のご飯が必要になった時、重宝するのがレトルトパックのご飯です。価格はアルファ米の1/3以下で、常温で長期間保存できるので、災害時の備蓄食として、保存している家庭も多いのではないかと思います。白米だけでなく、赤飯や五目御飯などバリエーションも多様です。但し、そのまま食べてもおいしくないので、通常は電子レンジでチンして温めますが、野外や災害時には電気が使えないので、お湯で湯煎して温めます。この時、どうしてもある程度の水が必要になりますし、加熱時間も10分以上かかります。

以前から車中泊での食事にパックご飯を愛用していますが、この問題について何か良い方法はないかと考えていました。今までの解決策としては、湯煎に使った水を捨てずに繰り返し使うぐらいでした。ところが、先日、とある山に登った際、頂上に居合わせた登山者が、昼食にパックご飯を取り出しました。3人グループなので、3パックです。さあ、水はどうするのだろうと見ていると、なんとフライパンでチャーハンを作ってしまいました。これには正直驚きました。固定観念で、これまで野外では湯煎するものと決めつけていましたが、目からウロコでした。チャーハンにするのなら、貴重な水を使う必要はありません。これは、これで一つの解決策です。

これは何とかなるかもと、帰ってからネットでパックご飯を温める方法を調べると、幾つかの方法が見つかりました。皆さん試行錯誤を繰り返して、それぞれのスタイルを見つけていますが、それらを参考にトライしてみました。やってみたのは、アルミ製の四角いクッカーにアルミフォイルを敷き、そこにパックご飯の中身を空けて少量の水で湯煎する方法です。湯煎することに変わりはないのですが、使用する水を大幅に減らせ、加熱時間も5分ほどで済みました。但し、ご飯がアルミに張り付いてしまうのと、少々おこげが出来てしまいました。どうやら、もう一工夫が必要のようです。

そこで考えたのが、次の方法です。

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まず、アルミ製のクッカーではなく、ステンレス製の容器を使います。何か良いものはと探したところ、100円ショップで食品保存用のステンレスの容器がありましたので、それを転用です。また、アルミフォイルは熱伝導が良すぎるので、紙のクッキングシートを使います。

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ステンレス容器にクッキングシートを敷き、そこにご飯を入れ、ご飯がほぐれるように水30ccほどを加えます。

Photo_20200826113301

水を薄く張ったクッカーにステンレスクッカーを入れ、ふたをして5分間ほど加熱します。

結果は、上々でした。ご飯はムラもなく、ほかほかに温まりますし、おこげも出来ません。加熱時間の5分と加水の30ccは、使うコンロの熱量や水の量、周囲の気温やパックご飯の容量によって加減が必要ですが、これまでのように、パックを浸すほどの水を必要とせずにご飯を加熱できることが実証できました。もうすぐ防災の日ですが、たまにはこんなお遊びをして、有事に備えることも良いのではないでしょうか。

 

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