サツマイモを楽しむ
今年は猛暑と日照りが1ヶ月以上続き、野菜や果実の出来に大きな影響を与えましたが、ここに来て、やっと過ごし易い気温となりました。秋と呼ぶことは、少し躊躇われますが、それでも秋の味覚を目にする機会が増えて来ました。
秋を代表する食べ物は、数多くありますが、サツマイモもその1つです。蒸かした物が一番だと思いますが、天ぷらやご飯に炊き込んでも美味しいものです。以前、蕎麦の産地でバイキング形式で各種の蕎麦を楽しんだことがありましたが、その時に初めてサツマイモの葉の天ぷらを食べました。サツマイモと言えば、それまで芋の方しか食べたことがありませんでしたが、意外と美味しいと感じました。戦時中、食べる物がなかった時代には、サツマイモの葉やツルを食べたと聞いたことがありましたが、あまり良い印象ではなかったので、正直新鮮な驚きでした。
また、あの味を楽しみたいと思っていましたが、中々その機会はありませんでした。ところが、最近になって庭の片隅にサツマイモのツルを見つけました。どうやら野菜クズからたくましく育ったもののようです。これは儲け物と、早速天ぷらにしてみましたが、苦みもなく美味しく頂けました。
これなら他の料理にも使えないかと、お好み焼きにしてみましたが、味が大人しすぎて存在感が感じられませんでした。なるべく柔らかそうな葉を使ったのですが、固い葉の方が良かったのかも知れません。それではと、味噌汁に入れてみましたが、こちらもあっさりとした味と食感で、合格点を付けられますが、もっと良い料理法はないかと、すっかりサツマイモの葉に嵌まってしまいました。
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