史上初!7月の台風発生数が0
今日から8月、やっと青空が広がって夏本番が来たようです。今年は太平洋高気圧が東に偏り、梅雨前線を押し上げる力が弱かったせいで、各地に大きな水害被害をもたらしました。お隣の中国でも、長江(揚子江)流域で長期間降雨が続いて、巨大な三峡ダムが崩壊するのではないかと、ネットで騒がれましたが、何とか危機を乗り切ったようです。この太平洋気圧配置の変化で、東アジア全体で大きな出来事がありました。それは、観測史上初めて、7月の台風発生数が0だったことです。
台風は、四季を通じて発生していますが、7、8、9月に多く発生しています。気象庁のここ5年間の過去データーを表とグラフにしてみました。
月別の平均発生を見ると、7月からの3ヶ月が突出して多いことが判ります。2017年には7月1ヶ月だけで8個も発生しています。
グラフで見るとこの傾向が良く判ります。6月までは例年発生数は控え目ですが、7月になって急に跳ね上がっています。ところが、今年はそれが、0だった訳です。結果として、洪水の被災地が更に台風に見舞われる事態は避けられた訳ですが、今月以降は例年並みに発生することが予想されています。コロナ禍の最中でもありますし、何とか今年は最小の発生数であって欲しいところです。
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