2019年12月 1日 (日)

防潮堤を見に中田島砂丘へ


浜松市では大地震によって発生する津波に対処するため、天竜川西岸から浜名湖今切れ口までの17.5Kmについて防潮堤を整備しています。この9月までに全体の9割が完成したとの報道がありましたので、本日、遅まきながら久し振りに現地に行って来ました。

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ちょっと判りにくいかも知れませんが、写真の中央部分の砂丘のように見えるのが防潮堤です。

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別角度で。中央のフェンスのように見えるのが、葦で作られ、砂の移動を防止する堆砂垣(たいさがき)で、この辺りの防潮堤の高さは、およそ15mとなっています。

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こちらも判りにくいかも知れませんが、防潮堤の頂上部分です。

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防潮堤の上から見た市の中心部。その後ろに見える山々も全て浜松市です。

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15mの高さからなので、防風林越しに富士山もしっかりと見えていました。15mはビルの5階位に相当しますので、ちょっとした展望台のようなものですが、試しに持参したアマチュア無線のスイッチを入れたら、約40Km離れた菊川市の局が交信相手を探していました。呼びかけると、一発で応答があり、交信成立です。ハンディ機の1.5Wの電波ですが、高さのおかげで見事届いてくれました。

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わずかに残された、本来の砂丘の姿です。いつまでもこの姿を残してもらいたいものです。

 

 

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2019年11月18日 (月)

レトルトパック米飯を化学カイロで加熱可能とフェイク記事

ツィッターに、災害などの非常時に、レトルトパックご飯をホッカイロのような化学カイロで加熱可能と投稿した人がいたようです。ホンマかいなと、実証実験をしたところ、全く加熱されなかったそうなので、安易に情報を鵜呑みにするのは大変危険です。ちなみに、この種のパックご飯には、沸騰した熱湯で13~15分程度加熱するよう記載されています。一方のカイロは、安全上、通常60℃くらいまでしか加熱されないようですから、どう見ても能力不足です。

もし防災用にパックご飯を保存するのであれば、加熱用のコンロや鍋類、水を合わせて用意する必要があります。防災コーナーなっで売られている、フリーズドライのご飯の場合は、熱湯でなくても水を加えるだけで、各種のご飯が出来上がりますので、ちょっとお値段は高めですが、こちらの方が手軽に利用できそうです。

先日の台風接近の際は、慌てて食料やカセットコンロのボンベを買おうとした人が大勢いたようですが、あっと言う間に売り切れてしまい、中々手に入らなかったようです。「備えあれば憂いなし」なので、日頃からの準備が大切です。

 

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2019年10月18日 (金)

八ッ場ダムの過度の評価は危険

台風19号による水害被害は、日を追うごとに拡大しており、未曽有の豪雨災害となってしまいました。そのような中で、氾濫を免れた利根川上流に作られた八ッ場ダムの効果を高く評価する声がありますが、違和感を感じています。八ッ場ダムは洪水防止機能を目的に企画・着工されながら、民主党政権下で見直しの議論が高まり、工事が中止されましたが、自民党が政権奪還後に工事は再開されて完成、この10月1日に試験貯水を開始したばかりでした。

治水ダムの場合、貯水率を一定以下に維持し、増水した水をダムに貯めることで、下流に流さないことで洪水を防止します。八ッ場ダムの場合、今回はほとんど空の状態でしたので、増水した水を丸々貯水することが可能でした。国交省の発表によれば、試験貯水開始時の水位は標高481.5mでした。これに対し豪雨のピークと思われる13日午前3時の時点での水位は573mでしたので、その差91.5m分の雨水を貯水したことになります。これは、これで素晴らしいことですが、今回はたまたまダムが空の状態だったので、この量を貯めることは可能でした。

しかし、想定によれば、八ッ場ダムの運用では最低水位は536.3mと規定されていますので、最善の場合でもこの536.3mが貯水開始のスタート点になりますので、最高水位の583mまでの水位差は47mと今回の半分程度となります。従って、もし今回と同様の降雨があった場合、早い段階で満水となり、放流が必要となってしまいます。もちろん、今回のように事前に大雨が降ることが予想された場合、あらかじめ水位を下げておく事前放流を行うものと考えますが、水位を下げるのには時間が必要なので、今回のような空に近い状態にすることは不可能でしょう。

ダムがあることによって洪水防止に一定の効果があることは確かですが、昨年は愛媛県の鹿野川ダムが、下流の町に十分な連絡のないままに放流したことにより、5人が死亡、3000戸が浸水する被害を出しています。八ッ場ダムも、事前の水位調整をしっかり行わなければ、増水した段階になって緊急放流をすることも十分考えられます。貯水効果を過度に期待せずに、安全な運用がなされるか、普段から運用に注意を払うことこそが必要ではないかと考えます。

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2019年10月13日 (日)

緊急速報メール届かず

   台風19号は予想された通り、猛威を振るって各地で豪雨災害を引き起こしました。我が家では停電・断水に備えて12ボルトのバッテリーを67Ah、飲料水32リットル、冷凍ペットボトル4リットル分を用意しましたが、幸い当地では、予想されたほどの強風ではなかったので、風の被害はなく、出番はありませんでした。但し、雨はかなりの量に達しましたので、浜松市内を流れる4河川流域で避難勧告が発令されました。自宅は芳川(ほうがわ)と馬込川の流域に近いので、双方の河川の氾濫に注意しなければならないのですが、昨日は双方の河川から避難勧告が発令されました。私の場合は緊急速報メールを設定していますので、馬込川の水位の上昇と共に発令が出るか注意していました。

馬込川は市内を流れる一級河川で、2.2mが水防団待機水位、3mが氾濫注意水位、3.2mが避難判断水位、3.4mが氾濫危険水位となっています。昨日は午前10時過ぎに2.2mを超え、午後2時過ぎには3m、午後3時には3.2mに達しましたので、この分で行けば午後4時頃には氾濫危険水位に達するかも知れないと判断しました。

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ところが、午後3時半に3.4mに達したのにメールが入りません。3時50分には3.55mに達していました。その直後3時55分になってメールが入りましたが、それは芳川の避難勧告メールでした。あれ、おかしいなと思い、浜松市の避難情報を見ると、何と3時30分に馬込川の避難勧告が発令済みとなっていました。ところが実際にはスマホには届いていなかったのです。

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スマホに残っている着信記録です。安間川、芳川の着信はありますが、馬込川の分は受信していません。今回は自分で水位をチェックしており、結果的に氾濫も発生しませんでしたので、実害はなかったのですが、もしもの時に情報が届かないのは困ります。今回は国交省や県の防災のHPもアクセス集中により、接続不能になってしまいましたが、肝心の時に役立たないのは困りものです。早々に改善願いたいものです。

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2019年10月10日 (木)

台風19号の進路が確定か

猛烈な勢力の台風19号が北上を続けており、13日の土曜日に静岡県から千葉県にかけて上陸するものと予想されています。予報円の中心を通った場合には、我が家は最も風が強いとされる台風の左側になりますが、そもそもの接近時の最大風速が50メートルを超えるとされていますので、大きな被害が出ることは、避けられそうもありません。

昨日は気象庁が、接近前としては異例の記者会見を行い、事前に万全の備えをするよう注意を呼び掛けています。浜松は昨年の台風で、住宅の屋根に大きな被害を出しており、やっと修理の順番が来たところもあるほどでした。今回も強風による被害が予想されますが、今から屋根の補強などは間に合いません。できることと言えば、周囲の飛散する恐れのあるものを撤去し、停電や断水に備えるくらいですが、最大限の警戒心を持って台風の情報収集に当たりたいと思います。

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昨年の台風で瓦が飛ばされた神社、先月になってやっと修理が行われました。

 

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2019年10月 8日 (火)

台風19号の進路が気がかり

猛烈な勢力で日本列島に向かっている台風19号ですが、8日午前3時現在で中心気圧915hpa、最大風速55m/s、最大瞬間風速75m/sと近年最強の強さに発達しています。当初は週末に西日本に接近の予報でしたが、次第に東向きの予報に変わり、午前3時現在では予報円の中心は首都圏方面となっています。台風は太平洋の高気圧の縁を回る格好となっていますので、今後の高気圧の勢力次第で更に変わる可能性があります。但し、勢力が非常に強いので、多少進路がズレたとしても、近畿から関東まで広い範囲で強風に見舞われることになりそうです。

浜松市では昨年、台風24号による強風で、市内の各所で大規模な停電が発生、復旧まで何日間も費やすなど、市民生活に大きな影響が出ました。この時の24号の和歌山県上陸時の最大風速は40m/sでしたから、もしこのままの勢力で上陸すれば、昨年以上の大きな被害が出ることが心配されます。先月15号で大きな被害を出した千葉県も、影響を受けることは避けられない模様です。台風は、北上することで周囲の海水温が低下するので、多少勢力が衰えるものと思われますが、最大限の警戒が必要です。進路がどうなるのか、じっと見守るしかありませんが、上陸せずに東に大きくカーブしてくれることを期待しています。

 

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2019年9月10日 (火)

台風一過ですが

台風15号は伊豆の東沖から相模湾に入り、その後千葉市付近に上陸して関東地方を中心に大きな爪痕を残しました。今日時点でまだ、60万戸近くが停電しており、復旧の目途はついていません。我が浜松市も、昨年の台風では市内の多くで数日間の停電を経験し、信号が消えた交差点の怖さを身をもって体験しましたので、他人事とは思えません。また、鉄道が止まったままの成田空港では、到着した旅客が移動できず、一万人を超す人々が、そのまま空港で夜明かしする事態となっています。被害に遭われた方々にはお悔みとお見舞いを申し上げます。

昨日は9月9日、重陽の節句でしたが、空前の台風被害の報道一色で、この話題を見かけることはありませんでした。台風一過で青空が広がり、気温もぐんぐん上昇して真夏日手前までになり暑い一日となりましたが、今日も昨日と同じような気温が予想されており、いつになったら秋めくのかと、うんざりです。昔から暑さ、寒さも彼岸までと言われ、私も毎年この言葉を噛みしめていますが、今年ほど切実に感じたことはありません。

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2019年9月 8日 (日)

浜松の防潮堤の9割が完成間近

台風15号は、今夕関東周辺に接近、上陸すると予想されています。現在の中心気圧は960ヘクトパスカル、最大瞬間風速60メートルと、過去東京周辺に上陸した台風では最強の勢力となります。首都圏では大雨による大規模な水害が心配されていますが、大きな被害が出ないことを祈るばかりです。

さて、そのような中、今朝の中日新聞が、静岡県が建設を進めている遠州灘の防潮堤のおよそ9割が、今月末までに完成見込みと伝えています。浜松市の防潮堤は、東日本大震災の際の津波被害を受けて、地元の住宅会社が浜松市に寄付した300億円を原資に浜名湖の今切れ口から天竜川河口までの17.5Kmの市域全体をカバーする高さ13~15mの防潮堤を築いて津波被害を防ごうというものです。高さが一律でないのは、海底地形などで、地域における津波の想定高さが違うためで、工事に着手後、かさ上げすることが決まりましたが、中田島砂丘周辺では最大で14.9メートルの津波高さが予想されています。

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防潮堤のようすです。 (国土地理院の地理院地図の航空写真を加工)

写真は少し前のものなので、工事半ばとなっていますが、現在は築堤が終わった部分には植栽が行われています。東北地方では、コンクリートによる防潮堤に対する景観問題が起きていますが、浜松市の防潮堤は土砂とセメントを練り合わせたコアの部分に土砂を覆いかぶせ、外側の土砂の部分に松などを植えて景観を保持するとともに、防潮堤を補強する構造となっています。観光で有名な中田島砂丘を保護するため、砂丘の部分では海寄りではなく、松林に沿って築堤しており、環境保護に配慮しています。

この防潮堤が完成すれば、津波の被害を大幅に減らせるものと期待されており、今年度末に予定されている全区間の完成が待たれます。

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2019年9月 4日 (水)

台風が次々と発生

台風13号が北上をづけており、週末に先日大きな水害があった九州の西岸に接近する恐れが出ています。一方、中国の海南島の南には台風14号があって東に進んでいます。更に、日本のはるか南東の海上には、発達中の雨雲があり、今後台風に成長する可能性があると見られています。

現在は夏から秋へと季節が変わる最中ですが、上流の気流の変化から台風のコースが、九州北上後日本海を東進するタイプから、本州直撃タイプに移行して来ます。まだ先のことなので、現時点では何も判っていませんが、仮に南東海上の低気圧が台風になった場合、日本列島を直撃する可能性も考えられます。今年の210日は9月1日でしたが、210日、220日は災害の多い特異日です。カリブ海ではハリケーンが猛威を振るい、米国に接近していますが、我が国も台風シーズンに備えて大いに気を引き締め、防災・減災に当たって欲しいと思います。

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昨年の台風で破損した神社の屋根。最近になって、やっと工事用の足場が組まれました。

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2019年8月29日 (木)

九州でまたも豪雨災害

秋雨前線の停滞で九州地方に線状降水帯による大雨が降り、各地で浸水被害が発生しています。特に佐賀県では地形的な影響なのか、大規模な洪水が発生し、多くの家屋や車が浸水しました。走行中に車が水没して救助を求める通報がひっきりなしにあったとのことです。雨は一旦は止んで、地域によっては水が引いた所もあるようですが、未だに水に浸かったままの所も残っており、更なる降雨により被害が心配されます。今回の豪雨は事前に予想され、避難の注意喚起が行われていましたが、予想をはるかに超える速さと規模の水害になってしまいました。

近年、従来なかった大量の雨が降るようになり、これまでの経験が全く役に立たない災害が多く発生するようになっています。「ここに何十年もすんでいるが、こんな災害ははじめてだ」と言ったコメントを良く聞くようになりました。理由の一つに、温暖化による海水温の上昇が上げられていますが、従来なかった大量の水蒸気が供給されることで、大量の雨が長時間振り続けるようになったようです。温暖化や海水温の上昇は、今すぐにどうすることもできませんので、被害が少しでも予想される時には、早め早めに避難するしかありません。今回は、被災戸数の割に人的被害は多く出ませんでした。これまでの災害の教訓が生かされた結果と思いますが、油断大敵なので今後も防災行動に徹して欲しいと願って止みません。

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