マスコミの使命とは

英国人語学講師殺人事件で死体遺棄の容疑で逮捕された市橋容疑者の送検に際して、移送の取材を規制した千葉県警、行徳署の制止を無視したとしてTBS関係者が公務執行妨害容疑で逮捕されました。この件を含めて私はマスコミの姿勢はおかしいのではないかと思います。逮捕当日の移送時でも新幹線車内で通路をふさいで陣取ったり、到着した東京駅で構内を埋め尽くして容疑者周辺に群がって撮影したりして実況中継をしていましたが、一切必要ないと思います。

所轄外で容疑者を逮捕した場合、管轄の警察署に身柄を移送します。今回は世間の注目を集めた事件の容疑者でしたが、その移送の様子は別に一刻を争うものではありません。検察庁への身柄送致も法律に則って、逮捕後48時間以内に行うことが定められており、特段変わったことを行う訳ではありません。マスコミ、特にテレビ各社は移送の度に群がって撮影を行いますが、過度の視聴率競争の弊害としか思われません。

今マスコミに求められるのは、指名手配された容疑者の長期間の逃亡を許してしまったのは何故かと言うことを明らかにすることではないでしょうか。身元が明らかでない者の就労や整形手術が簡単に行われてしまっている現状の問題点の掘り起こしやその対策を提起することです。また、移動に公共交通を利用しながらこれまで補足出来なかった警察の警備態勢も問われなければなりません。今回は公開された写真が逮捕のきっかけとなりましたが、最近の手配写真やビデオ映像の公開もタイムリーに行われているとは言えません。確実に行動を把握出来ていて公開が捜査に支障をきたすのなら仕方ありませんが、相当日数が経ってから公開されても記憶が薄れてしまいます。

予定される行動について、資料を基にあらかじめ作られた報道原稿を予定稿と言いますが、これの映像入手に血眼になる姿勢が何とも愚かです。紙面、放送時間を割いてでも伝えなければならないもの、私たちが求めるのはそんなニュースなのです。TBSは当然ですが、全マスコミはもう一度報道の使命を思い起こすべきではないでしょうか。

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緊急地震速報に落とし穴

気象庁では大きな地震が起きた時、強い揺れよりもP波と呼ばれる地震波が先行することを利用して住民に知らせるサービスを始めました。先の岩手・宮城内陸地震では震源地近くでは間に合いませんでしたが、周辺の地域では揺れが到達する前に地震の発生を知らせることが出来、被害を最小限に抑えたと伝えられていました。

ところが昨日になって緊急速報をデジタル放送で伝えると機器内部の信号処理の為、2秒のタイムラグがあることが明らかにされました。これはデジタル放送の特性として当初からわかっていたとのことですが、2秒と言うのは大変微妙な時間です。何かをやり遂げるには少し短いように思いますが、大事を避けるには何かが出来る時間のようにも思えます。何にしても震源に近いほど被害は大きい訳ですから、2秒が有効に使えないのは困ったことです。

放送界では以前から緊急時にスイッチを自動的に入れて放送を伝えることが出来る緊急警報放送をアナログで実施していました。ラジオはともかくテレビは2011年にはアナログからデジタルに移行してしまいます。基本的には便利になるのですが、これでは生死がかかわる緊急時に困ってしまいます。そこで提案です。地デジテレビにはアナログラジオチューナーか緊急警報放送用ラジオチューナーを搭載することを義務付けてはどうでしょうか?昨今ではこの程度の機能はワンチップで作動可能ですし、単独のアイテムにするより大幅にコストダウン出来るはずです。

我国は地震から逃れることは出来ません。しかし地震に備えることは可能です。明らかになった弱点を一歩一歩克服すべきと考えますが如何でしょうか。

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食べ逃げはしないで

納豆が世間の荒波に揉まれています。元々伝統的で良質な大豆蛋白として米飯と合わせて食されてきましたが、最近になって様々な科学のメスが入り、サポニン、イソフラボン、オリゴ糖、ナットウキナーゼ等の成分の効能が次々と明らかになりました。例の番組で言われたような急速なダイエット効果だけはあまり期待出来ないのかもしれませんが、便通の改善などによって消化器官の健全化が図られ、少なからずダイエットの効果も期待できるのではないでしょうか。とは言っても食品ですから、薬剤のような劇的な効能というものは本来有り得ないと思いますが、食材のひとつとして有用な一品だと思いますので、せっかく食べ始めた人は騙されたなどと思わずに、どうか食べ続けて欲しいものです。

京都では今日も品切れで買うことが出来ませんでしたが、せっかく増産してくれた納豆業者が、消費者の手のひら返しで売れ残りの在庫の山に泣かされる事態だけは避けて欲しいものだと思います。

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夢について

先日メジャーリーグ入りを果たした松坂投手が入団の記者会見で「夢」という言葉は、かなわないことの比喩なので、好きな表現では無いと言った趣旨の発言をしていましたが、当ブログのタイトルに夢という言葉を使っている私としては強い違和感を覚えました。

プロフィールにも書いていますが、夢は私が青春時代に通いつめた喫茶店の名前です。オーナーの人柄からか、取材で当地を訪れた作家の新田次郎も立ち寄って、夢を織り込んだ一句を色紙に残していますが、そこに集った面々もそれぞれがかなえたいと願った夢を熱く語り合ったものでした。私にとって夢とは決して英文の仮定法過去で表される叶わぬ願望などではなく、いつかはかなえたいと思い続ける熱い情熱の事なのです。私はこれからも夢を持ち続け、夢を語っていきたいと思っています。

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電池の不思議

最近リチウムイオン電池の事故のニュースが目立ちます。以前から海外で純正品以外のバッテリーを使用した携帯電話が発熱するトラブルが伝えられていましたが、対岸の火事と気にしていませんでした。ところが今夏にはSONY製のバッテリーパックによるノートパソコンの発火事故が相次ぎ巨額の回収騒ぎに発展しました。

この騒動も沈静化したかと思ったら今度はドコモの携帯の破裂や発熱のトラブルです。バッテリーメーカーは三洋電機で、ニッカド電池等二次電池(充電式電池)では老舗です。SONYの事故では製造工程で発生したニッケルの金属粉が混入して急速充電方式と相まってショートを起こし発熱、発火事故を起こしたようです。三洋は製造工程で電極が変形したものが混入し、圧力が加わった時に絶縁体が破れてショートが発生したようです。

リチウムイオン電池はニッカド電池やニッケル水素電池で発生するメモリー効果が起きにくく継ぎ足し充電が可能、小型で大容量化が可能等の利点があり小型軽量が求められる電子機器に多く採用されていますが、基本的に取り扱いに注意を要する素材が使われており、充電時に発生するガスで容器が変形する危険性を持っているようです。三洋では高容量化する為に充電電圧を高く取り、これがガスの発生を促して容器の変形につながり電極のショートを起こし易くしている一面もあるようです。

リチウムイオン電池は充電時に精密な電圧コントロールが必要のようで、我々一般ユーザーは電池について専門知識を持ち合わせていないので、極力純正品以外の電池を使用せず、電池に外力や高温が加わるようなことは避けるのが賢明なようです。また、私はリチウムイオン電池を使用したら次に備える為に直ぐに充電して保存していましたが、フル充電に近いほど保存時に容量低下現象が進行してしまうようです。出来るだけ継ぎ足し充電せずに(ほんの少し使って充電しても一回は一回として寿命に影響してしまいます)使い切って、次に使用する直前に充電するのが長持ちさせるコツのようです。

電池は外から内部が見えませんが最先端の金属や化学の技術が満載されており、メーカーでも十分特性が把握できていない面もありそうなので、改めて取り扱いには細心の注意が必要であることを痛感しました。

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メーカーの責任

エレベーターの人身死亡事故が発生し、その後のメーカーの対応に批判の声が上がっています。重大事故の影にはその何倍もの軽い事故が隠れているのが通例ですが、今回もあきれるくらい出てきました。個々の事例に適切に対応していれば、そしてシステム全体の問題があったのであればリコールして対策を取っていれば今回の事故も防げたかも判りません。その意味でもメーカーの姿勢は残念ですし、他社製品への切り替え等の市場の手厳しい評価は当然です。また行政の資料請求要請に対し個人情報保護を理由に拒否したとのことですが勘違いも甚だしく、人命軽視と感じざるを得ません。

また今までこれだけの事故が発生していながら、メーカーを指導出来なかった国交省の責任も重大です。普通エレベーターの故障、事故というのは数年単位の極めて稀な事例のようですが、トラックの欠陥隠しの教訓が全く生かされておらず、全体の事故件数の把握が出来ていればもっと早い段階で異常事態に気がついたはずです。それとも知っていながら例によって放置されてしまったのでしょうか。事故の表面化以来も警察や自治体の動きは報じられていますが、国交省の主導的動きが感じられないのは何故なのでしょうか?耐震偽装の時のようにメーカー・保守点検業者の問題と矮小化して捉えているからなのでしょうか。

年式の古い暖房器具の死亡事故で、日本全部の家庭に点検回収を呼びかけているメーカーがあります。ここも最初は限定的に小手先の対策で収拾しようとして新たな事故を防ぐことが出来ませんでしたが、その後テレビCM等徹底した広報活動に転じました。一説には数百億円の費用を要したとのことですが、これは安全は何よりも優先すると言うメーカーの姿勢として評価できます。以前菓子や医薬品に毒物を混入させてメーカーを脅迫する事件が多発したことがありましたが、各社苦渋の決断で製品を回収して被害者の発生を防ぎました。一時的に業績の悪化はありましたが、消費者の支持を得て前にも増して業績を回復しています。メーカーにとって優先すべきは何なのかを見事に示してくれた事例です。

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トンでもない話

自衛隊が保有する艦対艦ミサイルをフォークリフトで運搬中に誤って落下したところ燃料漏れが発生し、場合によっては弾薬庫が爆発する危険があったとのことです。決められた手順が無視され手抜きの作業によって一基約2億円のミサイルが使用不能になってしまった訳です。しかもミスが露見しない為にウソの報告をしていたというのですから開いた口が塞がりません。

このミサイルはその改良型が開発中だったのですが製造メーカーのM重工が強度試験をごまかし、強度不足が明らかとなって開発が休止となっています。そもそも兵器であるミサイルがたかだか1m前後の高さから落下して破損するようでは元々の強度が十分だったのか疑わしい限りです。民生品である家庭電化製品は全て落下試験を実施して正常であることが求められています。国家の存亡を左右しかねない高額な兵器が簡単に壊れて良い筈がありません。

系列のM自動車が強度不足の部品により死者を出した事件がまだ記憶に新しい時にこのような事件が起きたことは日本の国防がいかにおざなりにされているかを象徴している事例と言えるでしょう。

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