2020年7月 7日 (火)

オリンパスがカメラ事業から撤退

かねてから危惧されていたことが現実となってしまいました。オリンパスはカメラ部門が赤字をの状態が続き、胃カメラなどの医療機器がこれを補う形となっていました。発表によれば、ファンドグループにカメラ事業を売却し医療機器分野に特化すると言うことですが、売却先がカメラ企業でなかったことが、更に失望を大きくしました。オリンパスの撤退の原因となった、カメラ市場の縮小を考えれば、今更他社の部門まで抱え込む余裕はないと言うのは、その通りですが、ファンドグループは利益を上げることが存在理由ですから、研究開発に十分な資金を投入するとは考えにくく、いずれ他国に転売することが懸念されます。

私はフィルム時代は主に他社のカメラを使っていましたが、デジタル時代になって、小型・軽量を生かした製品づくりのオリンパスを愛用するようになりました。コンパクトカメラを4台、一眼レフを2台、ミラーレスを3台使い続けて来ましたので、大きな衝撃を受けています。写真を撮るにはカメラが必要だった時代から、手軽にスマホで好きなだけ撮れる時代になったことで精密機械や高価なレンズが必ずしも必要とされなくなったことが大きかったと考えますが、小型・軽量と言う、日本人が好んできた分野を担って来た、オリンパスの挫折が残念です。

Xz1

| | コメント (0)

2019年1月28日 (月)

写真の取り出しに失敗

お詫びです。今日は閑人倶楽部の新年会の写真を掲載する予定でしたが、カメラからパソコンへの転送に失敗し、全ての写真が消えてしまい、紹介できなくなってしまいました。現在使っているパソコンも既に7年目に入っており、最近は調子が悪いこともしばしばありました。

今回は転送しようとしたところフリーズしてしまい、一旦終了してやり直そうとしたところ、その過程でカメラのデーターが消えてしまったようで、私も大ショックです。

Photo_3

ホテルの近くにある評判のコロッケ屋さんの前で撮ったものです。こちらはスマホで撮ったもので、無事に転送できました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年12月23日 (日)

スマホでの撮影は難しい

ガラケーからスマホに切り替えて、ほぼ2週間が経ちました。バッテリーの持ちは、今までよりも充電のタイミングを遅くして何とか4日間です。まだまだ、慣れないので毎日悪戦苦闘しています。

今朝、ワンコの散歩の途中、以前カワセミを見かけた用水路で、再びカワセミを見かけました。比較的近くに生えている枝に止まったので、慌ててスマホで撮影しようと設定をいじっている内に、いつの間にか飛び去ってしまい、今回も撮影はできませんでした。皆さん、当たり前のようにスマホで撮影していますが、やはり場数が物を言うのかも知れません。悔しいので、家に帰って身近にあるもので撮影の練習をして見ました。

Dsc_0007

お役目ごめんとなったガラケーです。通話はできなくなってしまいましたが、ワンセグは今まで通り受信できますので、防水のポケットテレビとして使っています。物撮りのせいか、今回はピントもしっかり合いました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年12月11日 (火)

スマホに移行しました

昨日のコメント欄にも書きましたが、昨夜からスマホに移行しました。元々ガラケーを所有していましたが、5年ほど前にWifi仕様の7インチタブレットのNEXUS7を購入してはまってしまいました。ところが、2年ほどで壊れてしまったのと、Wifi仕様の機種では外出先で使用するに別途モバイルルーターが必要で、使い勝手が悪いと感じていました。

そこで、フリーSIMタイプの5インチスマホを購入し、通話はガラケー、ネット接続はスマホで役割分担して、スマホには通話機能を付けませんでした。また通信業者はガラケーがAuで、スマホは大手キャリアから回線を借りて業務を行うMVNOのBIGLOBEです。BIGLOBEにしたのはNEXUS時代から利用していたのと料金が安いからです。

ところが、先日Auから2022年の3月でガラケー事業を終了するとの発表があり、まだまだガラケーを使い続けるつもりが、大きく予定が崩れてしまいました。と、言うのは現在のガラケーの機種が5年以上使い続けていて、そろそろ更新することを考えていたからです。折角更新しても、途中で携帯が使えなくなってしまうのは困りものです。そこで、思い切ってスマホに移行することにしたものです。

ガラケーに拘っていたのは、コンパクトで携帯に便利なことと、何と言っても利用料金が安かったことで、料金は無料通話付きで月額1400円ほど、通信用のスマホと合わせても2500円以下でした。スマホにすれば、これが一気に跳ね上がってしまいます。安い料金プランもあるにはあるのですが、通話料が別途発生するのがデメリットです。ところが、最近の利用実績を見ると、ほとんど通話の実績がないことが判りました。また、最近流行りのLINEを使えば無料通話が可能です。

そんなこともあって先週、ついにガラケーを解約して今まで使っていた番号をBIGLOBEのスマホに移し換えました。これがスムーズに行かなかったのは先日のブログに書いた通りですが、結局新しいスマホにしたら、全てがクリアになって晴れてスマホに移行できた次第です。

Photo

新しいスマホのトップ画面です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年12月 9日 (日)

スマホ移行が苦戦中

先日宣言した通り、ガラケーの契約を終了し、電話番号をスマホに移すMNPの手続きを実行しました。取敢えず、一旦ネット接続専門に使っている手持ちのスマホに、電話機能を持たせるつもりだったのですが、つまづいています。

手順としてはガラケーの契約を終了 → スマホのデーター用SIMを通話用SIMに変更 → スマホの設定を変更 → 移行が完了 の手筈でした。ところが、いくら設定の変更を実行しても通話が開始されません。通信会社、スマホのメーカーに問い合わせても不具合の原因が特定されません。そうこうしている内に、ガラケーの接続機能が打ち切られてしまい、通話機能がなくなってしまいました。

仕方がないので当初の計画通り、新たなスマホを手に入れて最初から設定をやり直すこととしました。スマホの入手に数日かかる見込みなので、その間は久方ぶりに携帯電話がない生活を送ることになりますが、目立った不都合が起きていないことに驚いてもいます。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2018年9月22日 (土)

ガラケーは私だけに

最近仲間内でも、ガラケーからスマホへの移行が進んでいますが、これまで頑なにスマホを持つのを拒み続けていたかみさんが、昨日突然にスマホを購入して来ました。

我が家の子供達は、既にスマホ持ちとなっていますので、残るの私一人なってしまいました。最も、通話の契約こそしていませんが、スマホそのものは2年半前から保有していましたので、保有率を言えば100%になったことになります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年8月24日 (金)

ニコンがフルサイズのミラーレス一眼カメラを発表

昨日、ニコンがフルサイズのミラーレス一眼2機種を9月に発売すると発表しました。画素数が4575万画素のZ7と2450万画素のZ6で、オープン価格ですがそれぞれ44万円、27万円前後の市場価格になると見られています。 ※Z6の発売予定は11月でした。

これまでレンズが交換できるカメラは、デジタル方式になっても一眼レフが主流でした。一眼レフと言うのはレンズを通った後の光を反射ミラーで反射させ、ファインダーで被写体をそのままの姿で見られることが大きな特長です。これとは別に撮影用のレンズとは別にファインダー用のレンズを通して被写体を見る、二眼レフがありましたが、大きくかさばるので一眼レフに人気が集中しました。

撮影時には反射ミラーを水平に跳ね上げてレンズからの光をフィルムや画像センサーに露光させますが、反射ミラーの分だけ奥行きが必要になるのと、ファインダーに像を結ばせるのにプリズムやミラーを必要とするため、どうしても大きくなる傾向がありました。

この欠点を改善したのがミラーレス一眼で、小型・軽量化が可能となり消費者から大きな支持を得るようになりました。しかし、初期の製品はオートフォーカスの精度や電子ファインダーの解像度などが一眼レフに比べて十分ではなかったので、キヤノン、ニコンの一眼レフ大手はミラーレス一眼の分野への参入には消極的で、むしろその短所を差別化することで自社製品の優秀さをPRする作戦を取ってきました。

しかし、カメラ市場の縮小が続く中、一眼レフの販売台数も減少の一途をたどる中、ミラーレス一眼は順調に販売台数を増やして来ました。特に、ソニーがフルサイズの一眼レフを発売し、それまで小型センサーを嫌っていた一眼レフユーザーがソニー製品に集中することになったことから、ニコンもフルサイズのミラーレス一眼に軸足を移さざるを得なくなったものと思われます。

カメラは乾板からフィルム、レンズシャッターから一眼レフへと時代によって進化を続けて来ました。一眼レフというシステムも一つの方式に過ぎませんので、より便利な方式が現れれば、取って変わられるのも仕方のないことです。カメラの歴史にとって、昨日は大きな転換点となる日になるかも知れません。

P5040234r18

ミラーレス一眼で撮影した、現存木造12天守の一つ、四国の丸亀城です。 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年5月10日 (木)

カシオがデジカメから撤退

カメラがスマホに押され、各社ともコンパクトカメラの売り上げが大幅に減少、ラインナップの縮小を余儀なくされていますが、昨日はカシオがデジカメからの撤退を明らかにしました。

カシオのカメラ部門の2017年度の売り上げは123億円、営業利益は49億円の赤字で、出荷台数は目標の64%に留まったと言うことです。カメラはキヤノン、ニコンの二大巨頭を除くと、どこも売り上げの減少に苦しんでいます。例えばオリンパスの場合は昨年度の売り上げが656億円と前年に比べて16%減少しました。ただし、ラインナップを見直したことなどから、営業利益は逆に21億円の赤字から5億円の黒字に転じています。

これはカシオがデジカメでカメラに新規参入し、いわゆる一眼カメラを持っていなかったのに対し、オリンパスはフィルム時代から一眼レフに参入し、ミラーレスカメラと言う新たな柱を持っていたからで、今回の出来事は、コンパクトカメラにとってはスマホといかに差別化するかの競争が大変厳しい戦いであることを示していると思われます。

P5040003r18

望遠レンズで撮った松山城。こういう写真はカメラでしか撮れません。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年3月12日 (月)

ミラーレス一眼カメラが一段と進歩

スマホのカメラ機能に押されて、カメラの販売台数が年々減少しています。特にコンデジと呼ばれる小型デジタルカメラの分野で著しく、以前は多くの機種が発売されていましたが、今では各社ともラインナップは数機種までに減ってしまいました。そのような中で販売を増やしているのがミラーレス一眼です。

一眼カメラはこれまでキヤノン、ニコンの2社が市場を二分する状況でしたが、大きく、重いといった製品特徴から、小型で軽量のミラーレス一眼が生まれ、年々販売台数を増やしています。このような市場の変化を無視できず、キヤノンは2012年にミラーレス一眼のMシリーズを発売しましたが、この年の一眼カメラ市場に占めるミラーレスの割合は金額ベースで17%でした。その後ミラーレスの販売が増え、2016年にはミラーレスの割合が29%と倍近くになり、あくまでも金額の上ですが3台に1台はミラーレスとなっています。

そのような中、キヤノンは一眼レフを主流と位置づけ、ミラーレスは傍流との位置づけで、Mシリーズも一眼レフのユーザー以外を取り込む戦略を取ってきました。ところが、ここに来て、ついにEOSシリーズの入門機であるKissにミラーレス機、EOS Kiss Mを3月23日に発売し、先行するオリンパスやソニー、パナソニックのシェアを一気に奪う戦略を取ってきました。

これまで先行するミラーレス各社は一眼レフに劣る点を改善しつつ、ミラーレス機の特長を訴えてシェアを広げて来ました。例えば初期のミラーレス機は電子ファインダーの解像力やオートフォーカスの精度で一眼レフにはかなわないとされていましたが、各社の努力の甲斐あって、一般ユーザーが通常の場面で使用する限り、明確な欠点が見当たらないところまで性能が向上しており、動画撮影機能ではミラーレス機の方が能力が高いとまで言われるようになっています。

P3110006r18

野鳥を撮影したものですが、鳥にピントが合わずバックの野草にピントが合っています。これまでは、ミラーレス機の泣き所とされていました。

P3110005r18

ところが、最近の機種ではしっかりピントが合うように改善されています。このように目的の被写体の前後に枝や野草があるとカメラが誤認識してそちらにピントが合いがちですが、技術の進歩は本当にすごいものです。

恐らくキヤノンは数年後には本格的なミラーレス一眼を市場に投入してくるだろうと思われますので、各社のシェア争いは一段と激化することが予想されますが、それは消費者にとってより良い商品が提供されることを意味しますので、今後の推移に注目したいと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年2月16日 (木)

ニコンが予定していたカメラの発売を中止

ニコンがカメラショーで発表し、当初昨年6月に発売を予定していた高級コンパクトデジカメ「DL」3機種の発売を中止すると13日に発表し、ファンの間に波紋が広がっています。ニコンDLは1型の撮像素子を使用した高級コンデジで、高画質の写真を撮りたいマニア層を狙った商品でしたが、発売直前になって画像処理用ICに不具合が見つかったとして発売を延期していました。その間、開発費がかさんだことや当初見込んだ販売数が見込めないと判断し、今回の発表となったものと思われます。予定価格は10万円前後と予想されていました。

スマートフォンの普及により、低価格帯のカメラの販売台数が大幅に落ち込んでいることから、各社は特色を持った製品に力を入れていますが、その一つが高級コンデジ路線です。通常1/2.3型の撮像素子を使うところに大型の撮像素子と大型のレンズを使って、高画質を実現するものですが、結果として高価格となります。一方で一眼レフはこうした高画質カメラの追撃を受けて、より高機能な商品と低価格の2極化が進んでいます。また、ミラーレス一眼もじわじわとシェアを増やして来ており、そうした中で高級コンデジが独自の地位を築くのは厳しい状況下にあったとも言えます。

Xz1

高級コンデジの先駆けとなったオリンパスのXZ-1です。1/1.63型のCCDを使い、当時としては画期的なF1.8の大型レンズを搭載し、ボディはマグネシウム合金製で一般的なコンデジとは明らかに一線を画したカメラでした。価格も入門用一眼レフがキットレンズ付きで5万円以下で買えるところ、破格の5万9800円程でした。

Xz

XZ-1は胸ポケットに入る高級機との触れ込みでしたので、ファインダーはありませんでしたが、別売りの電子ファインダーを付けると明るい所でも難なく撮影することができるようになります。

Xz1_2

XZ-1は2011年2月の発売でしたので、あれから6年が経っていますが今でも少しも色褪せるところはありません。今回のニコンDLの発売中止は大変残念ですが、使い捨てでなく末永く愛用できるカメラが、これからも世に出続けることを望みたいと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧