2019年8月 8日 (木)

南ア茶臼岳 衣食住編

このシリーズも今回がファイナルです。今更ながらですが、タイトルの茶臼岳に南アと付けているのは、那須にある茶臼岳と区別するためです。私にとって茶臼岳と言えば南アルプスのそれに決まっていますが、関東圏の人には那須の茶臼岳の認知度が高いようです。

さて本題です。登山では、スタート地点と頂上では大きく気温が違う場合があります。この季節は日中はそれほどでもありませんが、朝方はかなり低くなったりするので、衣類の選定は重要です。登っている時はほぼ20℃でしたので、ずっとTシャツで通しました。日が落ちると流石に気温が下がりますので、長袖のシャツを羽織り、更に夜中には9℃まで下がりましたので、薄手のダウンジャケットを着込みました。下山して林道歩きの時は35℃もありましたので、一日の気温差は26℃もあったことになります。

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頂上までダウンを着て行きましたが、流石に暑くなってファスナーは開けています。

茶臼岳には全部で三つの山小屋がありますが、一つの山で三つも山小屋があるのはあまり例がありません。例えば赤石岳の場合でも、中腹にある赤石小屋と赤石頂上小屋の二つしかありません。山小屋は通常水場の近くに建てられますので、それだけ茶臼岳が水が豊富だと言うことなのかも知れません。

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一番下にあるウソッコ沢小屋。かつては管理人がいる有料小屋でしたが、現在は無料開放されています。現在引水はありませんが、冬季や雨天などの休息に利用されています。

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次にあるのが横窪沢小屋です。ここは、営業期間中は管理人が常駐しており、二食付きで宿泊が可能です。ここから登りが一段ときつくなるので、ここで初日の行動を打ち切る登山者もいます。地元、井川のおいしいお茶を無料で接待してくれるのはうれしい限りです。

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稜線直下にある茶臼小屋です。沢沿いにあるので、冬季にはかなりの深さで雪に埋もれます。冬季は無人で、無料開放されていますが、出入口が雪に埋もれ、スコップで掘り起こして入ったりもしましたが、強烈な寒さから守ってくれ、頼りになる山小屋です。

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今回は二日とも朝早くからの行動でしたので、私には珍しく朝食を摂らずに行動しました。初日は休憩のたびに少しずつ食べましたが、二日目はテントに帰着してからの朝食でした。

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朝食のメニューは、アルファ米とフリーズドライの味噌汁、レトルトのサバの煮つけでした。以前はサバやイワシの缶詰を良く利用していましたが、空き缶の処理が面倒なので今回はレトルトタイプとなりました。これを食べて下山しましたが、ついでなので昼食用のフリーズドライの赤飯も一緒に作りました。乾燥系は、軽量なのと保存性が良いので本当に便利です。

 

 

 

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2019年8月 7日 (水)

南ア茶臼岳 稜線の風景編

何故山に登るのかと聞かれて、「そこに山があるから」と答えたのはイギリス人の登山家ジョージ・マロリー(1886~1924)と言われていますが、この言葉に触発されて登山を始めた人も少なくないのではないでしょうか。かく言う私の場合は、「頂上の風景が見たかったから」です。と言うことで、今回は山に登らなければ見られない風景を紹介します。

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朝の茶臼小屋周辺の風景です。撮影時間は午前4時46分ですが、既に多くのテントが撤収され、登山者が次々に出発して行きました。左下隅の黄色のテントが私のテントです。

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午前5時1分、南アルプスの赤石岳や聖岳などの主稜線と大井川を挟んで反対側に位置する山脈を白峰南嶺(しらねなんれい)と言いますが、その主要なピークの一つである布引山(ぬのびきやま、2584m)からの日の出です。

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朝日を浴びた茶臼岳のピークです。

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茶臼岳頂上です。時刻は午前5時17分、南アルプス南部の山々や中央アルプスや御岳山、雲海から頂上だけを覗かせた恵那山などが一望できました。今回の登山にはアマチュア無線のハンディ機を持参しましたので、頂上から発信したところ、直線距離で120Km離れた愛知県一宮市の局と430MHzで交信できました。直線距離150Km離れた千葉県の局も呼んで応答してもらったのですが、どうしてもこちらのコールサインの最後の1文字が聴き取ってもらえず、残念ながら交信は不成立でした。前日夕方には同じく150Km離れた埼玉県久喜市の局も明瞭に聞こえていましたので、条件さえ整えば、交信できるものと思われます。

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茶臼岳以南の山々です。左隅最上部が光岳(2591m)です。2000m級の山がいくつも連なっていますので、これらが障壁となって市街地を見ることはできません。

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満水の水を蓄えた畑薙第一ダム。ここがスタート地点です。頂上から畑薙第一ダムを見た記憶がないので、今回初めて見たのかも知れません。

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主稜線から見た聖岳方面。向かって右側が上河内岳、左側が聖岳です。聖岳の奥に赤石岳(左側)、悪沢岳(右側)も見えています。

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右側が聖岳、中央の三角形が中盛丸山(なかもりまるやま、2738m)左側が兎岳(うさぎだけ、2799m)です。

早起きしたお陰で、無風快晴、雲一つない景色を満喫できました。

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2019年8月 6日 (火)

南ア茶臼岳 雲上の妖精編

  茶臼岳は最南の3000m峰である聖岳(ひじりだけ)の更に南側に位置していますので、降雪量は少なめです。そのためか、沢の源頭部にある茶臼小屋周辺では高山植物が見られますが、稜線から頂上にかけては、花を付けるような植物は多くありません。それでも苦労して登って来ると、登山者を慰めるかのように咲いている花々が、まるで妖精のように思えます。

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横窪沢小屋の上で見かけた変わったキノコ。猛毒のカエンダケかと思いましたが、調べたら良く似た種類のベニナギナタダケだったようです。

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茶臼岳のウソッコ沢コースは急坂の連続ですが、それでもいつしか木々の丈が短くなって、稜線が近いことが判るようになります。やがて黄色のマルバダケブキが見えるようになると、茶臼小屋はすぐそこです。

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ハクサンフウロは群落を作り、他の山ではもっと大きな花を付けるのですが、ここではあまり条件が合わないのか、ひっそりと咲いています。

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ミヤマキンポウゲです。高山植物には黄色の花が多いような気がします。

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こちらも黄色のシナノキンバイです。変わった名前ですが、由来は信濃金杯で、信濃の山に咲く金盃のような花からだそうです。

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シナノキンバイの群落。写真をクリックすると拡大されますが、残念ながら株の数が限定的なので、黄色い絨毯のようには見えません。

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黄色い花が多い中で、存在感を誇示していたミヤマミミナグサです。

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稜線のハイマツに囲まれて咲いていたシャクナゲです。本来は初夏の花ですが、遅咲きで存在感を示していました。

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頂上直下に咲いていたタカネバラです。朝日を浴びて一層赤さが引き立っていました。

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2019年8月 4日 (日)

無事に下山

2時過ぎに登山口の沼平駐車場に帰着、6時前に帰宅しました。今回のコースは、過去12回ほど登っていますが、最後に登って以来16年のブランクがあるので、正直不安だらけでした。もし途中でコースタイム通り歩けなかったら、計画を中止するつもりでしたが、案の定最後はヨレヨレになってしまい、予定時間から1時間ほど遅れてしまいました。

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茶臼小屋直下に咲いていた花々。

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夕方、一時雷鳴がとどろきましたが、日が落ちるとともに空は快晴。試しに茶臼小屋を撮ってみたら、木星や火星などが写っていました。

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今朝の富士山です。

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朝の主稜線です。右手が上河内岳、左側が聖岳です。

時間がないので、今日はここまでです。

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2019年8月 3日 (土)

夏山登山中!

梅雨明けが長引いてしまったので、2週間遅れとなりましたが、南アルプスの茶臼岳(2604m)に登山中です。茶臼岳は標高はそれほど高くありませんが、スタート地点が940m程なので、標高差としては1600mあまりを登ることになります。これを北アルプスに当てはめれば、標高1500mの上高地の河童橋から3090mの前穂高岳を登るのと同じ標高差になりますからバカになりません。これまでに10回以上登っていますが、最後に登ったのが2003年なので、久方振りのチャレンジです。登山口から頂上までは通常6~7時間ほどかかりますが、若い頃は無茶をして何回か日帰りで登ったこともありました。でも、もういい歳なので体力の低下が懸念され、果たして無事に登頂できるかが心配です。

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イザルガ岳方面からの茶臼岳です。初めて登った南アルプスが、茶臼岳でしたので私の登山の原点とも言える山です。かつては、それほど登山者の姿を見かけることはありませんでしたが、100名山ブームと共にこの山域も随分と登山者の数が増えました。時代と共に、登山のスタイルも変わって来ていますが、果たしてどのような登山となりますか、とにかく頑張ります。

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2019年3月27日 (水)

今年も紫の妖精に会いに

毎年この季節になると、近くのカタクリ山を訪れています。もうかれこれ10年ほどの春の儀式です。カタクリ山は標高300m程の低山なので、いつもワンコを連れて行きますが、ワンコも今年の夏で15歳になるので運動機能の衰えは否めません。恐らく、これが最後のカタクリ山訪問となると思われましたので、ひときわ感慨深い山歩きとなりました。

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ここに来て、桜の開花も足踏みを続けていますので心配していましたが、ちょうど見頃となっていました。

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平日なので、ゆっくり花を見ることができると思っていましたが、なんと休日と変わらない賑わいでした。

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今年は、少し花が少ないような気がしました。

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白花のカタクリも健在でした。

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登る時はちょっとバテ気味で、果たして頂上まで辿り着けるかと危惧しましたが、何とか歩き通し、下りでは以前のようにグイグイと引っ張って歩きました。

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駐車場の八重桜も見頃を迎えていました。

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2019年2月27日 (水)

平日スキー

現在の勤務先は、休みが土日と水日で一週間毎に交代します。今日は休みの日でしたので、一年ぶりにスキーに行って来ました。目的地は長野県南部にある木曽福島スキー場です。リフトの一日券は通常4200円ですが平日なら3200円に、さらに50歳以上なら2500円となりますが、300円を追加すると1000円の食事券付くので実質1800円となって大変お得です。朝4時に家を出て、8時30分頃に現地に到着しました。今日は雲が多く、雪面は固く締まっていました。

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ゲレンデの途中から御岳山を望むことができます。当初は雲の中でしたが、次第に雲が取れて雄姿を撮ることができました。

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今年は暖冬でしたが、やはり標高が高いだけあって積雪は豊富のようです。

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撮り終えてカメラをザックにしまったところ、頂上付近に噴煙が上がりました。慌てて撮ったのがこちらの写真です。コントラストを高めるために、画像処理をしています。

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2019年2月10日 (日)

湖西連峰に低山ハイク

正月に山に登って以来山に行ってなかったことと、今年の夢である山の上からの交信をしたくて、手軽に登れる湖西連峰に行って来ました。湖西連峰は浜名湖西岸に南北に連なる低山で、手軽に登れることから四季を通じて良く登られています。稜線からは浜名湖を眼下に見ることができます。

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登ったのは湖西市知波田にある知波田廃寺跡で、標高370m程の稜線の東側にあります。背後に稜線があるので風が遮られ、休憩地には最適です。正面に見えるビルは浜松駅前に建つランドマークのアクトタワーです。

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お供はワンコです。途中ちょっとバランスを崩す場面もありましたが、この程度の山歩きはまだまだ大丈夫のようです。

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テーブルに丁度良い切り株があったので、その上でお湯を沸かしました。風がないのが大変助かります。

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持参した15年選手の無線機。故障もなく良く働いてくれます。本体に付属していたリチウムイオンバッテリーは流石に容量がダウンしているので、先日サードパーテイのROWA JAPANのバッテリーに入れ替えましたが、しっかり働いてくれました。

これだけ見通しが良いので、さぞ多くの局と交信できると期待していましたが、日曜日の昼過ぎなのに、電波を出している局は少なく、12Km離れた尉ケ峰(じょうがみね)山頂の1局と交信できただけでした。

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2019年1月16日 (水)

コッフェルで炊飯してみました

最近はパックご飯や、アルファ米の品質が向上したので、アウトドアで炊飯をする機会がめっきり減ってしまいました。今週はカミさんが旅行で不在なので、遊び気分もあってコッフェルで炊飯をしてみました。

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使ったのはこちら。縦長の0.8Lの一人用のものです。これまでお湯を沸かしたり、ラーメンを作った程度で、炊飯に使ったのは初めてです。お米の分量は1合です。

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多めの水加減と、吹きこぼれを心配して火力を抑え気味にしましたが、どうやら何とか炊けました。早速食べてみましたが、やはりもう少し火加減を強め目にしたほうが良かったようです。

久し振りに炊飯器に頼らずに炊飯をしましたが、何とか口に入れられる仕上がりでホットしました。

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2019年1月 5日 (土)

ザックが壊れた!

3、4日と二年振りにテント泊の登山をしましたが、実は登山中に胆を冷やす事態がありました。それは、-7℃の中でテントを張り、シュラフを取り出してベルトを締めようとプラスチックの留め具を嵌めたところ、おかしな手ごたえがしました。あれ、何だろうと思ってよく見ると、びっくり仰天、留め具が割れていました。壊れたのは2気室になっているザックの、下側の収納部分をベルトで固定する部分です。40年以上登山をしていますが、留め具が壊れたのは初めてです。

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左右とも割れていました。

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こちらが元々の形状です。プラスチックの弾性を利用して、先端の突起を相手側の溝にはめるのですが、根元から折れてしまったのです。

このザックは20年以上前に購入したものなので、寿命と言ってしまえば、それまでですが、同様の留め具は他の部分にも使われており、それ以外の箇所では問題はなかったのです。それよりも何より、もし、他の留め具が壊れてしまえば、ザックを背負うことができなくなってしまうので、山を降りることができなくなってしまいます。色々と考えた末、取敢えず明日の出発時まで、他の留め具には触らないことにしました。それは、もしかしたら低温によって弾性が低下して、強度が落ちた結果かも知れないと思ったからです。

で、翌日になって恐る恐るザックのベルトを止めてみると、何事もなくパチンと止まりました。これは、幸いと先を急いで下山しました。結果的に、他の留め具は途中で壊れることはなく、無事に下山することができました。結局、経年劣化による強度低下なのか、それとも低温の影響によるものなのか、はたまた両方の要因が重なったのか今もって原因は判りませんが、一定の年数を経た道具は、壊れることがあるかもと、想定しておくことが大切だと学びました。

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