H-ⅡB打ち上げ成功

来年に予定されるスペースシャトルの退役後、国際宇宙ステーションISSへの物資補給が期待されるHTV技術実証機を搭載したH-ⅡB試験機(1号機)が本日午前2時1分種子島宇宙センターから打ち上げられ、HTVを予定軌道に投入することに成功しました。H-ⅡBロケットは従来のH-ⅡAに使われているメインエンジンLE-7Aを2機搭載して打ち上げ能力をアップしたもので、HTVの満載質量16.5トンをISSの軌道に打ち上げることが出来ます。海外のロケットでは推力アップの手段としてエンジンを束ねて使用する手法は既に一般化していますが、我が国では初のロケットとなり、問題となる技術的要素はないものの実際に打ち上げられるまでは安心できませんでした。

またHTVは物資を積載する補給キャリアと呼ばれる貨物室を二つ備えています。一つは1気圧に与圧されており、ISSから宇宙服なしで乗り込んで積み下ろしの作業をすることが出来るようになっています。今後これを改造して大気圏に再突入出来る構造にして、有人宇宙船にする構想が持ち上がっており、その推移が大いに期待されます。

今回の打ち上げ成功は、宇宙開発に対する過度な制約を押し付ける理不尽な政治的な圧力を受け続けた我が国の宇宙開発にとって見事な大輪の花を咲かせた正に快挙と言えるでしょう。また2003年11月29日のH-ⅡA6号機の打ち上げ失敗以来これで10回連続で打ち上げに成功、H-ⅡA初号機からでは16回中15回、93.8%と信頼性の高いことを実証しました。日本のロケットの更なる飛躍に期待したいと思います。

※我が家の梅の木に巣をかけたキジバトに無事2世が誕生した模様です。こちらも無事羽ばたいてくれることを祈っています。

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宇宙(そら)駆ける夢

韓国の科学技術衛星2号を搭載した初の自前ロケットKSLV-1はどうやら軌道投入に失敗した模様です。模様ですと言うのは、未だ衛星との間の通信が確立できず衛星そのものの軌道位置を当局が把握出来ていないからで、今の時代に考えられない事態で、ちょっとあきれてしまいました。我が国がソ連、米国、フランスについで人工衛星の打ち上げに成功したのは1970年2月でした。その後「おおすみ」と命名されたL-4Sロケットの4段目は打ち上げ後順調に飛行を続けましたが、その間グァム、ハワイ等の各地上局が衛星からのビーコン電波を受信し続け、サンチアゴ、ヨハネスブルグで受診された時に打ち上げ成功の祝電が寄せられたように記憶しています。

韓国当局は自力での衛星の把握が出来ず、米国NORDの観測データーに頼る方針のようですが、あれから40年も経っているのに衛星打ち上げ国の能力としてはちょっと考えられないレベルの低すぎる話です。そもそも衛星の切り離しはあらかじめプログラムされた慣性誘導装置によって行われるはずですが、設定高度306Kmに対して342Kmでは誤差が12%もあり、科学技術衛星打ち上げどころのレベルではありません。

※追記 その後失敗の原因について新たな発表がありました。それによれば韓国が開発した衛星のフェアリングの分離に失敗し、残った片側のフェアリングの重量によって衛星は軌道投入速度に達することが出来ず、地上に落下して消滅した模様とのことです。これまで発表の内容が二転三転しましたので、最終報告が出されるまでは中間報告的なものと考えた方が良さそうです。

韓国には南北間の戦争状態によって、ロケット開発が制限され続けた不幸な歴史がありますし、我が国も固体ロケットから液体ロケットへの転換に米国のデルタロケットの技術を導入し、国産のH-Ⅱにつなげるまで20年程費やしていますから、あまり功をあせらず地道に努力を続けて欲しいものです。

よその国のことはこれくらいにして、H-ⅡBの話題です。いよいよ来月9月11日にH-ⅡBの初号機となる試験機がHTV:宇宙ステーション補給機の技術実証機を搭載して種子島から打ち上げられます。HTVも23日には無事フェアリングに収められて順調に作業が進んでいるようです。これまで我が国の宇宙ロケットは各段すべて1基のエンジンしか搭載していませんでした。これに対してロシア、中国などはエンジンを束ねて使用するクラスター化によって大きな推力を得ていました。HTVは質量が10.5トン、ペイロード6トンもあるため、初めてメインエンジンLE-7を2基にすることによって打ち上げ能力を増加させたものです。H-ⅡAはいままで15回の打ち上げにおいてLE-7の不調による失敗は起きていません。(6号機は途中で指令破壊されましたが、SRB:個体ロケットブースターのノズル破損による信号ケーブル損傷によるものです) 搭載するLE-7も従来通り実機でそれぞれ燃焼試験を行っていますので、まず間違いは無かろうと思うのですが無事上がることを祈っています。

またHTVは直径4.4m、高さ11mで大型バス並みの大きさと言われていますが、アポロ宇宙船の指令・機械船のサイズが3.9m、11mでしたのでそれに肩を並べる大きさで、米・ロに大きく遅れをとった我が国の宇宙技術もやっとここまで辿り着いたかと感慨深いものがあります。近い将来スペースシャトルが老朽化によって退役してしまうと宇宙に大型設備を運べるのはHTVだけになってしまうので、その存在意義はますます大きなものとなってきます。

更に最近HTVを改造して有人宇宙船を作るプランも発表されていますが、政権の行方もあり、今のところこちらは大いなる夢と言ったところですか。

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本当に大丈夫?

先日ISS(国際宇宙ステーション)を構成するユニットとして我が国の実験棟「きぼう」が完成しました。これによって宇宙空間で行う各種実験が本格的に始動することになります。ISSにはスペースシャトルを始めとする各国の有人宇宙船、無人補給機が人員、物資を輸送しますが、我が国も6トンの大型機材や補給物資を搭載できるHTV(宇宙ステーション補給機)を開発中で、今年9月に技術実証機がこれも開発中のHーⅡB試験機によって打ち上げられる予定です。

ところで、お隣韓国では、今月30日に南部の羅老宇宙センターから科学技術衛星2号を搭載したKSLV-1ロケットを打ち上げる予定でした。KSLV-1は1段目がロシアが開発中のケロシンを燃料とする液体燃料ロケットAngara UMを購入したもの、2段目はロシアが設計し、韓国で製造した固体ロケットKSR-1を使用しています。ところが最近になってロシア国内で行う1段目の地上燃焼試験が7月27日以降になったとの理由で、突如打ち上げが中止になりましたが、これは実に???な話です。本来地上燃焼試験は組み立てられたエンジンが所定の作動をするか確認する機能試験で実機で行うのが普通です。打ち上げ実機は発射場で打ち上げ準備中だと言うのに、今頃同型エンジンの試験結果を待たなければならないと言うのは本末転倒な話です。

まあ韓国側としては1段目に関しては全てをロシア側に委ねていますので、言われるままに従うしかないのではありますが。この件で打ち上げは大丈夫かいなと思っていたら、もっと怖い話が伝わって来ました。噂話の類かも知れませんが、KSLV-1と地上との指令、通信には2.1GHz帯の電波を使用するようですが、何と3G携帯の使用周波数2GHzと干渉して混変調(混信)を起こす恐れがあり、そのため発射の前後各20分の間、近隣の携帯基地局を停波すると言うのです。一般論で言えば重要なコマンド信号は暗号化されているはずですし、周波数に100MHzものマージンがありますから、受信側が狭帯域化してアンテナの指向性を考慮すれば全く問題ないと思われるのですが。米国とのロケット協定によって射程の長いロケットの開発が制限されてきた経緯はあるのですが、土壇場になってこんな初歩的な問題が出てくるのでは、打ち上げ計画自体の信頼性を疑わせます。

ロケット打ち上げは他国領空通過を避けて行うのが国際ルールですが、そもそも、韓国(北朝鮮も)地理的に東側には日本列島があり、打ち上げ失敗のリスクのあるロケット打ち上げには不向きな国土です。こうした事情から今回は南方に打ち上げる極軌道として打ち上げます。計画通りであれば領空の範囲である高度100Km以上で我が国領空を通過するのですが、もし不調があれば指令破壊しなければなりません。ロケット先進国となって最近ではあまりありませんが、H-ⅡAやM-Ⅴの打ち上げでは不具合によって指令爆破を行いました。もし予期せぬ高度で爆破した場合、我が国領海に残骸が落下しないとは言えません。当局は功をあせらず、慎重の上にも慎重な打ち上げを望みたいと思います。

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宇宙ビジネス戦争激戦中

インドが合成開口レーダーを持つ偵察衛星「RISAT-2」を国産ロケットPSLV-c12を使って打ち上げました。インドは宇宙開発に積極的で既に月探査衛星の打ち上げにも成功していますが、面白いのは「RISAT-2」が自国製ではなくイスラエル製であるということです。観測衛星レベルであれば自国開発が可能なのでしょうが、偵察用途となると米国と密接な関係にあるイスラエルに一日の長があるものでしょうが、購入額は2億ドルと言われ決して安い買い物ではありません。

実はインドとイスラエルは協力関係にあり、2008年1月にはイスラエルの偵察衛星をインドが打ち上げています。インドはカシミール紛争などで中国と対立関係にありますが、その中国にイスラエルは最新型の戦闘機の技術や早期警戒機のシステムを売却する関係にあります。敵の敵は味方と言われますが、この場合敵の味方でも味方と言ったところでしょうか。

一方、テポドンの発射で世界を騒がせている北朝鮮の隣国である韓国は軍事バランスの維持を重視した米国の締め付けによってこれまで大型ロケットの開発が厳しく制限されてきました。このため北朝鮮の軍事情報を収集するための偵察衛星KOMPSAT-2(2006年打ち上げ)もロシアに打ち上げを依頼せざるを得ませんでした。そして韓国もまた搭載用のカメラはイスラエルから購入したもので、価格は70億円と言われています。

韓国は経済の発展に伴い、衛星を利用した宇宙ビジネスへの参入や日本や中国への対抗心から宇宙開発に乗り出す方針を打ち出し、この7月には初めて自国から3段式ロケットKSLV-1を使って人工衛星(重量約150Kg)の打ち上げを予定しています。しかし現在の技術力の遅れはいかんともしがたく、メインエンジンとなる1段目は2億ドル(196億円)出してロシアから購入しなければなりません。この打ち上げに要する費用は総額で約330億円とも言われています。韓国は次期偵察衛星KOMPSAT-3(重量約800Kg)を日本の三菱重工に委託しますが、この打ち上げ費用は日本の衛星との相乗りとなるため、格安価格で約30億円と言われていますから、これと比較すると随分と割高なミッションと言えます。しかもロケット技術はミサイルへの転用が可能なことや将来的には競争相手になりかねない韓国への技術移転を嫌われて次のステップとなるKSLV-2への供給は断られてしまっています。こうなるとロケット開発としては意味のある打ち上げになるのかはなはだ疑問となりますが、国策として動き出した以上、今さら後戻りは出来ないと言ったところでしょうか。

宇宙開発と言えば夢やロマンの世界と思いがちですが、現実には札束が飛び交う戦場さながらのビジネスの場であるようです。

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平和の幻想

イランが国産ロケットで人工衛星を打ち上げたと発表しました。昨年8月には試験衛星を打ち上げたと発表していましたが、米国は衛星軌道に乗っていないと否定していました。今回は否定していないことを見るとどうやら衛星軌道に乗ったのは間違いないようです。

世界で最初にロケットを実用化したのはナチスドイツが開発したロケット兵器V-2号です。若き天才フォンブラウンが主導して、ヨーロッパ大陸から英国に向けて弾道ミサイルを撃ち込むことに成功したのです。ドイツ降伏後は米露は競ってロケット技術者を自国に連れ帰りました。V-2号の技術を基にソ連は1957年に人類初の人工衛星スプートク1号を打ち上げました。ソ連に先を越された米国は翌58年に自国衛星の打ち上げに成功しています。その後フランスが65年、日本は70年に固体式のL4Sロケットによる芸術的ともいえる誘導方式によらない重力ターン方式で人工衛星「おおすみ」を打ち上げました。以後中国、英国、インド、イスラエルと続きますが我国を除いてすべて核保有国、そしてその運搬手段である弾道ミサイルの保有国です。

かつて北朝鮮が人工衛星を打ち上げたと発表した時(米国は否定)、衛星は民生目的で、程なく静止衛星を打ち上げると声明を出していましたが、今日に至るまでその事実は認められません。これらのことから衛星の打ち上げは民生利用である等とのコメントが全て詭弁であることが分かります。ロケット開発を進めるのは弾道ミサイルを手に入れたいからなのが明白です。自国による人工衛星、イコール弾道ミサイルというのが世界の常識です。平和利用などと言うのは国際世論を欺く方便に過ぎません。インドもかつて最初の核実験を土木工事目的の平和利用の為と弁明していましたが、その後核弾頭を開発して嘘であったことが自らの手で証明されています。

日本はロケット技術の平和利用に徹しているなどと自慢げに発言しても、世間から見たら変わり者としか映っていないのではないでしょうか。別に他国の例に倣う必要はありませんが、自らの姿勢をもって他国もそうであると判断するのは賢明なことではないようです。

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ロケット新時代

今月21日に温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」がH-ⅡAロケット15号機で打ち上げ予定です。H-ⅡAロケットは噴射ノズルの改良などによって、ここのところ順調に打ち上げ成功回数を更新していますが、今回順調に行けば安定度に磨きがかかることになります。先日は韓国の多目的衛星「アリラン3号」の打ち上げ受注が正式に発表されましたが、宇宙ビジネスを発展させるためには打ち上げ成功率の維持・向上が必須条件となりますので失敗は出来ません。無事な打ち上げを祈るのみです。

現在国際宇宙ステーションが建設中ですが、今まで物資や人員の輸送を担ってきたスペースシャトルが2010年には退役することになっています。この為新たな物資輸送ロケットが必要になり、HTV(宇宙ステーション補給機、重量16.5トン)を打ち上げる、H-ⅡAの発展型でメインエンジンLE-7Aを2基に増やしたH-ⅡBロケットが開発中で2009年度中の初打ち上げを目指しています。またH-ⅡBロケットは静止衛星を2機同時に打ち上げる能力があるため、打ち上げコストの低減にも寄与する見込みです。当初今夏の打ち上げ予定でしたが、具体的な日程は確定していません。こちらも無事に打ち上げて欲しいものです。 

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ただ今地球に帰還中

先日西の夜空に月、木星、金星が接近して見える機会がありました。科学が進歩して人類は月に降り立つことも出来るようになりましたが、地上から眺める時には特別な思いを抱かせる一番近い天体です。人類が月に降り立ったのは今からもう40年も前のことになります。米国が国家プロジェクトととして巨費と多くの人材を投入したアポロ計画の輝かしい成果でした。

アポロ計画は単なる宇宙飛行にとどまらず、その過程で生まれた多くのものがその後の人類の生活に役立っています。低公害車として期待されている電気自動車に搭載される燃料電池もそのひとつです。逆に言えば40年経ってやっと民生品に生かすことのできる程の高いレベルの技術を投入していたミッションだったとも言えるのかも知れません。そのアポロ宇宙船が月面に残した活動の痕跡を世界で初めて日本の月探査衛星かぐやのカメラが上空から捕らえたのは我が国の宇宙技術が世界の最先端レベルにあることの証明です。ロシアも米国に対抗して月面に無人探査機を着陸させ、岩石サンプルを持ち帰っていますが最近ではあまり科学分野への進出の姿勢は見られません。宇宙技術はそのまま軍事転用が可能で、衛星打ち上げは弾道ミサイルに必要な技術の取得に大いに利用されており、最近の中国の積極的な宇宙開発に宇宙の軍事利用の影を心配する声もあります。

さて、我が国の宇宙開発予算についてはいつもその少なさが他国の何分の一の予算と言われ続けていますが、少ない予算でも大きな成果を挙げています。その一つに小惑星イトカワに向け打ち上げられた探査衛星はやぶさがあります。イトカワは日本のロケットの黎明期をリードした糸川博士にちなんで名づけられた小惑星です。はやぶさは2003年5月に個体ロケットM-Ⅴロケットで打ち上げられた重さ510Kgの科学衛星です。惑星間を航行する為イオンエンジンを搭載し、地球の重力を利用したスイングバイで加速され2年半後の2005年11月に各種観測の後、無事イトカワに着陸し岩石サンプルを採取しました。地球からイトカワまでは電波でも10分を要する為、着陸は自律航法によって行われました。直径わずか300mほどの遠く離れた小惑星に探査衛星を着陸させる技術は絶賛に値します。

その後技術的なトラブルではやぶさとの通信が途絶してしまいましたが、関係者の懸命な努力により通信が回復、無事地球に向け帰還していることが確認されました。しかしトラブルの結果予定は大きく狂い、当初の予定よりも3年遅れて2010年6月に地球に到達する見込みです。この間のくだりは規模は全く違いますが、深刻な事故に見舞われたアポロ13号の地球への帰還に向けたドラマチックな出来事と相通じるものを感じてしまいます。最近人類のいない地球に長期間取り残されたロボットのアニメが評判を呼んでいますが、はやぶさも地球に向け宇宙空間を必死に帰還中です。頑張れ、はやぶさ!

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宇宙ビジネス花開くか

三菱重工が韓国の観測衛星「アリラン衛星3号」の打ち上げを受注することがほぼ決定したことが明らかになりました。2011年に予定されているHⅡ-Aロケットの衛星打ち上げに際してペイロードの余力を利用して格安で応札し、競合先のロシア・ドイツ連合に大きく差をつけたことが評価されたことによるものです。

我国の衛星打ち上げ用ロケットは能力・信頼性には定評がありますが、打ち上げ回数が少ない為にどうしてもコストが高く、外国企業との競争に勝てずに自国以外の衛星打ち上げを受注できませんでした。HⅡロケットの時代にはコスト削減が効を奏して受注に成功したこともありましたが、打ち上げに失敗しHⅡ-Aへ移行している間にキャンセルされ、衛星需要も減少してビジネス環境も厳しさを増していました。

「アリラン」衛星は観測衛星と呼ばれていますが、我国の情報収集衛星と同様事実上の偵察衛星で、その識別能力も近似していることからもしかしたら日韓の間に何らかの技術協力が存在するのかも知れません。しかし例えそうだとしても軍事機密の秘匿性から決して公表されることはないでしょう。韓国は独自の衛星打ち上げシステムの確立を目指していますが、我国のロケットの歴史を振り返ってみるとその道程はかなり厳しいものになる可能性があります。何かにつけて我国に対する反発心が強い韓国ですが、今回の判断は英断と言えるでしょう。この便乗打ち上げ方式は双方にとってメリットがあり、今後は他の国にも広がれば我国の打ち上げビジネスに大きく寄与することが期待されます。

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星空の値段

日中の暑さは相変わらずですが、朝晩は随分としのぎ易くなりました。大気が落ち着いてきたせいか、帰宅途中に夜空を見上げても心なしか星がクリアーに見える気がします。さて、ちょっと刺激的なタイトルをつけてしまいましたが、勿論夜空を眺めるのにはお金は必要ありません。しかしより沢山の星を見たり、月や惑星を大きな映像で見ようとすれば、天体望遠鏡が必要となります。

先日キャンプの夜に怪しげな一団を見かけました。集団で何かを囲んで一晩中活動を続けていました。夜が明け始めて正体が判りました。彼らは天体望遠鏡で天体を眺めていたのです。口径の大きさから結構な値段ではないかと値踏みをしたのですが、帰ってから調べると案の定です。望遠鏡はタカハシのBRC-250M、口径250mmの反射式と思われ、価格は約120万円です。また、赤道儀は同じくタカハシのEM-200USD3ではないかと思われ、価格は約40万円です。その他もろもろを合計するとワンセット170万円前後と乗用車が買えてしまう金額です。

星空を見るのにこれだけの金額を投じる人がいるわけですが、果たして常識外な金額なのでしょうか?あなたにとって星空はどれ位の価値があるのか、ちょっと胸算用してみるのも一興かも知れませんね。

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きぼうに希望

ISS(国際宇宙ステーション)に連結される我国の宇宙実験棟「きぼう」に野口宇宙飛行士を’09年11月から6ヶ月の予定で滞在させることが公表されました。但しスペースシャトルの運用が終わりを迎えようとしている為にロシアのソユーズ宇宙船での往復になる模様です。

ソユーズと言えば、先頃韓国初の女性宇宙飛行士が地上に帰還する際に機材トラブルで着陸地点が大きくずれた上、軟着陸できずに地上に激突した為に、重症を負ってしまい、予定した祝賀行事も中止されたとのことです。我国は予算事情から宇宙開発は科学衛星の打ち上げに絞ってきましたが、超大国の米国でさえ宇宙関連予算がままならない有様では、折角のISSの運用にも水を差しかねません。中国はロシアからの技術導入で有人宇宙船の運用能力を獲得しましたが、我国も有人宇宙船の開発に乗り出す時期に来ているのかも知れません。

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