2018年12月18日 (火)

札幌ガス爆発事故

一昨日、札幌市で重軽傷者43名を出すガス爆発事故がありました。一報では、居酒屋で発生とのことでしたので、調理場のガスもれによる事故ではと思われていましたが、意外な展開となりました。

実は、居酒屋は被害者で、火元は同じ建物に入居する不動産業のアパマンショップだったと言うのです。報道によれば、アパマンショップでは取り扱う物件の消臭目的で消臭スプレーを使用しており、大量に溜まったスプレー約120本のガスを抜き取る作業をし、ガス湯沸かし器に点火したところ爆発したと言うことです。爆発の威力はものすごく、居酒屋、アパマンショップが入居していた建物が跡形もなく倒壊してしまい、周辺の建物20棟と自動車26台が損傷しています。事故現場の映像を見ても、これで良くケガだけで済んだものだと思わずにはいられない惨状です。

過去にもヘアースプレーやカセットボンベによる爆発事故がありましたし、札幌市ではカセットボンベを使った爆破事件もありました。多くのガスボンベには高圧で噴射するために、LPGが使われており、「高温と火気に注意」の注意書きが赤字で記されています。アパマンショップの社員は日常的消臭スプレーを扱っていることから、ボンベの持つ危険性を忘れ、漫然と危険な屋内での作業をし続け、更には換気をしないまま湯沸かし器に点火するという最も避けなければいけない行為をしてしまいました。

カセットボンベは大変便利な機材ですが、中には可燃性のガスを使用したものがありますので、使用上の注意を守って安全に利用したいものです。

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登山の際にいつも持ち歩いている小型ガスバーナーです。これまで以上に安全に気を配って使いたいと思います。

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2018年12月 8日 (土)

海兵隊機墜落事故当日の捜索状況

今月6日午前1時40分頃、岩国基地所属の米軍海兵隊のF/A-18戦闘機とKC-130空中給油機が、高知沖で給油訓練中に接触事故を起こして双方共に墜落する事故が発生しました。米軍から救助要請を受けた自衛隊と海上保安庁は直ちに捜索を開始しましたが、トランプ大統領は、自国の在日米軍に対して捜索に対する謝辞を表明しましたが、我が国の自衛隊と海上保安庁の救助活動に対しては無視すると言う大変無礼な行動を取りました。

当日午前3時30分に災害派遣要請を受けた自衛隊は、直ちに捜索活動に入りましたが、一番最初に行動を起こしたのは空自浜松基地でした。派遣要請からおよそ30分後には航空救難隊のUH-60Jが離陸して現場海域に向かいましたが、空自浜松基地に所属する3機のUH-60J全てが出動する態勢を取りました。当日の空自、海自各基地からの出動状況を時系列別に地図上にプロットしてみました。

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X印が墜落地点、指示線の先が出動した基地です。(国土地理院の地理院地図を加工)

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UH-60J救難ヘリコプターです。

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U-125A救難機です。

出動した基地は次の通りです。空自浜松基地、空自芦屋基地、空自新田原基地、海自舞鶴基地、海自岩国基地、海自大村基地、海自小松島基地の7基地です。

救難隊の任務と言ってしまえばそれまでですが、同じ国防の任務に就いている仲間として、危険な夜間の出動をした自衛隊の隊員には正直頭が下がります。一方で、このような危険を顧みない献身的な活動に対して、未だに一片の謝辞を示さないトランプ大統領に対して強い憤りを覚えます。

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2018年12月 7日 (金)

米軍海兵隊機が高知沖に墜落

昨日午前1時40分頃、米国海兵隊岩国基地所属のF/A-18戦闘機と空中給油機KC-130それぞれ1機が高知沖約100Kmの海上上空で給油訓練中に接触して墜落、乗員7名が行方不明となりました。

日本の海上保安庁や航空自衛隊、海上自衛隊が周辺海域を捜索しF/A-18の乗員2名を救助しましたが、後から救助された1名の死亡が発表されました。一方のKC-130の乗員5名は発見されていません。F/A-18には脱出装置がありますが、KC-130にはそのような設備はありません。

空中給油はKC-130は機体後部から給油用のホースを繰り出し、後方から給油を受ける航空機が近づいて機体にホースをセットして行いますが、ホースの長さは10mほどしかない上、400Km以上の速度で飛行していますので、お互いの息が合わないと衝突してしまいます。今回の事故がどのようにして起きたのか不明ですが、給油機側が墜落するのは大変珍しい事故のようです。事故原因を究明し、再発防止が望まれます。

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F/A-18ベースのEA-18G電子戦機です。

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2018年11月15日 (木)

前黒法師岳で遭難か

静岡県川根本町の前黒法師岳(1943.2m)に登った60歳の米国籍の男性が13日の夜になっても宿に戻らず、警察と消防などが行方を捜しています。男性は寸又峡の温泉に一泊し、13日の朝に前黒法師岳に登山すると伝えたまま、夜になっても戻らなかったことから警察に通報があったものです。14日の朝から警察と消防、地元の猟友会が40人体制で捜索を行いましたが、発見できませんでした。恐らくは道に迷って遭難したものと思われます。

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前黒法師岳のルート図です。  (出典:国土地理院 地理院地図を加工)

前黒法師岳は寸又峡にある日帰りできる中級山岳で、人気があって良く登られている沢口山よりも一回りスケールの大きな山です。過去何回か登ったことがありますが、ここ20年ほどは登っていませんので、最新の状況は把握できていませんが、それなりに登山道が付けられているので、特に危険だと言った印象はありません。

今朝の川根本町の最低気温は6.1℃ですが、山中は更に冷え込んでいると考えられます。幸い今日は雨の心配はないようなので、無事に救出されることを願うのみです。

ただ、この時期は落ち葉で登山道が覆われていることがありますので、急ぎ足で下ったり、暗くなって行動する際は注意が必要です。過去登った経験では地図上の矢印の部分がコースアウトする可能性が考えられる場所です。

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2018年9月29日 (土)

米国でF-35Bが墜落

現地時間の28日午前11時45分、サウスカロライナ州ビューフォートで海兵隊のF-35B戦闘機が墜落しました。パイロットは墜落前に座席ごと射出され、救助されて病院で検査を受けていると言うことです。

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着陸態勢のF-35B戦闘機です。 (出典:在日海兵隊ホームページ)

最新鋭のステルス戦闘機であるF-35は空軍仕様のA型、海兵隊仕様のB型、海軍仕様のC型と3種類のタイプがありますが、F-35としてこれまで墜落事故はありませんでした。残念ながら、航空機は飛行する限り事故は避けられません。現行機種のF/A18戦闘機はA型からD型が1480機、E型からF型が500機ほど製造されましたが、合わせて17回、20機が墜落しています。(事故件数と墜落機数が違うのは3件の空中衝突事故を含むため)

一方のF-35は現在までに280機ほどですが、これが初めての事故となりました。新型機は、予見出来なかった機体の不具合や訓練不足によって事故を起こすことが一般的です。近年は機体の状況のチェックや、操縦の補助をコンピューターが行うことで、従来よりも安全性が高まっていることが事故の軽減につながっているのではないかと考えられます。

最初の垂直離着陸機であるホーカーシドレー・ハリアーは281機製造されましたが操縦訓練で最初の4年間に、墜落により45名のパイロットが死亡しています。(ハリアーには訓練用の複座型があるので死者数イコール墜落機数ではない)

今回の事故原因については現在の所何も伝えられていませんが、墜落場所が陸上なので、機体を回収して調査することが可能です。この事故によって、他の機体について飛行停止の措置が取られていないことからも、機体構造に関する問題ではないように思われます。

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2018年8月15日 (水)

周防大島の不明男児を無事発見

12日から山口県周防大島で行方不明となっていた2歳の男児が、今朝無事に発見されました。発見されたのは滞在先の祖父の家から林道を500mほど登った山中の沢の中でした。付近は樹木が濃く、直射日光を遮っていたことや、沢には冷たい流水があって、気温の上昇が抑えられたり、水分を補給できたことが生還につながったのではないかと考えられます。

発見したのは大分県から来た78歳の男性で、本人によれば捜索開始からわずか20分で発見できたと言うことです。今回の件では連日大勢の警察官によって捜索が行われ、発見場所についても捜索が行われていたとのことですが、わずか2歳の幼児が身を隠すほどの俊敏性があるとも思えず、この点については疑問が残ります。

今回はたまたま外部の第三者によって奇跡的に発見されましたが、もしこの男性が現れなかったら、捜索の盲点となって最悪の事態に陥った可能性もありました。捜索ではドローンや警察犬も動員されましたが、結果的に効を奏しませんでした。見つかって良かった、良かったではなく、何故発見できなかったか、どうすればもっと早く発見できたのかを検証しなければなりません。

先日、米国では牧場に逃げ込んだ車泥棒が、牛に追われて逃げているのを赤外線カメラを搭載した警察のヘリが発見して逮捕する映像が報道されました。米国ではこのように、赤外線のカメラで上空から犯罪者を発見して逮捕する映像が良く報道されます。翻って我が国では、警察ヘリにこのような機材が搭載されていることを聞いたことがありません。大阪富田林の逃亡犯もまだ見つかっていませんが、こうした科学の目を導入する時期に来ているのではないでしょうか。

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2018年8月11日 (土)

墜落防災ヘリの救助が難航

昨日墜落した群馬県の防災ヘリの救助活動が難航しています。9名が乗り組んだ群馬県の防災ヘリ「はるな」は昨日午前10時頃に志賀高原の横手山付近の東斜面に墜落しました。午後になって航空自衛隊のUH-60Jによって2名が吊り上げられて病院に搬送されましたが、2名とも死亡が確認されました。

現場付近は天候が悪かったことから残りの7名と降下した隊員5名はそのまま山中に取り残されることとなりました。しかも隊員とは通信が確保されていないと信じられない事態です。御巣鷹の尾根に日航機が墜落し、当時は夜間に飛行できるヘリがなかったことから、翌朝を待って救助作業が行われ生存者を救出しましたが、もっと早く着手していればもっと多くの生存者を救出できたのではないかと言われています。

現在では夜間でも計器を頼りに飛行可能ですし、赤外線を使って要救助者を捜索することも可能です。二次遭難は絶対に避けるべきですが、隊員の行動をサポートする資材の投下はできたのではないかと考えます。今朝になって更に2名の死亡が確認されたとのことですが、現場の状況についての情報は全く流れてきません。

機体の破損状況から、事態はかなり厳しい状況であると推察されますが、救助隊員の現況も気になります。何にしてこの事故からは多くの問題点が明らかになりそうです。

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航空自衛隊のUH-60J救難ヘリコプターです。

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2018年8月10日 (金)

群馬県防災ヘリが墜落

本日午前、群馬県の防災ヘリ「はるな」(ベル412EP)が、長野県との県境に開発された新しい登山道の視察に乗員9名を乗せて現地に向かったところ、「現地に到着」の交信を最後に連絡が取れなくなりました。

現場付近を捜索したところ、午後3時過ぎに草津白根山東側の山中に墜落しているのが発見されました。機体の周辺で8名を発見し、内2名をヘリに収容して病院に搬送しましたが、二人とも死亡が確認されました。

このところ防災ヘリの墜落事故が相次いでいます。昨年3月には長野県の防災ヘリが、山岳救助訓練のために空港を離陸して間もなく鉢伏山の東斜面に墜落、乗員9名全員が死亡しています。また、2010年7月には、沢登りで遭難した登山客を救助するために出動した埼玉県の防災ヘリが立ち木に接触して墜落、乗員5名が死亡しています。2009年9月には北アルプスの奥穂高岳で病死した登山者の収容作業をしていた岐阜県の防災ヘリが岩場に接触して墜落、乗員3名が死亡する事故が起きています。

3件の事故に共通するのは、いずれの事故も山岳地帯で発生していると言うことです。山岳地帯は地形が複雑であるだけでなく、気流が不安定だったり、天候が急変しやすい特徴があります。今回の事故現場では、当時雲がかかっていたとの情報もあり、視界不良で地面に激突した可能性も考えられます。

いずれにしても、防災ヘリは天候の如何にかかわらず、要請があれば現場に向かうことになりますので、それだけ事故のリスクを抱えていることになります。要救助者を素早く収容するのは理想ですが、救助側が事故を起こしては本末転倒です。機体整備を含めて万全の態勢で臨んで欲しいものです。

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浜松市の消防ヘリ「はまかぜ」です。

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2018年7月19日 (木)

小1男児が熱射病で死亡

愛知県豊田市の小学校1年の男子児童が、校外学習で約1Km離れた公園まで徒歩で往復後体調の不良を訴え、救急車で病院に搬送されましたが回復せず、熱射病で死亡しました。

事故が起きた豊田市立梅坪小学校では1年生112人が校外学習として9時50分頃から11時30分頃にかけて公園を徒歩で往復しましたが、当日の最高気温は37.3℃、10時から11時にかけての気温は33℃とされています。ただし、これらは気象台が測定した測定器での気温なので、直射日光に照らされたアスファルト上など、実際の路上の温度は33℃よりもはるかに高い数字だったことは容易に想像されます。

当日の服装など詳細は不明ですが、保育園や幼稚園では帽子の後ろに直射を防ぐ保護布が付いた帽子を着用していますが、小学生の着用する帽子には保護布が付いていないのが一般的です。また、愛知県では、当日まで5日連続で高温注意情報が出されていたにも関わらず、救護用の伴走車も用意されておらず、学校側の熱中症に対する意識の甘さが、事故を招いた可能性が大きいものと思われます。

熱中症の場合、体力的に問題がない人でも連日高温下に曝されると、熱中症に対する抵抗力が低下すると言われています。今夏は特に暑い日が連続していますが、スポーツ指導者や学校運営者は正しく熱中症を理解して、このような不測の事態を防ぐ努力を十二分に果たしてもらいたいものです。

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2018年7月 8日 (日)

タイの洞窟から少年4人を救出

西日本の未曽有の大災害で人的被害が拡大していますが、同じように大雨で洞窟に閉じ込められていたタイの少年たちの内、現在までに4名が洞窟の外に救出されたと言うことです。現地では安全第一で救出策を検討していましたが、今後再び大雨が予想され、水位が上昇する危険あることや、排水作業によって洞内の水位が下がったこともあって、救出作業に着手した模様です。

当初、避難場所からは、水面下のかなり狭い部分を通過しなければならず、リスクが高いとされていましたが、水位の低下によって難易度が下がったのか、もしくはルート工作によって問題部分を拡幅したのではないかと推測しますが、現時点では詳しいことは判っていません。

何にしても、先行した4人が無事洞外に出られたことで、残るメンバーについても、救出されるのは時間の問題ではないかと考えられますので、今回の遭難事故については、大きな山場を越えたのではないかと考えます。

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